Vol.6 経営哲学と視聴者へのメッセージ
―経営哲学と視聴者へのメッセージ―
【聞き手】
32年間、経営者としてやってこられた中で、経営哲学というようなものはおありですか?
【山本】
継続するということと、早く行動を起こすこと、この2点ですね。一番大事なのは、やると決めたことはやれると信じることです。これがスタートラインです。スタッフがそれをやってくれると我々は信じていますし。スタッフも我々が投げかけたことは間違いないと信じる。お互いが信じるということと、自分はできると信じるということ。これが基本ですね。あとは一度決めたことを必ずやりぬくということでしょうか。
【聞き手】
最後にメッセージをお願いします。
【山本】
周囲から見ると非常に奇妙な会社と思われるかもしれませんが、他の追随を許さないモノだけを考えるということ、使われた方に喜んでもらえるということ、この2点だけは絶対です。また、今はとりわけ医療分野に力を入れています。従来の西洋医学というのは、対症療法なのですが、我々は根本療法で体が自分で直そうとする力を引き出すためのものを開発してきました。
そのような根幹部分を確立して、次のステップに進みたいと思っています。いずれにしても、我々は隠し立てをせず、真っ向勝負を続けている会社です。例えば、特許を取っても、その内容を盗まれることは、あまり気にしていません。また次を考えればいいというスタンスです。日本にも、そういうユニークな会社があるということを、知っていただけ幸いですので、よろしくお願いします。
【聞き手】
ウェットスーツやスイムウェアの世界だけではなく、医療の分野でもトップシェアを取れるような会社になるよう、心から応援していきたいと思います。
本日はたくさんお話をお聞かせいただき、本当にありがとうございました。
【山本】
ありがとうございました。
経営者プロフィール
氏名 | 山本 富造 |
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役職 | 代表取締役社長 |
会社概要
社名 | 山本化学工業株式会社 |
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本社所在地 | 大阪府大阪市生野区中川5丁目13-11 |
設立 | 1964 |
業種分類 | その他 |
代表者名 | 山本 富造 |
従業員数 | 73 名 |
WEBサイト | http://www.yamamoto-bio.com/ |
事業概要 | 医療機器商品、特殊複合ゴム素材、ウェットスーツ素材、水着素材、練習用水着、バイオラバーの製造販売 |