株式会社カブク ~第4次産業革命来たる!ものづくりの民主化を目指すカブクの挑戦~

「世間よし」を突き詰める

株式会社カブク 代表取締役 稲田 雅彦 (2017年3月取材)

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―「世間よし」を突き詰める―

【稲田】

小学校・中学校は東大阪で育ちました。町工場が多いようなところで、普通の小学生・中学生時代を過ごしていました。やはり東大阪という土地柄もありますが、自分でものをつくったり、スポーツではサッカーや野球をしたりしていました。中学生時代などはバンドが流行った時代でもあったので、バンド活動をしていました。機材をつくったりギターをいじったり、自分でギターをつくって自分で弾くということをしていました。

いわゆるその地区のトップの公立高校に進学しまして、普通にいけば順調に大学に進むので、自分もそういう感じかなと思っていましたが、すごく音楽にはまっていたこともあって、海外の音大を目指そうと思い、海外向けの音大の勉強をしていました。それと並行して、バンドもロックやブルースからジャズまで、高度な音楽を奏でていました。「これで飯を食おうかな」というくらい、ライブハウスで演奏するなど、課外活動をずっと行っていました。音大に進もうと思っていたのですが、奨学金をとらないといけないくらい学費が高く、音大の奨学金が下りないということもわかり、非常に絶望した時期もありました。

しかし、「これはもう仕方ない」ということで、結構自分で機材をつくったり回路をつくったりというふうにものづくりをしていたので、エンジニアになるのは面白いと思い、そこから理転して、数Ⅲや数C、物理などを勉強して工学系に進学しました。理系に進学して電子工学やプログラミングをやり始めましたが、アーティスト活動もしまして、バンド活動からDJまで経験し、自分で機材も曲もなんでもつくってクラブで演奏するということ、(音楽活動に関わることの)全てをやりつつ、大学にも通っていました。多感だったのもあり、ありとあらゆることをやっていました。いわゆるメディアアート活動も行っていました。

メディアアートというのは、テクノロジーとアートを組み合わせて、今でいう“アートらしいこと”をするものです。すると当然、回路を自分でつくったりプログラミングをしたり、外側をデザインしたりなど、色々なことを考えてやるので、意外と学校の勉強も役立ちましたし、(逆に)役立たない(と思っていた)ことさえも必要だったりもしますので、色々なことをやって、色々な人と繋がって自分で新しいものをつくるということはとても面白いなと(思いました)。親戚は商人一家と言いますか、大阪の商人でもありますので、そういう血筋のようなものがあるのかもしれません。

関西には近江商人の言葉で「三方良し」という言葉ありまして、「自分良し」「相手良し」「世間良し」と、商売として自分に良いことはもちろんですが、相手にも世間にも良い商売をしようという教えがあります。ですので、自分のためだけに何かをするのではなく、事業をつくって社会に還元していきたいと思っていましたし、大学時代に読んだ司馬遼太郎などからも影響を受け、そういった繋がりもどんどんできていきました。

社長プロフィール

President's profile
氏名 稲田 雅彦
役職 代表取締役

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