日野自動車株式会社の会社概要と沿革

まずは、日野自動車の会社概要について説明していきます。

会社名日野自動車株式会社
本社所在地東京都日野市日野台3丁目1番地1
創業1910年(明治43年)8月1日
設立1942年(昭和17年)5月1日
代表取締役社長市橋 保彦
発行済株式数574,580,850株
資本金72,717百万円
事業内容トラック・バス、小型商用車・乗用車(トヨタ自動車(株)よりの受託車)、各種エンジン、補給部品等の製造
(日野自動車株式会社ホームページより引用)

日野自動車株式会社の沿革

続いて、以下は日野自動車の沿革です。

1910年(明治43年)東京瓦斯工業株式会社(当社の前身)設立

1913年(大正2年)
東京瓦斯電気工業株式会社と改称

1918年(大正7年)
我が国初の自動車生産を開始

1937年(昭和12年)
同社自動車部は自動車工業株式会社および共同国産自動車株式会社と合併し東京自動車工業株式会社を設立

1941年(昭和16年)
ヂーゼル自動車工業株式会社と改称

1942年(昭和17年)
同社の日野製造所は独立して日野重工業株式会社となり、軍用装軌車を生産開始

1946年(昭和21年)
民需転換を受け、大型ディーゼルトラック・バス(トレーラー型)およびディーゼルエンジンを生産開始。日野産業株式会社に改称

1948年(昭和23年)
日野ヂーゼル販売株式会社を設立(販売部門を独立)。日野ヂーゼル工業株式会社と改称

1949年(昭和24年)
東京証券取引所へ株式上場

1950年(昭和25年)
大型ディーゼルトラック・バス(単車型)を生産開始。我が国初のトロリー・バスを発売

1953年(昭和28年)
仏・ルノー公団との技術提携による乗用車「ルノー」を生産開始し、日野ルノー販売株式会社を設立、「ルノー」を発売。我が国初のセンターアンダフロアエンジン・バスを発売

1959年(昭和34年)
日野ヂーゼル販売株式会社は、日野ルノー販売株式会社を合併し日野自動車販売株式会社と改称。日野ヂーゼル工業株式会社は、日野自動車工業株式会社と改称

1961年(昭和36年)
自社開発の乗用車「日野コンテッサ900」を発売

1962年(昭和37年)
初の海外販売会社をタイに設立(現タイ日野販売)

1963年(昭和38年)
羽村工場(東京都)稼動開始

1964年(昭和39年)
我が国初の3.5トン積中型トラック「日野レンジャーKM」を発売。初の海外製造会社をタイに設立(現タイ日野製造)

1966年(昭和41年)
日野自動車工業株式会社並びに日野自動車販売株式会社はトヨタ自動車工業株式会社並びにトヨタ自動車販売株式会社(両社は1982年7月1日合併、現トヨタ自動車株式会社)と業務提携

1968年(昭和43年)
羽村工場構内に小型車専門工場完成(トヨタ・ハイラックス製造)

1971年(昭和46年)
日野自動車工業株式会社、デミング賞実施賞を受賞

1977年(昭和52年)
我が国初のスケルトンバスを発売

1980年(昭和55年)
新田工場(群馬県)稼働開始。中型トラックをフルモデルチェンジ、「風のレンジャー」シリーズを発売

1981年(昭和56年)
大型トラックをフルモデルチェンジ、「スーパードルフィン」シリーズを発売

1985年(昭和60年)
御前山テストコース(茨城県)稼働開始

1986年(昭和61年)
日高配車センターを開設

1988年(昭和63年)
「レンジャー」シリーズ国内販売台数50万台達成

1990年(平成2年)
大型観光バスをフルモデルチェンジ、「セレガ」シリーズを発売

1991年(平成3年)
世界初のディーゼル・電気ハイブリッド低公害システム「HIMR(ハイエムアール)」バスを発表。パリ・ダカールラリーに初出場(トラック部門)

1992年(平成4年)
大型トラックをフルモデルチェンジ、「スーパードルフィン プロフィア」シリーズを発売

1994年(平成6年)
新シンボルマーク制定

1995年(平成7年)
小型バスをフルモデルチェンジ、「リエッセ」シリーズ発売

1996年(平成8年)
日野自動車21世紀センターを開設(翌年、同センター内に日野オートプラザを開設)

1999年(平成11年)
トヨタ自動車株式会社との共同開発による新小型トラック「デュトロ」を製造・発売。日野自動車工業株式会社並びに日野自動車販売株式会社は合併し日野自動車株式会社と改称

2001年(平成13年)
第三者割当増資により、トヨタ自動車株式会社の子会社化

2003年(平成15年)
平成17年(新長期)排出ガス規制適合可能レベルの小型トラック・ハイブリッド車を発売

2004年(平成16年)
平成15年(新短期)排出ガス規制に適合した、中型トラック「日野レンジャーハイブリッド」を発表

2005年(平成17年)
ノンステップ大型路線ハイブリッドバス「日野ブルーリボンシティハイブリッド」を発表。平成17年(新長期)排出ガス規制に適合した、中型トラック「日野レンジャー」を発表。大型観光バスをフルモデルチェンジし、平成17年(新長期)排出ガス規制に適合した「日野セレガ」を発表。平成17年(新長期)排出ガス規制に適合した、大型トラック「日野プロフィア」を発表。お客様テクニカルセンターを開設

2006年(平成18年)
カナダで北米専用トラックの現地組み立てを開始(カナダ日野)。オーストラリアで初の小型トラックハイブリッドを販売開始

2007年(平成19年)
海外販売台数が国内販売台数を初めて上回る累計輸出台数100万台を達成。アメリカ ウェストバージニア工場稼動開始(米国日野製造)

2008年(平成20年)
コロンビア工場 稼動開始(日野コロンビア製造)。販売会社を設立し、ロシア市場に新規参入(日野ロシア)。大型観光バス「日野セレガハイブリッド」をフルモデルチェンジ

2009年(平成21年)
インドネシアで、小型トラック(日野デュトロ及びトヨタダイナ)の生産を追加(インドネシア日野製造)。メキシコ工場、生産開始(メキシコ日野製造)。中国の合弁会社「広汽日野」、生産開始。日野トラック・バス生産台数、累計300万台を達成

2010年(平成22年)
トヨタ、日野、東京都心~羽田空港間での燃料電池ハイブリッドバスの営業運行に車両提供。香港で初の小型トラックハイブリッドを販売開始

2011年(平成23年)
小型トラック「日野デュトロ」をフルモデルチェンジ

2012年(平成24年)
古河工場(茨城県)のノックダウン工場の稼動を開始。「日野ポンチョ 電気バス」実証運行開始

2013年(平成25年)
小型EVトラック実証運行開始。日野ハイブリッドトラック・バスの累計販売台数1万台突破

2014年(平成26年)
お客様テクニカルセンターでの運転講習会受講者が5万人を突破

2015年(平成27年)
モジュール化新商品をインドネシア、タイに導入

2016年(平成28年)
国内大中型トラック(普通トラック)販売シェア43年連続No.1達成(2015年度)。ハイブリッド車(HIMRバス)発売25周年
(日野自動車株式会社ホームページより引用)

■日野自動車の沿革の要点
日野自動車は、1910年(明治43年)に東京瓦斯工業株式会社を設立したところから始まりました。その後日野自動車は、1918年(大正7年)に我が国初の自動車生産を開始します。そして日野自動車は、1949年(昭和24年)に東京証券取引所へ株式上場し、勢いを増していきます。2016年(平成28年)に国内大中型トラック(普通トラック)の販売シェアが43年連続No.1を達成し、日野自動車は現在もますます拡大しています。

日野自動車株式会社の連結子会社

さらに、日野自動車は連結子会社と共に様々な事業を展開しています。 現在の日野自動車を支える連結子会社は、以下の通りです。

■福島製鋼(株)
日野自動車の連結子会社で、普通鋼鋳鋼品、特殊鋼鋳鋼品の製造などの事業を展開しています。

■理研鍛造(株)
日野自動車の連結子会社で、鍛造品、鍛造用金型の生産、販売、鍛造品加工、型関連技術サービスなどの事業を展開しています。

■(株)ソーシン
日野自動車の連結子会社で、エンジン部品の製造などの事業を展開しています。

■(株)武部鉄工所
日野自動車の連結子会社で、各種バス・トラック用シャーシー フレームの組立および部品製造などの事業を展開しています。

■(株)トランテックス
日野自動車の連結子会社で、各種トラックボデー、バス部品等の製造などの事業を展開しています。

■明友機工(株)
日野自動車の連結子会社で、車輌事業、農器事業などを展開しています。

■(株)日野エンジニアリングアネックス
日野自動車の連結子会社で、自動車のカスタマイズ作業などの事業を展開しています。

■(株)日野ロジスパック
日野自動車の連結子会社で、倉庫保管、物流に関するコンサルティング業務などの事業を展開しています。

■(株)日野ヒューテック
日野自動車の連結子会社で、エンジニアリング事業、サービス事業などを展開しています。

■日野テクニカルサービス(株)
日野自動車の連結子会社で、自動車技術資料制作、各種デザイン制作などの事業を展開しています。

■日野トレーディング(株)
日野自動車の連結子会社で、トラック・バス・乗用車用部品および用品の販売などの事業を展開しています。

■日野ユートラック&エンジニアリング(株)
日野自動車の連結子会社で、中古車の国内販売、中古部品の国内販売などの事業を展開しています。

■日野コンピューターシステム(株)
日野自動車の連結子会社で、システム開発事業、システム運用事業などの事業を展開しています。

■日野ハーモニー(株)
日野自動車の連結子会社で、清掃業務、名刺印刷業務などの事業を展開しています。

■埼玉鋳造工業(株)
日野自動車の連結子会社で、金属鋳造業などの事業を展開しています。

■(株)吉沢鉄工所
日野自動車の連結子会社で、鍛造品の製造販売などの事業を展開しています。

■(株)セリオ
日野自動車の連結子会社で、電動カート・電動車椅子の販売・レンタルなどの事業を展開しています。

■日車物流(株)
日野自動車の連結子会社で、特別仕様車両業務、部品加工業務などの事業を展開しています。

(日野自動車株式会社ホームページより参照)

このようにして連結子会社を一覧で見てみると、日野自動車がいかに幅広く事業を展開しているかがわかりますね!

人々の生活に必要不可欠な商用車を、製造し続けてきた日野自動車株式会社!

これまで紹介してきたように、日野自動車は日本初の自動車生産に乗り出し、商用車メーカーとして人々から愛されてきました。物流に必要不可欠なトラックは、この日野自動車が日本で初めて生産しました。1918年に自動車生産に乗り出してから、日野自動車はこれまで100年近く商用車の生産を続けてきました。「世界のHINO」としてグローバルに展開することを目指し、日野自動車は日々業務に取り組んでいます。これからも日野自動車の成長は留まることなく続くことでしょう。

日本初の商用車メーカーとして、人々の生活に貢献してきた日野自動車の今後の活躍に注目ですね!