株式会社八天堂 ~倒産寸前から復活!奇跡の『くりーむパン』誕生秘話~

“好き”を仕事にすることの是非

株式会社八天堂 代表取締役 森光 孝雅 (2017年4月取材)

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【聞き手】

それでは、本日は広島、三原という地からくりーむパンで全国を席巻し、世界を目指す株式会社八天堂、代表取締役、森光孝雅社長にお話を伺っていきたいと思います。それでは社長、よろしくお願いいたします。

【森光】

こちらこそ、よろしくお願いいたします。

―“好き”を仕事にすることの是非―

【聞き手】

生まれたときからご実家が商売をされていて、その中で将来お店を継ぐという意識はお持ちだったのですか?

【森光】

それが有難いことに、私は祖父母とともに過ごす時間が長く、祖父からお菓子作りの楽しさを結構聞くこともあって、小さい時にあんこを炊いたり、シュークリームの中にクリームを詰めたりということをして、非常に楽しかったんです。一番楽しかったのは少しこぼれたものを食べれるとかいうことでしたが。

【聞き手】

英才教育ですね。

【森光】

ええ。知らず知らずのうちにね。でも、これが役に立っていってるんだ、甘いもので笑顔をつくっているんだと言う言葉が、私の中に小さい頃から刻み込まれたというか。ですから子どもの頃から何かものづくりをしてみたい、食べ物に接してみたいなというのがありました。

【聞き手】

将来の夢は色々と出てくると思うのですがいかがでしたか?

【森光】

そうなんです。高校を卒業して大学に進学した後、途中で辞めるのですが、アルバイトばかりしているような学生時代でした。

【聞き手】

時代的にもそうでしたよね。

【森光】

ええ。時代的にもそうだったのですが、ただ、格好よく言えば1つの目的はありました。自分が何に向いているかとか何の仕事に就きたいかという具体的な夢、目標がなかったんです。ですから色々なアルバイト、色々な職業を経験して、一番何に向いているのかそこで手探りではないですが、掴みたかったという、そういう目的はありましたので、あの時代非常に良かったと思います。その中でモノづくり、特に食べ物をつくることを自分はやりたいと定まってきました。そこで自分の目標がはっきり定まってきたので、よし、これなら大学に行く意味もない。修行に飛び込んでいこうということで辞めて修行先に飛び込んでいったのを思い出します。

【聞き手】

方向性を見つけるのは難しいことだと思うのですが、決め手は何だったのでしょうか?

【森光】

一言でいえば、フィーリング。ここの会社は合うなとか、この人たちと一緒に仕事してみたいなと。もちろんそれはどういう業種かわかっていて面接受けるので、私はやはりフィーリング的なものはすごく大きいと思うんです。求められる社員、人というのは、やはり本気でやる姿というのはみなさん共通しています。必ずこういった方は伸びていきますし、その仕事が好きになっていきます。どこにいってもそういう方は求められます。ですから、本気でぶつかっていく上で、もちろん職種は選んでこられているはずです。ただ、具体的に大学でやってきたことがそのまま活きるというのはなかなかないですよね。そっちの方が少ないわけです。私は結構好きなことは趣味でやったほうが人生楽しいのではないかと思って、学生の皆さんにも話しているんです。好きなことは趣味でやったらどうかと。仕事というのは自分に何が回ってくるかわからなくて、好きなことばかりを選んでしまうとそうではないものが与えられた時に、自分で消化していくのがなかなか大変なんです。だからよくミスマッチということで辞めていかれるわけです。これは勿体ないですね。だから、最初から考え方というのは大切だと思います。自分で選んで決めた限りは、本気で頑張ってやっていたら大概のものは好きになっていくのではないかと、私自身もそう振り返って思うのです。

社長プロフィール

President's profile
氏名 森光 孝雅
役職 代表取締役

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