人材育成への想い
従業員が自主的に組織の活性化と向上を目指す風土が生まれたのは、「目指す会社の姿や仕事に対する想いを自ら社員に伝え、浸透させていった賜物」と語る黒川社長。きっかけはどのようなものだったのか。
黒川将大:
かつて急激に事業が拡大するなか、急増する従業員の気持ちと会社の想いが離れていってしまったときがありました。「会社を変えなくては」と感じた私は、自ら講師として毎月「ベーシックトレーニング」という研修を始めることにしました。
「お客様にいただくお金の価値」「自分たちがつくるべき人間関係」といったフュービックの理念を私の言葉で全社員に伝え、すべての従業員に同じカルチャーを根付かせ、同じ志を持って仕事に向き合う風土を創ろうと働きかけたのです。
この「ベーシックトレーニング」を実施したことで、従業員の団結を強固にし、あのリーマンショックをも乗り越える成長力を身につけることができたフュービック。
従業員が自ら仕事やサービスを通じてモチベーションを上げ、自己成長を促す仕組みが構築できたことは、他社にはない大きな強みだろう。
総括
「ストレッチを当たり前に受ける世界に」と願う黒川社長は、次世代への支援とマレーシア初進出という新たなる展開を『F1GP』で公表した。
ヘルスケアの重要性への認識は生活が豊かになるにつれて高まっていくものだからこそ、事業のグローバル化には特に大きな期待がかかり、様々な人材の活躍の場が増えそうだ。
従業員それぞれの意志による組織の活性化を実現し、「人の未来を大きくする」と掲げる会社のミッションを社内から達成できたフュービックなら、きっと更なる躍進を遂げてくれるのではないだろうか。
※本ページ内の情報は2019年12月時点のものです。