株式会社nobitel(旧株式会社フュービック) 二度の倒産危機から逆転!『Dr.ストレッチ』急成長の舞台裏 株式会社nobitel(旧株式会社フュービック) 代表取締役 黒川 将大  (2017年10月取材)

Vol.1 起業に辿り着いた意外な経緯

インタビュー内容

【ナレーター】

平均寿命が延びる中、少しでも健康で元気に人生を送りたいという多くの人々の願いに応えるように、近年、ボディケアなどのリラクゼーション業界への需要も高まっている。

そんな中、それまでの施術方法とは一線を画す、『ストレッチ』という新領域で新たなニーズをつくり上げ、同業他社との差別化に成功した企業がある。株式会社フュービックだ。

2010年にオープンしたストレッチ専門店『Dr.ストレッチ』は、国内110店舗を超える勢いで現在も拡大を続け、海外にも積極的に展開。トレーナー派遣アプリの開発や国内最大のテニス専門サイトの運営など、“健康”を軸に様々なサービスを提供している。

躍進を続けるその背景にある、巧みな出店戦略と独自の人材マネジメントに迫る。

―起業に辿り着いた意外な経緯―

【ナレーター】

1971年生まれ。東京都出身。物心がつき始めたころに両親が離婚し、男手一つで育てられた黒川は、自分はひねくれた性格だったと振り返る。

【黒川】

「何で俺ばかりこんな目に合うんだ」という思いがすごく強かったです。僕くらいの年齢だと、当時同じ学年で親が離婚をしていたり、片親だったりする子が少なかったので、非常に自分が特殊な存在だという意識が強くて、それが周囲にばれないようひた隠しにしていた記憶がすごく強いですね。だから、性格的にはものすごくネガティブでひねくれていて、常にイライラしていました。高校2年生くらいまでは、ただ友達といるのが楽しいといったくらいの感覚で毎日毎日だらだら生きていた感じです。

【ナレーター】

そんな時、偶然目の前で死と遭遇し、生と死について真剣に考えた結果、行き着いた先が起業だった。

【黒川】

「どうせ人間死ぬんだったら生きているうちに何かやらなければ」ということを漠然と思うようになりました。ですから、どちらかというと人の上に立ちたいというよりも、自分が、何ができるのか、何者か、ということを知りたいと思い、高校生の時に「これは起業しかない」と考えるようになりました。ですので、高校を卒業する時には起業することは決めていました。


経営者プロフィール

氏名 黒川 将大
役職 代表取締役

会社概要

社名 株式会社nobitel(旧株式会社フュービック)
本社所在地 東京都新宿区大京町22-1 グランファースト新宿御苑2階
設立 1993
業種分類 サービス業
代表者名 黒川 将大
従業員数 1658名
WEBサイト https://fubic.com/
事業概要 主に健康やスポーツにかかわる分野に特化しており、世界240店舗以上、業界トップシェアを誇るストレッチ専門店「Dr.stretch」、月間1000万PVを誇るテニスポータルサイト「tennis365.net」、リゾートホテル「THE SCENE」など幅広く運営。
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