ADKが大きく成長した歴史

少人数で創業したADKが、巨大企業に成長するまでの歴史をまとめると次のようになります。

創業期

 創業当時は「旭通信社」という社名で、社員わずか4名の広告会社でした。その4名がまさに「全員経営」で、今につながるADKの礎をつくりました。

先駆者としてのADK

ADKは大手の広告代理店に対抗するため、他社に先駆けて、様々な施策を行っています。たとえば、雑誌の広告に資料請求はがきを付けることを最初に始めたのはADK(旭通信社)です。他にも多種多様なアイデアを実現して、「雑誌のアサツー」と呼ばれる程だったといいます。

また、1963年には国産のテレビアニメの企画・制作を始めました。これはコンテンツビジネスの先駆けであり、その頃からADKは「アニメのアサツー」として知られる存在になりました。同社のアニメビジネスは「エイトマン」に始まり、1979年には「ドラえもん」のテレビアニメ化に携わるなど、安定した歩みを続けています。

さらにADKの創業者は、この時すでに世界に目を向けていました。日中国交正常化後、すぐに中国へと進出。80年代から90代年代にはヨーロッパとアジアに拠点を設立しました。

信用の構築

 1987年、ADKは広告業界で初となる東京証券取引所に新規上場を達成しました。これにより同社の信用度は更に向上。事業拡大と国際化に向けた投資を推進していく原動力になりました。

また、ADKはガバナンスの充実にも努めてきました。2012年には経営の透明性を図るため、3名の社外取締役を導入し、東京証券取引所の「企業行動表彰」を受けた実績もあります。

ADKの確立

 1998年、ADKは、世界最大の広告グループである英国のWPPグループと資本・業務提携を実施した後、1999年1月には第一企画株式会社と合併し、現在のADKが誕生。こうして広告代理店としての地位を確立させました。

現在、ADKが目指しているのは「コンシューマー・アクティベーション・カンパニー」、すなわち消費者の感情を動かし、行動を喚起することでクライアントの利益に貢献する会社です。この目標に向けて、従来の広告ビジネスの枠にとどまらない、幅広い手法での利益創出に積極的に挑戦しています。

こうした理念を掲げて前進を続けるADKは、単なる「広告代理店」を超えた、広告主の製品・サービスを売る技術を数多く有する「プロフェッショナル集団」だと言えるでしょう。

事業内容

 広告代理店であるADKは、主に媒体枠の買付や企画・キャンペーンの提案等を行っています。

また前述の通り、アニメーションコンテンツの制作にも携わっています。手掛けたものの中には「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」、「ONE PIECE」など、国民的アニメが数多く存在します。

ADKが目指しているもの

「コンシューマー・アクティベーション・カンパニー」をビジョンに掲げるADK。その目標は従来の「広告代理店」の枠にとどまることなく、広告などの手段を通じて人々の行動を喚起し、広告主の利益の創出に確実に貢献する存在へと進化することでした。
創業から60年以上に渡り、日本における広告業界のパイオニアとして進み続けてきたADK。今後もその挑戦的な姿勢を保ち続け、これからの新しい「広告」のカタチを生み出して行くことでしょう。

※本ページ内の情報は2017年7月時点のものです。