株式会社スターフライヤーの企業概要と沿革
スターフライヤーの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、スターフライヤーのおおよそのことはご理解いただけると思います。
株式会社スターフライヤーの基本情報
スターフライヤーの基本情報はこちらになります。
社名 | 株式会社スターフライヤー |
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本社所在地 | 福岡県北九州市小倉南区空港北町6番北九州空港スターフライヤー本社ビル |
設立年月日 | 2002(平成14)年12月17日 |
代表取締役社長 | 松石 禎己 |
株式公開 | 東証2部(証券コード:9206) |
資本金 | 1,250,027,000円 |
事業内容 | 定期旅客運送事業、不定期旅客運送事業、航空貨物運送事業
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スターフライヤーの現社長松石禎己氏は、長年ANAで働いてきましたが、平成17年に赤字を背負っていたソラシドエアでおなじみのスカイネットアジア航空へ出向し、その後副社長として黒字化に尽力した人物です。このスターフライヤーでも持ち前の明るさで、自ら空港でビジネスマンの靴磨きをするなど会社を変える取り組みを行い、黒字化に成功しています。
株式会社スターフライヤーの沿革
スターフライヤーの沿革はこちらになります。
2002年12月 | 航空運送事業への新規参入を目的として、兵庫県神戸市中央区に神戸航空株式会社を設立. (ライト兄弟フライヤー号初飛行から100年目) |
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2003年5月 | 商号を株式会社スターフライヤーに変更 |
2003年12月 | 本社を福岡県北九州市小倉南区(旧北九州空港)に移転、本店移転登記 |
2005年6月 | 本社を福岡県北九州市小倉北区に移転、本店移転登記 |
2005年8月 | 関東地区営業拠点として東京事務所を開設、支店登記 |
2005年12月 | エアバス社製A320型機(1号機)導入 |
2006年1月 | 国土交通省より航空運送事業についての事業許可証を取得 |
2006年3月 | 国内線定期便運航開始(北九州-羽田線就航)[新しく移転した(現)北九州空港開港と同時就航] |
2007年6月 | 全日本空輸株式会社と北九州-羽田線共同運航 (コードシェア) 開始 |
2007年9月 | 関西国際空港乗り入れ開始(関西-羽田線就航) |
2008年8月 | 貨物運送事業を開始 |
2008年10月 | 航空便の予約・受付等のコールセンター業務を主たる事業とする株式会社スターフライヤービジネスサービスを100%子会社として設立 |
2009年3月 | 北九州空港において, 済州航空(韓国)の国際定期旅客便(北九州-仁川線)の空港ハンドリング業務(注)を受託 |
2009年9月 | 国土交通省よりエアバス社製A320型機の連続式耐空証明を取得 |
2010年11月 | 本社を福岡県北九州市小倉南区(現北九州空港)に移転、本店移転登記 |
2010年12月 | 東京国際空港(羽田)における海外航空会社の国際線旅客ハンドリング業務を主たる事業とする株式会社スターフライヤーフロンティアを100%子会社として設立 |
2011年2月 | 羽田空港におけるデルタ航空(米国)の国際定期旅客便(羽田-デトロイト線等)の空港ハンドリング業務を受託 |
2011年7月 | 福岡空港乗り入れ開始(福岡-羽田線就航) |
2011年12月 | 東京証券取引所市場第二部へ上場. 証券コード9206 |
2012年3月 | 国土交通大臣より指定本邦航空運送事業者に指定 |
2012年7月 | 金海国際空港(韓国)乗り入れ開始(北九州-釜山線就航). 初の国際線定期便. [2014年3月 運休.] |
2012年10月 | SFJトレーニングセンター使用開始(フルフライトシミュレーター及び客室モックアップ) |
2012年12月 | 初の自社購入機(エアバス社製A320型機; JA08MC)導入. |
2013年10月 | 福岡-関西線就航 [2014年2月 運休.] |
2014年1月 | SFJメンテナンスセンター (格納庫) 使用開始. |
2014年3月 | 中部国際空港乗り入れ開始(福岡-中部線就航) |
2014年10月 | 山口宇部空港乗り入れ開始(山口宇部―羽田線就航)
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スターフライヤーの設立は2002年。スターフライヤーは最近では一般的なLCCと言われる航空会社よりだいぶ前に航空業界に新規参入しています。当時はLCCも普及していなかったため、新しい航空会社ということで注目度が高かったです。
創業者の堀高明氏は、ANAやJALを経てかなり晩年に起業した人物で、従来の航空界の常識を変える新しい航空会社を作りたいという熱い思いで起業しています。そういった思いがつまっているのが、あのスターフライヤーの黒い機体と言えるでしょう。
株式会社スターフライヤーの企業理念
スターフライヤーの企業理念はこちらになります。
私たちは、 安全運航のもと、 人とその心を大切に、 個性、創造性、ホスピタリティをもって、 『感動のあるエアライン』 であり続けます。企業理念・行動指針 | 企業情報 | 航空会社スターフライヤー
スターフライヤーの顧客側から見た特徴は、なんといっても広い座席と無料でタリーズのコーヒーが飲めるという点ではないでしょうか。これを原点に、スターフライヤーは数々の「おもてなし」で顧客満足度No1を7年連続で獲得している会社です。スターフライヤーは、従来の乗せるだけといった交通手段に多くのサービスを組み合わせることで、航空業界に新しい風を吹き込んできました。「感動のあるエアライン」を提供するスターフライヤーは、しっかりと理念に基づいて経営されている会社といえるでしょう。
株式会社スターフライヤーの事業案内
スターフライヤーの事業内容について詳しく見ていきましょう。
定期旅客運送事業 北九州-羽田線、福岡-羽田線、関西-羽田線、福岡-中部線、山口宇部-羽田線
不定期旅客運送事業、航空貨物運送事業、その他事業
スターフライヤーの売上げのほぼ96%が定期旅客運送事業によるものです。スターフライヤーの路線は、創業以来若干の変更はあるものの、拠点でもある北九州から少しずつ福岡、関西に進出しています。創業当時釜山への国際線も飛ばしていましたが、現在は国際線は廃止となっていて、まずは国内線で基盤を固める戦略をとっています。
最先端の技術とおもてなしの融合で成長する航空会社株式会社スターフライヤー
スターフライヤーのご紹介はいかがだったでしょうか?
スターフライヤーの機体デザインをしたのは、ロボットデザイナーの松井龍哉さんです。まず航空機のデザインにロボットデザイナーというのも驚きですし、ロボットデザイナーという職業が存在するのも驚きでした。スターフライヤーは、日本の技術の最先端をいく会社だなというイメージです。
ですが、スターフライヤーという会社を調べるうちに、やはり実態は日本古来から重んじられている「おもてなし」を基本としたサービス精神のあふれる会社だということがわかりました。ぜひ今後はさらに拠点を広げて、より多くの人がスターフライヤーを利用できるようになって欲しいと思います。