昭和産業株式会社の設立経緯と沿革

昭和産業の基本情報と設立経緯

社名     昭和産業株式会社
本社所在地  東京都千代田区神田2丁目2番1号(鎌倉河岸ビル)
TEL 03-3257-2011
創業年月日  1936年2月18日
代表取締役社長新妻一彦
株式公開   東証マザーズ
資本金    12,778百万円
事業内容   小麦粉、植物油、糖化製品、二次加工食品などの製造販売 、配合飼料の販売、倉庫業、不動産の賃貸
『以上、昭和産業株式会社HPより参照』


 昭和産業は、小麦粉、動植物油脂、飼料の製造販売を目的に、1936年に設立された会社です。

昭和産業は、1938年に日本加里工業、日本肥料、昭和製粉を合併し、1985年には、九州産業と九州昭産飼料が合併した九州昭和産業を子会社化しています。

また、昭和産業は、1964年には小麦粉二次加工食品工場を完成して、その分野に進出、その後、総合食品工場を神戸に完成しています。

さらに、昭和産業は、1988年に、製菓会社のコビトを吸収合併、1991年には神港製粉を合併しました。

このように昭和産業は、企業合併等を行うことで、製粉工場や製油工場の拡張、飼料工場の増設、および製菓分野製品への対応を進め、食品会社としての地盤を固めています。

昭和産業の主な沿革

1936年02月 昭和産業株式会社創立 本店を宮城県宮城郡多賀城村に登記
1936年08月 赤塚工場(後に水戸工場と改称)完成 製粉、製油を開始
1938年03月 同一資本系統の日本加里工業㈱、日本肥料㈱、昭和製粉㈱を吸収合併
1949年05月 東京証券取引所市場第一部に上場
1951年01月 本店を東京都千代田区神田鎌倉町(現在地)に移転
1953年11月 当グループの販売網形成を目的に昭産商事㈱を設立
1961年06月 昭和天ぷら粉国内発売
1964年07月 船橋新製粉工場及び旧工場設備移転完成、製粉と二次加工食品を直結した食品コンビナート完成
1966年12月 船橋工場内に総合研究所を開設
1973年05月 本社を改築し現社屋完成
1980年05月 不動産の賃貸を目的に昭産開発㈱を設立
1985年12月 九州地区における配合飼料製造販売を目的に九州昭和産業㈱を設立
1988年06月 コビトを吸収合併
1989年11月 冷凍・冷蔵倉庫事業の㈱ショウレイを設立
1991年03月 市川市に食品開発センターを開設
1991年04月 神港製粉を吸収合併
1991年12月 鶏卵の購入販売を目的に昭和鶏卵㈱を設立
1993年05月 鹿島工場に新製粉工場完成
1994年10月 潮来プレミックス工場完成
2002年08月 当社の冷凍食品販売業務を新潟エリート食品㈱へ移管し昭和冷凍食品㈱に名称変更
2003年02月 合弁で中国に大成昭和食品(天津)有限公司設立
2005年03月 パンの製造販売を目的に㈱スウィングベーカリーを設立
2009年11月 鹿島、神戸、船橋の3工場及びその支援部門でISO22000認証を取得
2012年10月 大成昭和食品(天津)新工場稼働
2013年03月 ショーサン上尾ビルを竣工
2013年04月 食品開発センターを商品開発センターに改称
2014年06月 大成良友食品(上海)有限公司に資本参加し中国での製粉事業に進出
『以上、昭和産業株式会社HPより参照』

昭和産業株式会社の経営理念

経営理念

人々の健康で豊かな食生活に貢献する
昭和産業株式会社 [企業情報]コーポレートガバナンス

そして、上記の経営理念のもとで、昭和産業の経営方針は
次のように制定されています。

経営方針

「誠実な行動」
 社会に対して、お客様に対して、社内の仲間に対して常に誠実な行動を心がけ、長く愛される企業グループとしての発展を目指します。
 
「力の結集」  
 昭和産業グループ全体の力を結集し、幅広い事業を展開するシナジーを発揮することで、企業価値の向上に努めます。
 
「明日への挑戦」
 未来に向けて、昭和産業グループの持つ潜在能力を掘り起こし新たな製品、新たな市場を切り開きます。
昭和産業株式会社 [企業情報]コーポレートガバナンス
『以上、昭和産業株式会社HPより引用』

昭和産業株式会社の事業

 昭和産業には、「製粉事業」「油脂事業」「糖質事業」「家庭用食品事業」「飼料事業」「倉庫事業」「不動産事業」の7つの事業があります。

次に、昭和産業の「製粉事業」「油脂事業」「糖質事業」「飼料事業」の内容を紹介します。

製粉事業

 昭和産業の製粉事業に使われる小麦粉は、商品の中でも最も用途が広く、また、食生活に欠かすことができない素材です。昭和産業では、パン、麺類、ケーキなどの用途に合わせた小麦粉や、ユーザーが求めるプレミックス類を準備して製造・販売しています。

昭和産業の製粉事業製品の特長を次に示します。

 昭和産業の製粉製品は、用途に合わせた商品の提供をすることができます。
 昭和産業の製粉製品は、原料選びから配合までの高度な技術とノウハウを注入したプレミックス製品
  を提供できます。

油脂事業

 昭和産業の油脂事業では、大豆、菜種、とうもろこしなどを原料にした天ぷらやフライ、ドーナツなど、用途に合わせて開発した業務用油を製造・販売しています。

昭和産業の油脂事業は、それ以外にも、飼料の原料などになる脱脂大豆、食料加工・水産加工食品に使用される大豆たんぱく、さらに、業務用食材としての天ぷら粉、唐揚げ粉、パスタも提供しています。

昭和産業の油脂事業製品の特長を次に示します。

 昭和産業の油脂は、お客様のニーズに合う製品の提供で、作業性の向上に寄与しています。
 昭和産業の油脂は、飼料や原料だけでなく、食品用としても幅広い用途に使われています。
 昭和産業の油脂は、食肉加工製品や水産加工製品にもメリットを付加しています。
 昭和産業の油脂は、様々な食材を用いているため豊富なメニューに対応できます。

糖質事業

 昭和産業の糖質事業は、トウモロコシを原料としたコーンスターチや、ブドウ糖、異性化糖、水あめ、イソマルトオリゴ糖などの糖化製品、加工デンプン製品の製造・販売をしています。

そして、昭和産業の糖質事業製品には、次のような特長があります。

 昭和産業の糖質は、食品分野から工業品の分野まで幅広い用途で使われるデンプン粉製品です。
 昭和産業の糖質は、コーンスターチから作り出されているため、多様なニーズに対応する糖化製品です。

飼料事業

昭和産業の飼料事業では、養鶏用、養豚用、乳牛・肉牛用、養魚用配合飼料や、キノコ菌床栽培用栄養体の製造と販売を行っています。

そして、昭和産業の糖質事業製品には、次のような特長があります。

 昭和産業の飼料は、腸内の善玉菌であるビフィズス菌などを活性化させるため、家畜の
 健康に寄与します。
 昭和産業の飼料は、幅広いラインナップで配合飼料を提供できます。
 昭和産業の飼料は、高度なノウハウと技術で安全で豊かな食生活づくりをサポートして
 います。

昭和産業株式会社が目指しているもの

 昭和産業は、小麦、大豆、菜種、トウモロコシなどの多くの穀物を取り扱っています。これは、昭和産業独自の手法で、同業他社には見られない特徴です。

昭和産業は、多種多量の穀物を扱うことで、研究開発・生産・販売の各過程で生まれる相乗効果を活用しています。

昭和産業は、創業時より進めてきた事業の地盤固めは一段落しました。

これからの昭和産業は、さらなる基盤事業の成長とともに、多種多量の穀物を扱うことで生まれる新分野へのチャレンジや、効率化の推進などを目指すことになります。