中堅・中小企業の経営課題を解決すべく、豊富なノウハウとデータベースをもとに的確なマッチングで数多くのM&Aを成功に導いてきた株式会社日本M&Aセンター。中堅・中小企業のM&A成約実績は国内トップを誇っている。そんな同社に、2015年4月に新卒で入社した小林大河氏は、調剤薬局業界、IT業界を中心に新規顧客開拓を行い、2016年度新人賞を受賞した期待の新人だ。現在は、業界再編部のM&Aアドバイザーとして、調剤薬局業界に的を絞り、全国各地の経営者の悩みを解決すべく、日々奮闘している。社内からも高い評価を受ける小林氏が放つ、ビジネスパーソンとしての魅力の原点に迫る。

最下位の実力からレギュラーへとのし上がった学生時代

―ご幼少の頃はどのような環境でお過ごしになられたのでしょうか?

小林 大河:
幼い頃から読書が好きで、父の本を借りて読んでいました。特に、本田宗一郎氏の著作や、ヘレン・ケラー、エジソンの伝記がお気に入りで、何度も読んでいましたので、自分の中での“大人像”に大きな影響を与えたことは間違いありません。小学生のころには、「いつか自分も、こんな信念の強い大人になりたい」と考えていました。

―進学された早稲田大学では、漕艇部に所属されていたと伺っております。かなりの強豪校ですので、練習も相当厳しかったのではないでしょうか?

小林 大河:
そうですね。ボート競技を始めたのは高校生からです。インターハイや国体にも出場したのですが、早稲田大学の漕艇部では、全国から選りすぐりの選手たちが集まっていましたので、私は実力的に最も下の位置にいました。入学後は寮に入り、朝4時半に起床して練習を行うという毎日でした。元来負けず嫌いな性格でしたので、努力を重ね、2年生のときには選考レースを勝ち抜き、レギュラーを獲得することができました。個性的で温かいボート部の仲間たちと、同じ目標に向かって切磋琢磨できたことは、非常にいい経験になったと思います。

自らを律して過ごした留学時代

―大学3年生のときに留学をご経験されているとのことですが、どんなことに苦労しましたか?

小林 大河:
私は大学入学当時、あまり英語が得意ではなかったんです。所属していた国際教養学部の授業は全て英語で行われましたので、毎日ついていくのに必死でした。部活を終え、寮に帰った後、消灯後に英語を勉強しました。いずれはグローバルで働きたいという思いがあったので、苦手だからといって避けたくはありませんでした。その甲斐あって、少しずつ英語力は上がっていきました。

留学先はアイルランドのリムリック大学でした。留学といっても、授業のないときは自由な時間が多く、暇を持て余していました。そこで、リムリック大学のボート部に入部したんです。ただ、日本の部活とは異なり、特に決まった練習メニューもなく、参加不参加も自由でした。辛い練習が嫌ならば来なくてもいいんです。しかし日本では、「頑張って来いよ」と私を送り出してくれたボート部の同期たちが、華々しい成績を上げていました。このままでは、帰国したときに取り残されるという焦燥感に駆られ、留学先でも練習漬けの日々を送っていましたね。日本の仲間たちのことを考えない日はありませんでした。そのおかげで、自分を律して練習に励むことができました。

入社を決めたOB社員の一言

―帰国され、4年生のときに就職活動を始められるわけですが、ボートを続けたいとは思われなかったのでしょうか?

小林 大河:
ボート競技自体が好きだったかといえば、決してそうではありません。むしろ、“信念を持ち、目標に向かって突き進んでいる”人たちと一緒に、何かを成し遂げたいという思いの方が強かったんです。それが、日本一を目指すボート部のメンバーたちだったんです。

もともと本が好きだったこともあり、「小説家になりたい」というのが私の夢でした。まずは自分の見識を広げたいと思い、大学も留学ができる学部を選びました。大学では、個性的で面白い仲間がたくさんいました。そんな環境で過ごしているうちに、「面白い人たちの考えをもっと知りたい。面白い会社で、広い世界を見たい」と思うようになったんです。

―御社との出会いのきっかけは何だったのでしょうか?

小林 大河:
就職活動では、“本気で仕事をしている人たち”に会いたいと思い、有名企業や四季報のランキングで上位に入っているような企業にOB訪問を繰り返しました。きっと、そうした有名な企業で働く人なら、仕事を楽しんで、本気で向き合っているに違いないと思ったんです。しかし実際には、多くのOBの方々が「仕事は、仕事と割り切っている」というようなことを仰るんです。

そんなときに、日本M&Aセンターに入社されたボート部OBの方と話をすることがありました。その先輩は、それまで訪問した数々のOBの方とは違い、「俺は金曜日が悲しいんだ。土日は仕事がないだろう?」と言ったんです。冗談めかして仰った言葉でしたが、この話で、私の心は決まりました。

“負けたくない”の一心で掴んだ同期内トップの成績

―実際にご入社されていかがでしたか?

小林 大河:
社員の人たちが全員、経営者のような気持ちで仕事をしている会社だと感じました。売り手の担当なら、売り手のオーナーに全てを託されています。自分が間違いを犯せば、その会社の方向性を誤った方向に導きかねないわけです。自分自身がその会社の経営者になったつもりで、真剣に仕事と向き合っています。

―1年目のときには、3か月間で1900件のテレアポを行い、テレアポ件数、仲介契約数が同期の中でもトップだったと伺っておりますが、その原動力は何だったのでしょうか?

小林 大河:
同期に負けたくないという気持ちが強かったんです。そもそも、競争が好きで、些細なことにも勝ちたいと思ってしまう性格というのも要因の1つだと思います。ただ、それでも全てに勝てるわけではなく、どこかで負けることもあります。そうなると、それがとても悔しくて仕方ありませんでした。

また、相手の会社の未来がかかっているというプレッシャーを非常に感じていました。その不安を払拭するために、いろいろと努力をするのですが、不安は消えることはありません。その分、努力をし続けるしかないという覚悟はありました。

悩んだ末に譲渡を決断したオーナーの言葉

―「仕事を頑張ろう」と、気持ちが奮い立つ瞬間はどのようなときですか?

小林 大河:
人の役に立てたという実感を得たときです。私が入社して半年後くらいからお付き合いさせていただいていた、東北にある地域No.1の調剤薬局のオーナー様は、約2年に渡って譲渡を悩まれていました。後継者もいらっしゃいますし、業績も好調でした。オーナー様にとっては譲渡せずとも構わない状況だったのですが、会社をより発展させるためには、別の企業と手を組む方が良いのではないかということで、最終的に譲渡をご決断されました。調印式の際に、オーナー様が「小林さん、これはベストな選択だったと思います。ありがとう」と言ってくださったときには、胸が熱くなりました。

別のオーナー様からは、面談後に「頼りにしています」という言葉を頂きました。まだまだ未熟な部分も多い中で、そんな私のことを頼りにしてくださるなら「本気でやるしかない」と改めて身を引き締めました。

優秀な人の真似をする

―小林様については、社内の評価も非常に高いと伺っております。それはどのような要因からだとお考えでしょうか?

小林 大河:
仕事に対する考え方にあるのではないかと思っています。幸いなことに、私は本当に尊敬できる人たちと一緒に仕事をすることができています。まだ社会人として未熟な自分にとっては、能力よりも考え方を身に付ける方が重要だと思っています。そのために、優秀な人の行動から持ち物まで、とにかく真似をしてみるようにしています 。例えば、鞄や靴も上司と同じものを使うようにしています。手帳に関しては、私が所属している業界再編部長の渡部が愛用している『マンダラ手帳』を使い、月ごとの目標をびっしりと書き込んでいます。子どもが親の真似をしながら、言葉や動作を身に付けていくのと同じような感覚ですね。同じものを使うことで、目標とする人たちに近づけるのではないかと思っています。そして、「自分の仕事はここまでだ」という範囲を決めることなく、そうした人たちに自分の100%の力で向き合っていくということを心掛けています。

「優秀な人の持ち物を真似る」と語る小林氏。手に取った『マンダラ手帳』は上司が愛用しているのを“真似て”活用している。

―御社にご入社されて、良かったと思える点はどのようなところでしょうか?

小林 大河:
幼い頃に読んだ本に登場する人物のような、強い信念を持つ“かっこいい人”になりたいと、私は今でも思っています。そういう意味では、社内外問わず、一生をかけて付き合いたいと思える人たちに囲まれている今は、非常に恵まれた境遇にあると思います。

また、日本M&Aセンターは現在も成長の真っ只中にあります。私が入社したときよりも、社員数も売上高も大きく伸びています。変化の途中であるからこそ、自分自身がその枠組みをつくるチャンスがあるというのは、非常に魅力的です。そのために、自分自身も変化をし続けなければならないというプレッシャーも、私にとってはとても良い刺激になっています。

先人たちを超えることこそが、恩返しになる

―今後のご自身の目標や、それに向けて努力していることについてお聞かせください。

小林 大河:
現在は、指導を受ける立場から、チームメンバーと共に能動的に仕事に関わっていくことを求められる立ち位置に変わりました。その上で、自分自身のモチベーションやノウハウを周囲に波及させていく必要があり、その難しさを痛感しています。チームメンバーとの円滑なコミュニケーションがあってこそ、新たな課題を発見することもできます。ですので、なるべく多くの時間をチームメンバーと共有し、コミュニケーションを図るよう心がけています。

今は先人の方々が作ってきたシステムの上で仕事をしています。いずれは、私自身がその人たちを超えることで、会社を発展させ、恩返しをしていくことが目標です。そして、M&Aをさらに普及させることで、もっと多くの人の役に立っていきたいと思っています。

編集後記

まだ入社3年目にも関わらず、確固たる信念を持ち、その目標を達成するための自分なりの方法を実践している小林氏。真っ直ぐさと冷静な分析力は、まさに日本M&Aセンターが必要とする“ウォームハート”と“クールヘッド”である。M&Aを通し、経営者の未来を切り拓いていく小林氏の今後の活躍に期待したい。

小林 大河(こばやし たいが)/ 1992年9月生まれ。
2015年、早稲田大学国際教養学部卒。大学在学時は漕艇部に所属し、入部当初は実力が最下位だったものの、努力を重ね、選考レースを勝ち抜きレギュラーを獲得。2015年4月、株式会社日本M&Aセンターに入社し、業界再編部に配属。調剤薬局業界やIT業界を中心に新規顧客の開拓を行い、2016年度新人賞を受賞。2017年4月より、業界再編部M&Aアドバイザーとして、調剤薬局業界を担当。趣味は読書で、見城徹氏の「たった1人の熱狂」を愛読。座右の銘は「七転八起」。

※本ページ内の情報は2017年12月時点のものです。

>>他の企業の「期待の若手社員」記事を見る

この企業の経営者インタビュー動画

業界の雄が語る!これが企業の幸せを実現するM&Aだ!

株式会社日本M&Aセンター 代表取締役社長 三宅 卓