新型コロナウイルスの流行で、自宅で過ごすことが増えたという人が多くみられます。

その影響から通販で買い物を済ませる人が増え、ECの業績は緊急事態宣言が解除された後も増加傾向にあります。

また、SNSではコロナに関する情報もリアルタイムで発信され、さらに「おうち時間」や「巣ごもり」などのタグをつけて自粛生活の工夫を披露する人も増えたことで、SNSの利用率も増えたようです。

そんなコロナ禍、順調に伸びているECやSNSを通した企業コンサルティングを行っている会社が存在します。

その会社とは、mode株式会社(モード株式会社)です。

今回はmode株式会社がどのような会社なのか、事業内容やマーケティングの方法などについて調べてみました。

mode株式会社(モード株式会社)とは

mode株式会社は、1997年10月1日に設立された会社です。

グループ会社には、事業拡大支援サービスやスカウト・ヘッドハンディングサービスなどの事業を行う会社が23社もあります。

グループ全体の売上高は2019年9月期の時点で306億円の実績を残し、2020年9月期は330億円、2021年9月期は380億円見込みと業績は右肩上がりと言えるでしょう。

■mode株式会社の事業内容

mode株式会社が行っている事業は、インターネット販売の戦略支援と実店舗向けの集客支援といった企業コンサルティングです。

メーカー・卸・小売り・飲食店・宿泊施設・流通・クリーニング・カーショップ・住宅不動産など幅広い業界の支援に対応しています。

具体的に行っている支援は以下の通りです。

① 自社型サイト、及び、モール型サイトでのノウハウ支援

② SNSを活用したファン顧客の育成・維持・定着、及び、リピート率の向上支援

③ 顧客データベース(CRM)を使ったマーケティング活動の運営代行

④ フジテレビ、TBS、講談社などの各種媒体とのPR、ブランディング開発支援

⑤ 各業界顧問による新商品開発

⑥ コラボ商品の開発支援

⑦ BtoB用サイト構築支援

⑧ インバウンド、及び、海外販売支援

⑨ 営業ツールの制作 

⑩ HPサイト制作・改善支援

PR事業の事例紹介

mode株式会社では、企業コンサルティングサービスの一環としてPR事業も行っています。

商品を売り出すためには、PR活動を通じて認知度を高めたり、興味を持たせたりする必要があります。

では、どのようなPR事業を行っているのか、事例をご紹介しましょう。

■お取り寄せグルメのPR事例

mode株式会社は「日本全国お取り寄せ手帖WEB」という、お取り寄せ商品を紹介するメディアサイトを運営していますが、「日本全国お取り寄せ手帖WEB」で取り扱っている「カドナガセレクト かにみそバーニャカウダ」はTBS系列「教えてもらう前と後」というテレビコーナーでも取り上げられています。

アンテナショップでは地元では親しまれていても、他の地方では珍しい商品を豊富に取り扱っています。

しかし、消費者の多くは商品の存在をほとんど知りません。多くの人がお取り寄せ商品のことを知るきっかけとなったことでしょう。

■鯖江市とフルタ製菓の包括連携協定

国内産メガネフレームの産地として有名な福井県鯖江市の地方創生の支援も行っています。

各自治体でユニークなPR活動に取り組む仲、鯖江市ではめがねをキーワードにしたPR活動を行っています。

そして、2017年8月には大阪のフルタ製菓と地方創生に関する包括連携協定を結びました。

フルタ製菓と言えば、8字型の容器に入ったカラフルなハイエイトチョコが代表商品です。

8字はめがねにも見えるので、フルタは協定の記念に鯖江市限定で「サバエイトチョコ」というアレンジ商品を発売しました。

商品には市内のイラストマップを使ったポストカードや、ハイエイトチョコをセットするとめがね使用となるドレスアップスリーブをつけるなど、ユニークな商品となっています。

めがねを通じて縁が結ばれた鯖江市とフルタ製菓の事例は、自治体にとっても企業にとっても利益が期待でき、相乗効果が生まれたケースと言えるでしょう。

OtoO(オフラインtoオンライン)マーケティング

modeでは、クライアントの売上・利益の向上を狙い、OtoOの導入支援に取り組んでいます。

そもそも、OtoOマーケティングとは何なのでしょうか?

■OtoOマーケティングとは

OtoO(オーツ―オー)は「オフラインtoオンライン」のことで、Eコマース分野で使われる言葉です。

簡単に言えば、オンラインとオフラインでの購買を連携させることを意味します。

また、オンラインでの活動がオフラインである実店舗などの購入に影響を与えるという意味もあります。

例えば、実店舗を持つ飲食店や販売店の中には、アプリやメルマガを通じてクーポンを配布することがありますが、それが一種のOtoOマーケティングです。

他にも位置情報サービスを通じて、お店の認知や来店の促進もOtoOマーケティングに当てはまります。

最近はオンラインとオフラインですみ分けるのではなく、実店舗からECに送客、逆にECから実店舗へ送客という相乗効果を生み出す「マルチチャンネル販売」という考え方が広まりつつあるのです。

実際、ネットでのサービスとリアルな現場を連携させる施策や事業事例は増えています。

消費者にとって情報の取得や買い物ができる場所は多い方が良いというニーズに応える形となっていると言えるでしょう。

これからはオフラインとオンラインを横断した集客が、企業の売上・利益の向上に求められる要素だと考えられます。

WEBセミナー情報とまとめ

mode株式会社では企業向けにWEBセミナーを実施しています。

過去に開催されたものですが、どのようなセミナーを実施しているのかご紹介しましょう。

■成功への近道 ~EC上位店から学ぶ 注目企業の WEB セミナー ~

2020年7月に開催されました。

アパレル業界で工場の開拓やECサイトの立ち上げを経験し、株式会社 Design Equalを設立した、代表の石澤大氏が講師に招かれました。

講義内容は経営者やEC店舗の運営者が悩みやすい、中小企業が勝負する分野やブランティング・商品開発の方法、社内育成、採用などに焦点を当てています。

講師の失敗談も含め、店舗立ち上げから運営の経験から得た知見を通じて、悩みの解決につながるセミナーとなったようです。

■成功への近道 ~売上に直結する中小企業の広報・PR、企業ブランディングとは ~

2020年8月に開催されました。

大手PR会社にて最年少で部長に昇進された方をゲストに、中小企業がPR活動をするメリットや成功のコツを教えてもらえる内容となっています。

具体的な事例を述べての解説なので分かりやすい上に、説得力があります。


今後も企業向けに色々なWEBセミナーが実施されると考えられます。

売上や利益の伸びに悩んでいる、経営・運営において課題を抱えている人は参加してみると良いでしょう。

また、SNSやECサイトの利用率が増えている背景から、オンラインの活用は企業の売上・利益の向上においても重要な役割を果たすと考えられま
す。

その分、競合も増えるので様々な戦略や戦術を練っていく必要があるでしょう。

mode株式会社は企業のコンサルティング実績が豊富で、これまでの経験や豊富な知識を活かしてそれぞれの会社に適したネット戦略を考えてくれます。

ネット戦略が弱いと感じている会社やお店も、mode株式会社のコンサルティングで解決できる可能性が高いのではないでしょうか。

mode株式会社の口コミをご紹介

ここからはmode株式会社で働いた方の口コミを紹介します。

経営理念にもある通り、「合理」を非常に重んじる社風である。営業やコンサルティングのノウハウも合理に則ってメカニズム化されている。難易度は高いが一つ一つ身に付けていくことで、自身が成長していることを仕事を通じて実感できる。また抜擢人事の制度がある為、自身の能力以上のミッションを任せてもらえる。それによって想定以上の成長が実現できていると実感する。
mode株式会社の成長・働きがいに関する口コミ(30代/男性/営業系/現職(回答時)(正社員/2018年06月25日)|エン ライトハウス (5735)

mode株式会社はレイスグループのグループ会社で、この「合理」はレイスグループの経営理念に書かれている言葉です。
常に合理的に動き、生産性の高さなども求められる環境であることが伝わってきます。
本人の実力以上の難易度が高い仕事を任されることもあり、それを乗り越えて行く中でスキルアップや成長を促すなど会社からのサポートも期待できる環境のようです。

3ヵ月毎に昇級昇給チャンスがあり、また目標に向かいチームみんなで励ましあいながらフォローしあい進めるため、みんなで達成したいという気持ちを強く持てる。 3ヵ月毎に目標を決め、上司と日々相談しながら進めて行くため、仕事の考え方が身につく。 個人としてはもちろん、チームとしての改善方法、まとまりかた、進め方など、マネージメント力も身につくため、転職しても役立つとか考えられる。
働きがいmode OpenWork(旧:Vorkers)

定期的に目標を決定し、上司やチームと協力してその目標を達成していくという企業文化のようです。
一人だけでは身につかない、チームで協力していくからこそつく仕事のすすめ方やスキルなどもあるのでしょう。
また一般的な企業での昇給回数は年1~2回と言われていますが、mode株式会社では昇給のチャンスが年に4回もあり働くモチベーションにも繋がりそうです。

mode株式会社の取り組みをみて興味を持たれた方、「mode株式会社で働きたい」と
考えた方はぜひ公式HPや各種採用サイトなどをご確認ください。