株式会社Spicy Company 創設者 小宮久社長
ー創業当時の秘話などございましたら、ご教示いただけますでしょうか。
小宮社長:
当時は起業がとても活発なイスラエルに住んでいた為、創業から起業まではあっという間でした。
イスラエルでは、年齢も15歳から80歳まで様々な起業があります。
会社イコール社会という状況です。
その社会ではチャレンジをしないで失敗しないという事が非常に恥ずかしいという社会でした。
また、自己が皆確立しており、常に正々堂々と物事をするイスラエルのユダヤ人社会にいましたので、正々堂々と投資家に助けてもらいながら、創業起業することが出来ました。
あとは、無我夢中で営業にまわり、新しい人脈と新しいアイデア、テクノロジーを常に探しながら商売をしていました。
ー貴社の商品やサービス提供で特に強いこだわりがあるという点がございましたら、お教えいただけますでしょうか。
小宮社長:
商品サービス面では、常にお客様目線を重視しております。「こんな事があったらいいなを現実にする」そんな会社です。
世の中には実に様々な困りごとがあり、もちろん私もすべてを把握しているわけではありませんが、少しでも誰かのお役に立てたらと日々考えています。
その困りごとを解消できるような商品サービスの提供ができているかどうかには特にこだわっています。
以前はコンゴ民主共和国で貧困に苦しむ現地の子供達を見て、なにかできないかという思いで病院や学校のサポートをしたこともありますが、今後も誰かの役に立てる会社・人間でありたいと思います。
ー貴社がヒットしたその秘訣を教えていただけますでしょうか。
小宮社長:
ここもイスラエルをルーツとしたユダヤ人脈からの情報に尽きると思います。
イスラエルでは宗教・金融・IT・ダイヤモンド関連など本当に多くのことを学び、経験しました。
その中でも特にまだ日本では知られていない情報、知られていない企業の技術をどんどん吸収することにより、ホームランはありませんが、バントヒットを続けられて来たのだと思います。
ビジネスチャンスを掴むには、やはり周囲との交流や仲間を大事にすることができるかどうかが重要だと思います。
今後も人間関係を大事にし、そこで得られた情報を活用していきます。
ー視点を変えて、採用に関する質問です。貴社が求める人材像や社長の右腕として活躍するために必要な『素質』をご教示下さい。
小宮社長
当社では口数の多くない人間を常に募集しております。
人は皆、自己顕示欲・自己承認欲求を持っているかと思いますが、方向性が違うと最悪な事です。
そういう意味で口数の多くない人間と表現しています。
チームワークも大事です。
どんな時でも仲間や家族を大事にすることが出来る人間は信用に値します。
やはり一緒に働くにあたっては信用できる人間かどうかは非常に重要です。
また、勘違いしない事ですね。
人間が不完全だという事を最低限認識してないと右腕や後継者には難しいですね。
誰にでも間違いや弱みはありますので、自分自身で自分自身をしっかり分析して日々改善でき、それを補完しあえる仲間と一緒に働きたいですね。
ー最後になりますが、貴社の今後のビジョンをお伺いできますでしょうか。
小宮社長
今後は環境や社会、地球改善などの大きな問題にチャレンジしたいと思っております。
多くの問題がありますが、先ずは貧困問題、海洋プラスチック問題に焦点を当ててます。
貧困問題については、ビックダディこと林下清志氏と居酒屋子ども食堂を進めております。
子ども食堂については、自分が苦しい人達が行ってもダメで、邪魔になってしまうこともあるので、それであれば団体に寄付した方が良いと個人的には思っています。
海洋プラスチック問題は、自然分解できる酵素の促進研究を某研究所と進めており、成功した暁には発表したいと思います。