丸山氏が院長を務める銀座マイアミ美容外科は2017年に開院した比較的新しい美容外科で、2018年に法人化し医療法人社団形星会 銀座マイアミ美容外科へと名称を改めました。同年、丸山直樹氏が理事長に就任しています。

「ばれない豊胸」が人気の銀座マイアミ美容外科ですが単に女性の美しさを支援するだけではなく、美容外科を医療と捉え技術力の高いサービスを提供しているのが特徴です。

それでは早速、丸山院長にお話を聞いていきましょう。

ー創業当時の秘話などございましたら、ご教示いただけますでしょうか。

丸山院長:
開業を計画して半年で開業することができました。2016年の11月に計画をはじめて、2017年の5月に開業です。その半年間は忙しくて大変でした。

なぜならば、クリニックに勤めながら休みの日に開業準備をしていたからです。

勤めていたクリニックの嫌がらせで、出張を多く入れられて東京を離れることが多かったのも、開業準備の妨げになりましたし、

開業準備にあたっても医療ローン会社との契約を妨害されたり、クリニックの予約フォームをダミー患者で埋めたりと前職のクリニックからの妨害を受けましたが、いまとなっては笑い話です。

また、開業日にウェブサイトの完成が間に合わず、2ヶ月くらい広告を出せない状態での開業でした。開店休業のような感じで5月と6月を過ごしました。

パソコンでゲームをしたり、散歩をしたり、それはそれでのんびりしていてリフレッシュはできたのですが、スタッフからは大丈夫だろうかと思われていたようです。6月末に広告配信をすることができ、それからは忙しい日々でした。

5月、6月の赤字を7月、8月で返済してさらに黒字転化し、それからはおかげさまで休めない日々を過ごしています。

ー仕事をする上で特に強いこだわりや心がけている点がございましたら、ご教示いただけますでしょうか。

丸山院長:
保険診療をするような感覚で、美容外科診療をすることです。美容外科も医療であり、形成外科の知識と技術に基づいた治療をすることを一番大切にしています。

またカウンセラーという余計な職種はクリニックには設けていないのも特色です。カウンセラーというのは、患者の話を聞いて適切な施術を勧めたり、料金の説明や契約などを担当したりする職種です。

しかし、本来それは医師の仕事であって医療の資格のない人がするような仕事ではないと思っています。銀座マイアミ美容外科では、患者さんは、直接治療を担当する医師と悩みの解消のための相談をし、治療の説明やそれに関わる費用の説明をうけ、契約をします。

一人の医師が、首尾一貫して担当する患者さんの治療を受け持つということにこだわっています。お金儲けということでは効率の悪い方法ですが、本来の形を追求した結果そのようなスタイルをとっています。

ー貴院が信頼されているその秘訣を教えていただけますでしょうか。また貴院のご実績についても伺えますと幸いです。

丸山院長:
患者さんから信頼されるためには、治療を担当する医師がカウンセリング、施術、術後検診(診察)までを一貫して担当することが大切だと考えます。そして、手術を担当する医師がきちんとトレーニングを積んだ形成外科医であることで技術力が担保されていると考えられます。

美容外科を医療として行っていますので、法外な金額の施術もなく適正価格で科学的根拠のある治療を提供している点も信頼の秘訣だと思われます。

必然的に、当院ではリピーターの患者さんが多くいらっしゃいます。

ー「良いサービス」を作り上げるために必要だと思うことや、実際に貴院が行っている取り組みについてご教示いただけますでしょうか。

丸山院長:
医師に関しては、形成外科医のみを採用しています。当院は手術をメインとした美容外科ですので、提供する施術は形成外科の知識と技術に基づいていなければならないからです。

また、良いサービスを提供するためには、スタッフ同士の連携や協力が必要です。スタッフはインカムを身に付けて、常に患者さんの状態について情報共有をするようにしています。

来院からカウンセリングまでをスムーズにするだけでなく、手術後から帰宅できるまでのリカバリー中の患者さんの容体をスタッフ間で共有して、より安全性を高める努力もしています。

また、受付と看護師が離れていても情報共有ができるのでスムーズなスケジューリングにも役立っています。

医師から看護師への指示出しなどもタイムラグなく直ちに行えるのも、導入しているインカムシステムの成せる技だと思っています。

また、プライバシー確保のために、サウンドマスキングシステムを導入しています。部屋から漏れ出てくる会話にマスキング音を流し、聞こえづらくすることでプライバシーへの配慮を行なっています。

ー視点を変えて、採用に関する質問です。貴院が求める人材像や活躍するために必要な『素質』をご教示下さい。

丸山院長:
優しく寄り添う美容医療を第一に考えている当院は、医師を含めたスタッフに求める素質として患者に対して親身になれる優しさを求めています。

そして、スタッフ同士の業務を円滑にするために協調性に優れた人が良いと思っています。

さらに、医師に関しては、とにかく手術に命をかけている人がいいと思います。職人気質であればなお良いです。

当然、コミュニケーション能力にすぐれ、コメディカルにも丁寧に接することができる人物を望んでいます。

ー今後の貴院のヴィジョンと、社会に対してどのような影響を与えていきたいとお考えかご教示いただけますでしょうか。

丸山院長:
まずは、当院が美容外科を志す形成外科医の憧れとなるクリニックになることが大切と考えています。良い医師を育てることで、より多くの方に確かな美容医療をお届けすることができると考えています。

また、当院は近隣の美容外科等の医療機関とも連携し、形成外科医、美容外科医同士が情報交換等含めた交流の場となることを目指しています。

銀座を含めて近隣の医師同士がお互いの技術を高め合うことで、地域としても美容外科のレベルが上がるのではないかと考えています。

さらに、当院で美容医療を学んだ医師が全国各地に各人のクリニックを展開することで、全国に優秀な美容外科医を輩出することができます。

当院と同じような志をもったクリニックが増えれば増えるほど日本の美容外科のレベルが上がり、さらにより多くの方にきちんとした美容医療を受けていただくことができると考えています。

最終的には、美容外科で得た利益を社会に還元する活動も今後考えて行きたいです。