アールビバン株式会社の企業概要と沿革
■アールビバン株式会社の企業概要
社名 | アールビバン株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 東京都品川区東品川4-13-14グラスキューブ品川 |
設立年月日 | 1984年11月24日 |
代表取締役社長 | 野澤克己 |
株式公開 | 東証JQS(7523) |
資本金 | 1,656百万円 |
売上高 | 5,929百万円(連結)(2016年3月期) |
従業員数 | 182名(連結) |
事業内容 | 絵画(版画、油彩画、水彩画)、美術工芸品(彫刻、ガラス工芸品)、アート雑貨
|
■アールビバン株式会社の沿革
1984年 | アールビバン株式会社創立 版画マーケットの確立を目指す |
---|---|
1985年 | アールビバンの営業方針、訪問販売・拠点販売から催事販売へ変更 |
1986年 | アールビバン直営ギャラリー「ビバン・ド・パリ銀座」をオープン |
1988年 | アールビバンが中国北京画院副院長チャン・プー(張歩)と版画出版契約を結ぶ |
1989年 | アールビバンがアメリカ「クリスチャン・ラッセン」と販売契約を結ぶ |
1990年 | アールビバン直営大型常設店「ギャラリー・ミューゼ渋谷本店」オープン |
1992年 | アールビバンがメラニー・テイラー・ケント・ウオルトディズニーエンタープライズ株式会社と日本における独占販売契約を結ぶ |
1993年 | アールビバン本社を東京都港区南青山に移転 |
1994年 | アールビバンがアメリカのフアンタジー作家「カーク・レイナート」の版画作品の独占販売開始 |
1995年 | アールビバンが版画家「天野喜孝」と販売契約を結ぶ
アールビバンネットワークセンター(物流拠点)設立 |
1996年 | アールビバンが「天野喜孝原画展」を開催
アールビバンがアート業界初の東証ジャスダック株式店頭公開 |
1997年 | アールビバンが全国縦断有料催事「クリスチャン・ラッセン原画展」「ヒロ・ヤマガタ物語原画100選」「藤城清治 光の原画展」を開催 |
1998年 | アールビバンが写真家「浅井慎平」と版画作品の独占販売契約を結ぶ |
1999年 | アールビバンが劇画家「池田理代子」と独占販売契約を結ぶ |
2000年 | アールビバンが東京ビッグサイトでアートイベント「JAEジャパンアートエキスポ」を開催
アールビバンが東京お台場にアートスペース「手塚治虫ワールドアートスクエア」1号店オープン |
2001年 | アールビバンが台湾のイラストレーター「平凡&陳淑芬」の版画作品販売開始 |
2002年 | アールビバンが「ノーマン・ロックウエルの展示会」「天廣直人展」を開催 |
2003年 | アールビバンがディズニーファインアートの日本総代理店としてコレクターズ・エディションと独占契約を結ぶ |
2005年 | アールビバン本社を東京都中央区銀座に移転 |
2006年 | アールビバンが大型フィットネスクラブ「カルナフィットネス&スパ」を柏市にオープン |
2008年 | アールビバンが大丸東京店で「ハローキティー誕生35周年記念アート展」開催 |
2009年 | アールビバン子会社株式会社ダブルラックがサザビーズ、クリスティーズ等のオークションンに参入し、世界的な絵画、美術品の購入を開始する。 |
2010年 | アールビバン本社を東京都東品川区に移転 |
2011年 | アールビバンがディズニーリゾートヒルトン東京ベイに「マジカルアートギャラリー」をオープン |
2014年 | アールビバンがディズニー公認作家「高橋宣光」の作品販売を始める
アールビバン株式会社創業30年 |
2015年 | アールビバンがイラストレーター「ホラグチカヨ」の版画作品の販売開始
|
アールビバン株式会社の経営理念
私たちは、絵を通じてひとりでも多くの人々に夢と希望をもたらし、豊かな生活文化に貢献します。
多彩なアールビバン株式会社のアート事業
アールビバンは、創業以来、一貫して「絵のある生活」をモットーとして、芸術に触れあう生活の場を創造し、絵画の提供を行ってきました。
アールビバンは、作家と直接契約を行い、作家の発掘、育成から販売、アフターサービスまでを自らの手で行い運営を行ってきました。アールビバンでしか手に入らない限定作品、世界的に有名な画家の作品や無名の画家の作品まで広く販売事業を手掛けてきました。無名の新人は登竜門として飛躍の機会を提供しています。
今後も、絵のある生活のコンテンツの創造を目指して、道なき道を、オンリーワンカンパニーとして躍進していくでしょう。
アールビバン株式会社の事業展開
〇アート関連事業
スタンダードアート部門:週末を中心に全国各地のショッピングセンター、イベントホールで展示販売会開催。最近はデビット・ウイラードソンを初めとするディズニーアーティストの展示会が中心で新規顧客の掘り起こしが重点
イタスト系アート部門:既存の店舗販売及び大型催事場でジャパンイラストレーターフェスティバルや神絵祭の定期開催
デジタルアート部門:待受アートパラダイスを中心とするスマートフォン展開及びスマートフォンアプリの配信など
出版部門:多数のイラスト系アーティストとの提携によるイラスト系グッズの販売及び通販サイトの運営
〇金融サービス事業
子会社株式会社ダブルラックによる販売代金等の割賦販売斡旋業務
〇リゾート事業
タラサ志摩スパ&リゾートの運営
〇健康産業事業
カルナフィットネス&スパ柏の運営
アールビバン株式会社 主な契約アーティスト
・ クリスチャンRラッセン:アメリカマウイ島在住 マリンアートのジャンルを確立した。
・ デビッド・ウイラードソン:ディズニー公認のディズニーキャラクター制作者
・ 天野喜孝:日本アニメの基礎を作ったアニメーション画家
・ カーク・レイナート:オハイオ州生れ、国際的なヒーリングアートの制作者
・ ジム・シメール:アメリカのネイチャーアーティスト
・ スイベル・ギュレー:トルコ生れ、現代の印象派画家
・ 高橋宣光:日本人のディズニー公認アーティスト
・ その他多数
アールビバン株式会社 まとめ
アールビバンの2016年3月期の連結売上高は5,929百万円、営業利益721百万円で3期連続の堅調な業績推移が見られます。独自の販売ビジネスモデルを構築し、積極的なアーティストの開発とプロモーション活動がいずれも成功を収めています。全国規模で行われている展示会はもはや、各都市で定着してきた感さえあります。
美術品の販売、特に版画が中心で、若い世代に受け入れられ易いように、展示方法、アーティスト、価格などが若者のニーズに合わせて構築されており、他の追従をゆるさない独壇場となっています。日本の美術品ビジネスは低調のまま推移しており、回復のきざしは見えておりません。そうした中で唯一活況を示しているアールビバンの戦略は羨望の的として見られ、今後の国内アート市場に大いなる影響を与えることになるでしょう。