株式会社イチケンの概要と沿革

まず、イチケンの基本情報は以下の通りです。

【イチケンの概要】

社名株式会社イチケン
本社所在地東京都港区芝浦1丁目1番1号(浜松町ビルディング)
設立年月日1930年(昭和5年)6月
代表取締役社長長谷川 博之
株式公開東証一部上場(証券コード:1847)
資本金43億2167万2065円
事業内容総合建設業
・貸ビル賃貸業
・住宅・商業施設ディベロッパー事業
・都市環境整備事業
・複合商業施設企画・設計・施工・監理
・専門店舗企画・設計・施工・監理
イチケンHP:会社概要より引用


イチケンは、東京都港区に本社を置いている総合建設業を行なっている会社です。創業は昭和初期の1930年に、第一相互住宅株式会社として誕生しました。現在は東証一部に上場している歴史ある大企業です。これまでに様々な商業施設をはじめ、マンションやオフィス施設に至るまで本当に多くの建物を手がけてきました。
そんなイチケンの歴史を沿革で見ていきましょう。

【イチケンの沿革】

1930年第一相互住宅株式会社設立
1943年社名を第一建築株式会社に変更
1947年社名を第一建設株式会社に変更
1956年社名を第一建設工業株式会社に変更
1963年東京支店を開設
株式を東京、大阪証券取引所第2部市場に上場
1982年福岡営業所を開設(現福岡支店)
1985年竜野開発株式会社と合併し竜野開発事業所を開設
(現赤とんぼ広場ショッピングセンター)
1986年沖縄営業所を開設
1987年神戸営業所を開設
1988年札幌営業所を開設(現札幌支店)
本社事務所を神戸市中央区に移転し神戸営業所を統合
1989年社名を「株式会社イチケン」に変更
本店を神戸市に移転し大阪営業所を開設(現関西支店)
1990年株式を東京、大阪証券取引所第1部市場に上場
1994年仙台営業所、名古屋営業所を開設
1996年本社機能を東京都に移転
2008年本店所在地(登記)を東京都台東区に変更
2011年神戸営業所を開設
2015年本店所在地(登記)を東京都港区に変更
イチケンHP:沿革より引用


現在、イチケンはこれまでに培ったノウハウを元に、建築主からの施設利用を目的としたヴィジョンを聞き取り、それらの企画から行なっています。『想いをカタチに変える』をテーマに最適なプランの提案、構築からサポートしています。そして最大のメリットとも呼べるのはイチケンには商業施設の運営の経験があります。イチケン自らも商業施設を運営しており、運営側としてもより良い施設の設計、運用方法も知っているんです!そしてその後の施工からリニューアル、メンテナンスまでイチケンが一括で対応してくれることでも安心してお願いすることが出来ますよね。

株式会社イチケンの経営方針

当社は、経営理念、経営ビジョン、経営姿勢、行動指針等を以下のとおり定め、企業活動における社会的使命を明らかにし、この社会的使命を達成することにより社会に貢献し、企業として継続的に発展していくことを目指しています。
イチケンHP:経営方針より引用

【経営理念】

品質の向上と安全の徹底に努め、
いかなるときもクリエイティビティを発揮し、
商業空間事業を通じ、
快適で豊かな社会の実現をめざします。
イチケンHP:経営方針より引用

【経営ビジョン】

より豊かで快適な『くらし空間』を創造する事で広く社会へ貢献する企業
イチケンHP:経営方針より引用

【経営姿勢】

・当社は、これからもコア事業である商業施設の建築をはじめとして、さまざまな商業空間を、エンドユーザーである生活者の立場で発想し、提案し、提供していきます。
・社員一人一人がお客様の満足の創造を心がけ、品質・技術レベルの向上にチャレンジしていくとともに、企画開発から、設計、施工、アフターメンテナンスにいたるまで、一貫してきめ細やかなサービスに努めていきます。
・社員一人一人の安全と健康を重視し、安全で衛生的な職場環境の確保を優先していきます。
・持続可能な社会の実現をめざして、低炭素社会や循環型社会の実現に向けた地球環境課題の解決にも積極的に取り組んでいきます。
イチケンHP:経営方針より引用

【行動指針】

お客様の満足をつくりだそう。
生活者の立場から発想しよう。
個性が発揮できる環境をつくろう。
可能性と意志を大切にしよう。
地球環境を何よりも優先させよう。
イチケンHP:経営方針より引用

イチケンは企業理念を、経営理念、経営ビジョン、経営姿勢、行動指針らにより定めています。経営ビジョンに注目すると、より豊かで快適な『くらし空間』を創造する事で社会へ貢献するとあります。暮らしとは住居だけでは成り立ちませんよね。周辺のお店であったり、交通の便であったり、環境が住生活を快適にするかの大きなポイントだと思います。そんな快適なくらし空間を作るために、イチケンは商業施設に着目し、我々ユーザーの立場で発想し、提案、提供をしていくことで社会に貢献しようという姿勢が感じられる一文であると捉えられますね。近年、都市化が急激に進む中で、忘れてはならない『地域のため』をイチケンは実現してくれています。ありがたいことですね。

株式会社イチケンの事業案内

イチケンの事業内容をまとめていきます。

<商業施設におけるトータルプロデュース>
アイテラス落合南長崎
「地域に貢献したい」という事業主の思いを具現化し、物販・飲食・サービス・スポーツ・子育て支援・医療など、さまざまな日常生活をつめ込んだ複合商業施設「アイテラス落合南長崎」。

立地は交通量の多い目白通り、都営地下鉄「落合南長崎駅」から直接入れる連絡通路を設置。
往来に負けない存在感のあるファサードには商業施設らしいヒューマンスケールのにぎわいを演出している。
イチケンHP:特集実績より引用
<商業施設>
アパホテル〈巣鴨駅前〉(2016年06月)
SPA-HERBS 大宮(2016年04月)
BMW GROUP Tokyo Bay(2016年04月)
GODAI亀戸校(亀戸インドアプラザ)〈テニスカレッジ・ゴルフアカデミー・ゴールデンキッズ〉(2016年02月)
イオンスタイル板橋前野町店 〈全館改修工事〉(2015年11月)
キング観光サウザンド栄若宮大通店(2015年11月)
ラグナヴェール金沢(2015年10月)
西友 朝霞根岸店(2015年09月)

<住居施設>
クレアホームズ南郷18丁目駅前(2016年03月)
コンフォリア秋葉原EAST(2016年02月)
ガーラ・プレシャス川崎(2016年02月)
ディアナコート本郷弓町(2015年12月)
トラストネクサス長府侍町(2015年07月)
プレサンスロジェ難波 GRAND WEST(2015年04月)
グランドパレス与次郎(2015年03月)
ブランズさくら夙川(2014年08月)

<オフィス施設>
軽自動車検査協会東京主管事務所 八王子支所(2016年01月)
軽自動車検査協会熊本事務所(2012年03月)
ツカモト市田堀留ビル(2011年03月)
セツナン化成株式会社本社・関西工場(2010年09月)
株式会社あさひ本社ビル(2010年06月)
株式会社日本政策金融公庫熊本支店(2010年03月)
九州風雲堂販売株式会社本社(2009年11月)
株式会社JR西日本あいウィル本社(2009年03月)
イチケンHP:実績紹介より引用

イチケンのプロデュースした代表例として、アイテラス落合南長崎を挙げましたが、こちらは商業施設として地域に根付いています。ショップ、レストランは当然の如く設置されていますが、注目すべきは内科医院、小児科、耳鼻科、リハビリクリニックなどの医療施設、そして保育園が設置されているフロアがあるんです。地域に貢献したいというオーナーの理想を汲み取り、それを実現化することにイチケンがサポートをしたお陰だと思います。これからはこういった複合施設が増えていくことが新しい社会作りには必要不可欠ですよね。

地域のための総合建設を続けてきたのが、株式会社イチケン!

イチケンはこれまで数々の施設の企画、そして開発を行なってきました。そして現在でもそれらの施設のアフターサポートも行なっています。そして常に新しい商業施設のあり方を模索し続けています。想いをカタチにしてくれる企業はそうはありません。ぼんやりとした理想像を具体的なカタチにしてきたイチケンにはこれからも地域活性への貢献の為、頑張っていただきたいですね!