株式会社ツムラの企業概要
社名 | 株式会社ツムラ |
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本社所在地 | 〒107-8521東京都港区赤坂二丁目17番11号 |
設立年月日 | 1936年(昭和11)4月25日 |
代表取締役社長 | 加藤 照和 |
株式公開 | 東証1部 |
資本金 | 194億87百万円 |
事業内容 | 医薬品(漢方製剤、生薬製剤他)の製造販売
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株式会社ツムラの沿革
1893 ―1903 | 創業時代青雲の男発つ
津村順天堂創業 津村重舎、故郷の奈良を出て上京。良薬普及の大志に若い心は燃えた。 「良薬は必ず売れる!」 |
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1904 ―1913 | 中国へ広がるロマン
津村重舎(初代)東京市会議員に初当選 日露戦争が勃発したこの年、 重舎は政治家としての第一歩を踏み出した。 |
1914 ―1923 | 多彩で華麗な大正の反映 |
1916(大正5年) | 合資会社アーセミン商会が設立。
(現・第一製薬株式会社の前身)代表社員に初代重舎就任。 |
1919(大正8年) | 目黒工場竣工。 |
1924 ―1933 | 和漢薬興隆に貢献する |
1924(大正13年) | 津村研究所と薬用植物園の創設
大震災の復興のなか、津村順天堂は後世に残る社会的事業を発足させた。漢方生薬の興隆に貢献した研究所と薬草園の創設である。 |
1934 ―1943 | 新しい出発と激動の戦時下 |
1936(昭和11年) | 株式会社への組織改正
西洋医学万能の時代的趨勢にあって、 中将湯を核に順天堂の和漢薬は広く大衆に浸透し、拡張を続けてきた。 こうした営業の上に立って、 さらに将来の発展を図ることが株式会社に組織変更した目的であった。 |
1944 ―1953 | 苦難の時代を乗り越えて |
1944(昭和19年) | 津村重舎(2代)に召集令状
激烈を極めた第2次世界大戦、 日本軍の敗色も明らかになってきた頃、 2代社長に突然召集令状が舞い込んだ。 |
1945(昭和20年) | 焼け跡の再出発
人手も原料も資材も不足していたので、 再建は筆舌に尽くしがたい困難の連続であった。 重舎の当時の心境は、 「津村順天堂の看板を日本橋から消してはならぬ」 という並々ならぬ執念と闘志だった。 |
1954 ―1963 | 順風に帆を挙げる |
1954(昭和29年) | 新女性薬「ラムール」の登場
長い間の津村研究所の成果が実り、中将湯の糖衣錠ラムールが誕生。 |
1964 ―1973 | 夢工場 新設・静岡工場 |
1964(昭和39年) | バスクリン静岡工場新設
増大するバスクリンの需要に応えて、 新設された静岡工場が操業を開始した。 |
1974 ―1983 | 漢方製剤のトップメーカーへ |
1974(昭和49年) | 医療用漢方製剤の販売
医療用漢方製剤29処方の販売を開始、 まったく新しい販売方法、販売ルートのスタートである。 |
1984 ―1993 | 新本社社屋へ移転・CIの導入 |
1986(昭和61年) | 新本社社屋が完成
本社機能が新社屋一カ所に統合され、 一段と効率的な業務遂行が可能になった。 インテリジェントビルとして最先端のシステムを採用していた。 |
1994 ―2003 | 21世紀にはばたくツムラ① |
1995(平成7年) | 「伝統と革新」を機軸に
風間 八左衛門 社長に就任 3Eの精神を掲げる |
2004 ―2011 | 21世紀にはばたくツムラ②
芳井 順一が社長に就任 |
2012 | 加藤 照和 社長に就任
創業120周年を目前にし、加藤照和が社長に就任。 |
株式会社ツムラの事業ビジョン
ツムラのビジョンは「KAMPOで人々の健康に寄与する価値創造企業を目指して」です。漢方医学で人々の健康を向上させ、企業価値創造を行うことがツムラのビジョンです。
株式会社ツムラの長期経営ビジョン
ツムラの長期経営ビジョンには3つの側面があります。「漢方のツムラ」「人のツムラ」「グローバル・ニッチのツムラ」の3つで、それぞれに意味があります。「漢方のツムラ」を目指すことによって、患者のニーズに合わせて、漢方を取り入れた治療を受けることができるようサポートしています。
「人のツムラ」というのもビジョンの一つ。誰からも信頼される人のツムラを築くということです。漢方のビジネスというのは世界に手本がなく、ツムラ自らが新しい道を開拓する必要があります。それゆえに、ツムラは「人」を重視しています。
「グローバル・ニッチのツムラ」というのは現在の技術やノウハウを最大限に活かして、米国で開発を行い、中国において新規ビジネスを行うことです。
株式会社ツムラの経営理念
「自然と健康を科学する」というシンプルな経営理念を掲げるツムラ。良薬は必ず売れるという創始者の思いを引き継ぎ、現在まで多くの薬品を生み出してきました。これからもツムラはより自然な形の健康を人々に提供していくことを目標にしています。
株式会社ツムラの企業使命
ツムラは独自の企業使命を掲げています。それは「漢方医学と西洋医学の融合により、世界で類のない最高の医療提供に貢献する」というものです。漢方と西洋医学は別個のものと考えられがちですが、ツムラはそれぞれの良いところを活かして、私たちの健康を向上させようと考えています。それが、ツムラにとっても「最高の医療」です。
株式会社ツムラの事業ポートフォリオ
ツムラは主に3領域において薬品を開発しています。その3領域は「高齢者」「がん治療」「女性」というもの。高齢者であれば、更年期障害やしびれなどの問題があります。女性であれば、月経不順や冷え性、食欲不振に悩まされる人もいます。そういった問題に漢方医学の力で立ち向かうのがツムラの仕事です。
株式会社ツムラの事業案内、サービス紹介
先人の知恵を活用する株式会社ツムラ
ツムラは120年もの歴史を持っており、新たな価値を生み出すことに苦心してきました。ツムラは自然と科学を融合させること、漢方医学と西洋医学の良いところを現代医学に適用、活用することを行ってきました。伝統と革新を大切にすることもツムラのやり方です。
自然に科学の力で向き合う株式会社ツムラ
ツムラは「漢方製薬は畑から」という思いを持っており、畑からしっかり管理を行っています。原料生薬や製品の品質を分析し、複雑な自然に科学の力で取り組んでいます。
先進技術を取り入れた株式会社ツムラの工場
株式会社ツムラの工場内にあるのが、スプレードライ装置です。かなり巨大で、高さは11メートルにもなる機械なんです。この機械で濃縮液を噴霧、熱風で乾燥させて、個体化させます。個体化されたのがツムラの漢方薬です。漢方薬はこのように造られていたんですね。
米国で展開しようとする株式会社ツムラ
グローバル・ニッチのツムラと成るべく、日本国内だけでなく、海外でもその技術を活かそうとしています。特にアメリカではTU-100の開発を行っており、実際的な試験を行っています。
シェア80%を誇る株式会社ツムラ
ツムラは医療用漢方製剤の分野でシェア80パーセントを誇る企業です。高品質な漢方薬を40年にわたって製造してきたノウハウと経験がツムラにはあります。これからもグローバル・ニッチに「人のツムラ」として活躍してほしいですね。