株式会社東京エネシスの概要と沿革

まず、東京エネシスの基本情報は以下の通りです。

【東京エネシスの概要】

社名株式会社東京エネシス(TOKYO ENERGY & SYSTEMS INC.)
本社所在地東京都中央区日本橋茅場町一丁目3番1号
設立年月日1947年(昭和22年)8月14日
代表取締役社長熊谷 努
株式公開東証一部上場(証券コード:1945)
資本金28億81百万円(2016年3月31日現在)
事業内容火力・原子力・水力発電所 変電所 化学プラント 工場 ビルディング 環境関連設備 一般家屋等の機械装置および電気設備の企画 調査 設計 施工 管理ならびに関連機器の製作 販売 賃貸借 保守管理
土木 管路 洞道および建築工事の設計 施工
情報・通信システムエレクトロニクス設備の企画 調査 設計 施工
諸設備の保守 点検 修理 改造 解体 撤去および運搬
市場調査 商品の販売に関する情報の提供
電気供給事業
労働者派遣事業
不動産の売買 賃貸借 管理
東京エネシスHP:会社概要より引用


東京エネシスは、東京都中央区日本橋に本社を構えています。1947年、「株式会社東京電氣工務所」の名前で東京都港区にて誕生しました。それから現在までの60年以上の長い歴史を持っている会社です。1961年には東証二部へ上場を果たし、1981年に東証一部への指定替えを受け、現在でも東証一部で上場中の大企業と言って問題ないでしょう。

そんな東京エネシスの歴史を沿革にて見ていきましょう。

【東京エネシスの沿革】

1947年(昭和22年)8月東京都港区新堀町に資本金18万円をもって株式会社東京電氣工務所を設立
1960年(昭和35年)7月本社を東京都港区東麻布へ移転
1961年(昭和36年)11月東京証券取引所市場第二部に上場
1962年(昭和37年)2月横浜営業所(現 京浜支社へ統合)を開設
1973年(昭和48年)9月東部営業所(現 千葉支社へ統合)を開設
北部営業所(現 第三プロジェクト部へ統合)を開設
1974年(昭和49年)8月京浜工事部、房総工事部、鹿島工事部、福島工事部の4工事部を開設
1979年(昭和54年)6月神奈川県川崎市に京浜工事部(現 京浜支社)事務所を新築
1979年(昭和54年)12月千葉県市原市に房総工事部(現 千葉支社)事務所を新築
1980年(昭和55年)8月本社を東京都港区新橋に移転
1981年(昭和56年)2月茨城県鹿島郡(現 茨城県神栖市)に茨城工事部(現 茨城支社)事務所を新築
1981年(昭和56年)3月福島工事部(現 福島総合支社)事務所を福島県双葉郡に新築
1981年(昭和56年)10月東京証券取引所市場第一部に指定替え
1982年(昭和57年)8月新潟支社を新潟県刈羽郡に開設
1994年(平成6年)3月資本金28億81百万円に増資
1998年(平成10年)7月原子力部六ヶ所事業所(現 青森支社)を青森県上北郡に開設
2001年(平成13年)4月商号を株式会社東京エネシスに改称
2007年(平成19年)1月東京エネシスグループ企業行動憲章の制定
総合技術センターを千葉県千葉市に開設
2012年(平成24年)8月京浜支社を神奈川県横浜市に移転
2013年(平成25年)8月本社を東京都中央区日本橋茅場町に移転
2013年(平成25年)9月茨城支社を茨城県ひたちなか市に移転
2015年(平成27年)3月宮城県登米市に登米ソーラーパーク(太陽光発電所)を設置
2015年(平成27年)4月埼玉県比企郡鳩山町に鳩山ソーラーパーク(太陽光発電所)を設置
https://www.qtes.co.jp/company/history/


現在、東京エネシスは東日本の各地に支社を置き、日々エネルギーの研究、発展に力を注いでいます。火力、原子力、水力など様々なエネルギーの発電方法がある中で、それらに特化した社員を直接派遣し、発電所や変電所、電力関連施設の建設からメンテナンスまでを東京エネシスは行ない続けています。また近年では、長年培ってきた技術をより広めようと海外へも技術者を派遣するなどワールドワイドな活躍をしています。そして注目の集まる再生可能エネルギー事業も手がけ始めており、太陽光発電の設備工事なども行なっています。

株式会社東京エネシスの事業ビジョン

東京エネシスは代表取締役会長の楢崎さんと代表取締役社長の熊谷さんの「ごあいさつ」として、以下のようにホームーページに記載しています。

設計・現場技術力を活かし、社会的使命を果たします

安全・品質・環境保全に努め、信頼され、選択され続ける企業として

当社は1947年に「株式会社東京電氣工務所」として創業して以来、半世紀以上にわたり電力事業の発展とともに歩み、その時代を代表する水力 ・火力 ・原子力発電所ならびに変電所の建設・保守に取り組んでまいりました。

2001年に社名を現在の「株式会社東京エネシス」に変更し、エネルギーとシステムのデザインとコンストラクションという事業活動を通じて「暮らしのより確かな基盤をつくる 」ことにより、社会に貢献することを当社の使命としております。

また、当社は、太陽光発電などの再生可能エネルギーに加え、ビル ・ 工場などの電気設備工事、エネルギーの高効率利用 ・ 省エネにつながるエネルギーソリューションや情報通信設備工事など、新しい分野にも積極的に取り組み、事業の拡大と経営基盤の強化を図っております。

確かな技術力を基盤に、新たなステージへと進出する

近年、電力自由化の進展や各種エネルギー関連企業間の厳しい競争の時代を迎え、当社は長年培ってきた設計・施工技術力を活かして、技術とコスト両面での競争力向上を図るとともに、安全・品質、環境保全の確保に努め、「お客さまに信頼され選択され続ける企業」としてさらなる成長、発展をめざしてまいります。

たゆみない挑戦を続ける東京エネシスに、引き続き皆さまのより一層のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
東京エネシスHP:ごあいさつより引用

東京エネシスが、信頼され続けるためにはどうするべきか、選ばれるにはどうするべきかという事に対して真摯に向き合っている姿勢が伺えます。
近年では、電力自由化が始まり、我々ユーザーが安心して使える電力会社を選べる時代にもなりました。これに伴い各社競争を続ける中で、東京エネシスはこれまでに培ってきた技術、そして経験を大きな武器に安心して選んでもらえる企業になる努力を今もこれからも続けていってくれると思います。東京エネシスはエネルギー事業の大手として、今後もますますの発展、成長に期待できる企業であることは間違いありません。

株式会社東京エネシスの事業案内

東京エネシスの事業案内は下記の通りです。

■火力
火力発電設備の安定稼働を支え、高効率・大容量のコンバインドサイクル発電などの最新技術にも対応。

■原子力
安全・安定運転に貢献。各発電所が再稼働に向け準備を進める現在、地震・津波対策工事などにも対応。

■水力
発電方式の変化に対応し、新技術・工法に積極的に取り組むとともに、マイクロ水車の設計・施工にも進出。

■変電
設備の設計・施工管理をはじめ、変電機器の保護・制御技術・総合試験技術を提供。超高圧変電所の工事も実施。

■再生可能エネルギー
太陽光発電所を宮城・埼玉に設置するなど、エネルギーに関わるあらゆる課題に最適なソリューションを提供。

■土木・建築
発電所や変電所、各プラントにおける調査・設計・施工及び保守管理をはじめ、一般土木建築工事にも対応。

■情報通信
各ケーブルテレビ局のCATV工事を手掛けるなど「暮らしのより確かな基盤をつくる」ことで社会に貢献。

■エネルギーソリューション
省エネルギー、省コスト化及び低炭素化の要求に対して、最適な機器・システムの提案から施工まで対応。

■電気設備
教育施設や公共施設などの新築・改築に伴う電気設備工事一式の設計から施工まで一貫して実施。

■島嶼発電
伊豆七島、小笠原諸島のディーゼル発電設備の保守・更新作業を、離島という環境を考慮したうえで対応。

■海外
世界的なエネルギーの需要拡大に伴い、諸外国のエネルギーシステムの施工設計・工事監理などに対応。

■溶接検査センター
溶接・検査センターを有し、溶接及び検査の専門員を育成、指導し、各電力業界に展開。各種試験にも対応。
東京エネシスHP:事業案内より引用

以上がカテゴライズされている東京エネシスの事業です。
社会インフラには欠かす事の出来ない発電所や変電所、それに関わる電力設備などの建設、メンテナンスなどを東京エネシスが、開発からアフターサービスまでを手がける事で安心して使える設備を作っています。その時代の最新鋭の技術を取り入れ続け、その時代に合ったエネルギー開発に柔軟に対応し続けてきた結果、現在の多種多様にわたる事業展開へと繋がったのだと思います。
そして海外への技術提供も行なっている東京エネシスは今後世界規模でエネルギー事業の最先端として発展いていってくれることでしょう。

多種多様なエネルギー設備を新設、発展させてきたのが東京エネシスです

原発問題や、電力自由化によって近年では注目される事の多いエネルギー事業ですが、発電方法は様々で、再生可能エネルギーなど技術は日々進歩し続けています。注目されている今だからこそ、東京エネシスにはユーザーが安心して選べ、そして安全に使えるエネルギーを世に広めていってほしいです。それらの施設の開発、今も稼動している設備の改修、メンテナンスをしっかりと東京エネシスが行なっていってくれることが、今度のエネルギー事業のますますの発展に繋がると思います。