株式会社ホープ:概要と沿革

まずは、ホープの基本情報を確認しておきましょう。

株式会社ホープの概要

社名株式会社ホープ
本社所在地福岡市中央区薬院1-14-5MG薬院ビル7F
設立年月日2005年2月創業
代表取締役社長時津孝康
株式公開東証マザーズ
資本金4億4,507万円(平成28年6月現在)
事業内容Public Private Sharing(PPS)事業
(引用:株式会社ホープ公式ホームページ)

 ホープは本社を九州においていますが、取引先は全国にあります。50人ほどの規模の会社です。

株式会社ホープの事業内容

ホープの事業はどれも自治体に特化しています。

ホープのマーケットプレイス事業

 ホープはLAMPという自治体と企業の広告をマッチングするサービスを展開しています自治体はありとあらゆる媒体を登録でき、登録した媒体はLAMP上で表示され、検索されますのでこれまで媒体のことを知らなかった広告主へのアプローチができます。登録自体は無料です。広告主は全国各地の自治体広告やエリア限定広告を検索・申込みすることが可能です。

ホープの財源確保支援事業

 ホープでは様々なデットスペースを財源にする事業も行っています。自治体が発行している様々な刊行物やWEBページ、庁舎内の空きスペースに広告枠を設け、掲載料の一部を自治体の歳入に充てることで自治体の財源確保に貢献しています。また、ホープは自治体と新たな行政メディアを生み出す事業も行っています。ホープという民間企業ならではの視点を組み込んだメディアを自治体と創り上げることによって、よりわかりやすく地域住民に行政情報を伝えることを目的としています。ホープは全国約120以上の協働実績があります。

ホープの営業活動支援事業

 自治体に営業したい企業様へのサポート事業です。自治体との事業は、国からの助成金によって予算が増加することもあり、民間企業にとっては多くのビジネスチャンスになりえます。ホープは創業から自治体の財源確保に特化した事業展開で培ってきた自治体契約件数は1,500件以上あります。民間企業サービスをホープが代わりに提案します。またホープには、自治体への企業サービスの需要調査や反応を独自の繋がりからリサーチ・ 報告書を作成致するサービスもあります。

ホープのプラットフォーム事業

 ホープは自治体と地域をつなぐプラットフォーム「マチイロ」を持っています。行政情報に特化しています。イベントのお知らせや助成金の案内など、知れば得する行政情報を配信しています。

株式会社ホープの企業理念

ホープの企業理念

自治体を通じて人々に新たな価値を提供し、会社及び従業員の成長を追求する

ホープの行動指針

01 私たちは、走りながら考えます
直面する課題に立ち向かう姿勢・スピードがベンチャーの競争力です。
机上の空論ではなく、日々のトライ&エラーの中で切磋琢磨されてこそベンチャーであり、
多くの失敗の上に成功は築かれます。

02 私たちは、謙虚であり続けます
事象には必ず理由があり、それを他責で捉えてしまうと成長の機会を逃します。
自責で捉え続けることで、すべての事象を成長機会へと変えていきます。

03 私たちは、向上心を忘れません
安定や満足感は成長を鈍化させます。常に自分の限界を疑い、健全な欲を持ち、挑戦し続けます。

04 私たちは、絶対に諦めません
諦めを意識した瞬間に思考は閉じ、勝負が決まります。
一番苦しい時こそが、真価を問われる瞬間です。

05 私たちは、覚悟を持ち、退路は断ちます
ベンチャー企業で働くということは、それ自体が特別であり、
覚悟なくして乗り越えることはできません。
生きる上での選択肢は多くとも、仕事に更なる選択肢は必要ありません。

06 私たちは、感謝の心を大事にします
「ありがとう」が人を創ります。小さなことにも感謝し、それを言葉にすることを習慣とします。

07 私たちは、継続の先に革新を生み出します
仕事に奇跡や偶然はありません。
革新は必然で積み上げられた結果であり、継続する人間にこそ生まれるものです。

08 私たちは、衝突を恐れません
摩擦やぶつかりあいが成長には不可欠です。
衝突が多いほど「組織」は強くなり、「会社」は竹のように成長します。

09 私たちは、お客さまへ価値を戻すことを約束します
企業はお客さまに喜んでもらい、正の連鎖を続けることでしか存続できません。
お互いの利益と満足を追求します。

10 最後に、私たちは何よりも情熱を大切にします

(引用:株式会社ホープ公式ホームページ)

 行動指針から、ホープは非常にベンチャースピリットを大事にしている会社であるということがわかります。

株式会社ホープの事業ビジョン

 ホープはは自治体に特化した総合サービス会社です。ホープは自治体が発行している様々な刊行物やWEBページ、庁舎内の空きスペースなどのデッドスペースを有料広告枠にすることで「資産」を創りだす「自治体有料広告事業」を通じて、約10年間で約35億円もの地方財源の確保・改善に貢献してきました。この事業を通して自治体が元気になって、地域の方々に喜美を提供できることで、それがホープの成長に繋がることを目指しています。

株式会社ホープの社内制度

ホープの福利厚生

・チャージ休暇 5営業日連続の特別休暇を取得でき、チャージ休暇手当5万円を支給
入社3年後に権利取得、利用は1度のみ
・出産祝い金 第1子10万円/第2子20万円/第3子30万円/第4子40万円/第5子50万円支給
・No残業day 毎月第1水曜日は定時退社を推奨 ※繁盛期を除く
・健康手当 1年以上の非喫煙者に月額5,000円支給
・女性さぽーと 妊娠・出産・子育てをする女性社員を応援する環境を準備
各段階に応じて有給券を支給
・FAMILYBIRTHDAY 子どもの誕生日は1日休み、夫や妻の誕生日は午後休み
・Xmasプレゼント手当 子どものクリスマスプレゼント代を支給(5歳まで/上限5,000円)
・オムツ手当 子どものおむつを現物支給(2歳まで/上限5,000円相当)
・学資保険手当 学資保険の20%を会社が負担(月々支払いの者のみ対象)
・配偶者健康診断 専業主婦・夫の健康診断を会社が負担
(一部勤続一年以上が条件)
・BBQ 毎年9月に贅を尽くしたBBQを実施。
・ブックデー 毎月3冊まで必要な本を自由に購入できる
・Kickoff Day 毎週、週明けは1時間早く出社する
・インセンティブ 3ヶ月に1回、インセンティブ支給の有無・金額を審議
評価・査定 毎年2回、昇給(固定)を審議
・3マンスチェック 3ヶ月毎にそれぞれの現状と改善をレビュー
・デュアルモニター パソコンのモニターを2台標準装備

(引用:株式会社ホープ公式ホームページ)

 ホープは比較的新しい会社です。珍しい人事制度もたくさんあるのではないでしょうか。特に子供のための福利厚生が多いことがわかります。ホープが多くの人に働きやすい環境を提供しようとしていることがわかります。

株式会社ホープの事業ポートフォリオ

2005年2月2日自宅兼オフィスにて有限会社ホープ・キャピタル創業
2006年10月4日太宰府市 初契約
2007年1月百道にオフィスを移転
2007年6月天神にオフィスを移転
2009年5月株式会社ホープに社名変更、ブックデー制度開始
2010年6月企業理念、行動指針作成
2011年8月薬院にオフィスを移転
2012年9月行動指針リニューアル
2013年5月マーケティング部からPPP推進部へ
2013年8月グロービス・キャピタル・パートナーズに第三者割当増資を実施
2013年12月納品事業 熊本市子育て冊子作成
2014年5月i広報紙アプリサービス開始
2015年6月組織編成に伴い、メディアクリエーション部、BPO受託課、CR課、媒体活用課、クリエイティブ課発足
(引用:株式会社ホープ公式ホームページ)

財源に困っている自治体の救世主となる株式会社ホープ

 いかがだったでしょうか。ホープは自治体に特化した総合的なサービスを提供している会社です。ホープのおかげて活性化した自治体も多くあるのではないでしょうか。また、ホープはまだまだ新しい会社ですので、働いている社員もベンチャースピリットを持って働いているということがわかります。そして他の会社ではあまり見ないような人事制度もあります。そんなホープという会社を訪れて見てはいかがでしょうか。