サイオステクノロジー株式会社 クラウド製品等を開発。システム障害を回避するソフトがメイン サイオステクノロジー株式会社 代表取締役社長 喜多 伸夫 

Vol.1 歴史

インタビュー内容

歴史(オープンソースビジネスとの出会い、テンアートニ社との合併、社名変更)

【喜多】

この仕事を始める前は、アメリカにいたのですけれど、アメリカで一緒に仕事をしていたアメリカ人が、リナックスというOSを使ったビジネスが出来るということで、色々それを教えてもらって、そもそもそのリナックスというOSが無料であると、誰でも使えるということが結構衝撃的で、普通その頃OSというかソフトウェアは、マイクロソフトに代表されるように、やはり買って使うという、趣味では前から無料のものというのはあったのですけれど、ビジネスとかそういうシーンで使うソフトウェアというのは、やはり有料であるというのが結構前提で、それでその様子を見ていたのですけれども、どんどんそれが広がってきて、これは自分もその同じビジネスといいますか、無料の、今で言うオープンソフトウェアを使ったビジネスというのができるだろうと(思って)。

これを使ったビジネスをやろうと考えていたのですけれども、アメリカで始めている、友人たちを見ているとですね。やはりなかなか日本人が、アメリカで同じように始めるには、かなり難しい面もあるなということで、やるんだったら日本の方がいいかなと思っていたところ、昔から一緒に仕事をしていた友人が、日本でリナックスの仕事をしたいという話の相談を受けて、じゃあ一緒にやろうかということで始めて、それが99年ですけど、それ以来オープンソースとかリナックスというビジネスを、やってきているという感じです。

【喜多】

最初は、OSやソフトウェアを使ったハードウェアや、システムインテグレーションを(行っていて)他に会社が無かったこともあり、順調にスタートしましたけれど、2年ぐらいで大手も含めて参入してきて、競争の環境が変わってきたところが、厳しかったですね。

それで2002年に、同じようにオープンソースで、ビジネスをやっていたテンアートニという会社と合併しました。それが2002年の1月ですね。(合併により)当社のようなベンチャー起業の中では、オープンソースをやっている企業としては、トップクラスの規模になったので、そこからまた色々な仕事もいただくようになりました。一時期、厳しい時期もありましたけれど、合併を機に、また成長のスピードを上げることができました。

【喜多】

(前の社名を)すごく気に入って頂いている、取引先の皆様や株主の皆様や社員もたくさんいたので、簡単な話ではなかったのですけれど、(元々)社名変更を考えなければいけないと思っていたところで、アメリカのSteelEye Technology, Inc.という会社を2006年に買収することになりまして、そのアメリカの企業を買収する中でも、海外でも名前が覚えやすく分かりやすく、当社がやろうとしていることに対する、メッセージ性のある社名にしたほうが、グローバルに事業を展開する上でも、メリットが大きいなということで、2006年の終わりに社名を変更することになりました。


経営者プロフィール

氏名 喜多 伸夫
役職 代表取締役社長
生年月日 1959年8月3日

会社概要

社名 サイオステクノロジー株式会社
本社所在地 東京都港区南麻布2-12-3 サイオスビル
設立 1997
業種分類 情報・通信業
代表者名 喜多 伸夫
従業員数 441名
WEBサイト http://www.sios.com/
事業概要 LinuxとJavaの技術を使用し、最先端の技術を追求するとともに、この2つの技術を中核として、ソフトウェア・ハードウェア製品の開発、販売とサポート、システム構築を行う。(2006年11月 株式会社テンアートニから社名を変更)
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