株式会社星医療酸器 国内シェアトップの医療用ガスメーカー。在宅医療の分野にも進出 株式会社星医療酸器 代表取締役社長 星 幸男　 (2013年5月取材)

事業

【星】

私どもはもともと医療用の酸素からはじまりまして、現在は住宅酸素医療支援サービス、これが非常に伸びています。それと介護事業、これも非常に伸びています。医療から延長した形の介護、やはり医療と介護というのは、すごく共通しているところがあります。そういう中で特に介護事業部が伸びています。

あと有料老人ホーム、それと最近スタートしたものなのですが、美容です。炭酸美容といいまして当社が炭酸ガスを納めさせていただいてます。新しい分野の開拓です。

今の医療用の酸素ガスのディーラーとしては、全国でトップになっています。ただまだまだトップといってもすべてではありませんので、伸ばす余地はいくらでもあります。

在宅酸素に至っては、まだまだ私どものシェアは弱い状態です。ですから今の在宅酸素という仕事を通じて、さらに伸ばしていけるような仕事だと思いますし、介護に至ってはスタートしたばかりなので、在宅酸素、そして介護という分野を中心に力を入れて、伸ばしていきたいと思います。

「命を守る最前線で社会に貢献し続ける」という経営理念、これを中心に今後も頑張っていきたいと思います。

【星】

新製品のパレッツというタブレット端末を利用したサービスがあるのですけれども、これは遠隔で操作して在宅酸素を吸入できるのです。私がこのサービスで重要だと思っているのは、震災などが起きた際に、患者様の居場所がわかるので、緊急連絡ができます。災害があった時、避難所に患者様が移動していれば、どこの避難所にいるのかわかるので、酸素を届けることができます。

患者様も安心ですし、ドクターにも喜ばれるサービスです。また、私どもとしても安心です。停電になってもつながります。電話がつながらなくてもパレッツはつながります。

このような新しい武器を開発して、これまで私どもがいけなかったような大病院様とも取引をさせてもらえるようになりました。本当に画期的な商品です。