サラヤ株式会社 手洗い・うがい文化を浸透させた「サラヤ」次なる挑戦 サラヤ株式会社 代表取締役社長 更家 悠介  (2022年3月取材)

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インタビュー内容

新規ビジネスと社会問題の解決

【更家】

最近ですと、輸出とか6次産業化とか、地方創生で、地域産業の例えば魚とか果物とかを海外に出しましょう、これまでは日本の衛生規範で動かしていた物を国際的に通用するHACCPというね手法をやっています。私共のHACCPも10年ぐらいずっとやっているんですけど、こういう手法を日本全体が産業として、地方創生をやっていこうとする中ではね、これに貢献できるような森永と一緒にやる電解水を活用した微酸性電解水の衛生管理とかですね、色々コラボしながらですね、提案できないかやるているんですね。

日本の柿だってさ、味は最高だと思うんですね、これは衛生的に作って、それでもって海外に輸出するというHACCPで運用しましょうと。ですので、日本でもまだまだ地域にもあると思うんですけど、新しい編成というか、リソースをお互いネットワークをね、作り変えて、目的に向かってやっていくということです。

【更家】

ラカントでいうと、原料に対してですね、しっかりした農薬の無い良い原料を使わないといけないということで、去年の10月に桂林で、自社の抽出工場を始めまして、このポイントは農家の人と一緒にやりましょうと、農家の人はメーカーに安定的に買ってもらえる。特にラカンカって春に苗を植えるんですよ。1苗5元、秋には300位実がなるんですね、端的にいうと実が1つ1元を投資して秋には300元もらえます。
でもこれ売れてなんぼなんで、メーカーはこういう品質で、農薬使わずにやったやつやね、ちゃんと買いましょう毎年。残り10年やったら3000元、100年あれば30000元、えらいあれが入ってくるんですね。農家の安定収入。

いい原料がある、これを世界のアメリカでマーケティングやっているんですけど、ラカントのマーケティングやりましよう。アメリカ人の肥満とか糖尿の方も多いんです。天然のゼロカロリーの甘味料がほしい。ついでにチョコレート作ったりとか、植民地でやっているんですけど、それと日本ではリキュールね、ラカント、梅酒。カロリーオフの砂糖の代わりにラカント入れた梅酒とかですね。色んな物に展開して。
ですので、社会とのネットワークもあるけど、やっぱり展開性がね、どういう形で農業の方でやっていくとか、でもって社会問題的に肥満とか糖尿とかにソリューションが出てくると。ここをうまくビジネスにひっつけられないかなということなんですね。だからさっきのHACCPも地方創生の政府の動きにあれして、海外に輸出したい方にはですね、我々も一緒になって衛生基準を運用して頂いて、輸出にも協力しましょうということですよね。

まあ例えば北海道のあれ良く売れているよね、ホタテ貝。ホタテ貝良く売れる、それでこないだ東北行ってね、4年前に漁協の方にアワビとかアジアで良く売れるんで、きちっとブランドアワビやりませんかと、体勢がねとおっしゃっていたんですけど、私共は地方創生とか、社会的な肥満とか糖尿に貢献したいなと思う中で、こういう商品を作っているということなんですね。

【更家】

世界的なネットワークをね、作りたいと思うんで、我々でいうとアフリカ・ウガンダから始めたんですけど、今はウガンダで社会貢献事業として、ウガンダの人は院内感染とか、エボラもウガンダがすごく多くて、こういうところにちゃんと出資をしましょうと、病院の院内感染、それから、マタニティワードっていうかな、母子保健のところで、出産されるときにはね、必ず手を消毒して、お取り上げしたりとか、お母さんの健康をっ盛る意味でもやりましょうと、こういう意見も含めて、ウガンダで手洗い事業の100万人の手洗いとかですね、病院の手洗いとかやっています。

アフリカを成功に、ビジネス的に成功はもうちょっと時間がかかるのか、これは早くやっていきたい。南米とか中米がないので、こういう組織的な段取りをしたり、ということでグローバルネットワークを中小企業であっても作りたい。
そこに流す商品がありますよね、多様性がありますよね、同じ商品でもラベルが違えば、ニーズも違うし、ニオイも違うし、多様性と同時にしっかりした手法とかですね、プロダクトをやらないといけないので、グローバルスタンダード+ローカルスタンダードみたいなところがビジネスとして、マッチングさせないといけないんでね。
こういうところがグローバルネットワークと同時に必要だと、そういった意味でも日本がヘッドクォーターになるので、これが日本の本社がしっかりしていないとうまくいかないんで。ですので、これからのビジョンとしてはグローバルネットワークと日本の関係みたいなところですね。

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経営者プロフィール

氏名 更家 悠介
役職 代表取締役社長
生年月日 1951年5月30日
出身地 三重県
著書 『これからのビジネスは「きれいごと」の実践でうまくいく』(東洋経済新報社)
略歴
1951年生まれ。74年大阪大学工学部を卒業し、75年カリフォルニア大学バークレー校工学部衛生工学化修士課程修了。76年サラヤ株式会社に入社。工場長を経て98年に代表取締役社長に就任。現在に至る。

日本青年会議所会頭などを歴任。ゼリ・ジャパン理事長、大阪商工会議所常議員、関西経済同友会常任幹事、ボルネオ保全トラスト理事、日本WHO協副理事長、ウガンダ共和国名誉領事などを務める。2010年に藍綬褒章、14年に渋沢栄一賞受賞。

会社概要

社名 サラヤ株式会社
本社所在地 大阪府大阪市東住吉区湯里2-2-8
設立 1952
業種分類 化学工業
代表者名 更家 悠介
従業員数 2060人(グループ全体・2021年10月時点)
WEBサイト https://www.saraya.com/
事業概要 1.家庭用及び業務用洗浄剤・消毒剤・うがい薬等の衛生用品と薬液供給機器等の開発・製造・販売 2.食品衛生・環境衛生のコンサルティング 3.食品等の開発・製造・販売
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