インタビュー内容
-世界市場への挑戦-
【道具】
おかげさまで、日本においては『アイフィルター』も『メールフィルター』も、6割弱程のシェアをいただいております。ファイナルコードも毎年5倍の伸びです。去年(2015年)も前年比で5倍、今年(2016年)も多分そのくらいは伸びると思っています。
次は海外です。2015年4月にシリコンバレーにオフィスをつくりまして、2016年2月にシンガポールにオフィスをつくりました。夏までにはイギリスにもつくる予定です。この3拠点ができますと、アメリカ、アジア、ヨーロッパという展開になるわけです。
これまで当社はどちらかというと日本を中心に、この場所でつくったものを日本のお客様に提供していました。これまで日本でビジネスをさせていただく中で、海外から入ってきた製品に対して、当社は迎え撃って競争して、勝つことができました。
これからは、当社がつくったものが日本のお客様に売るだけではなくて、世界のお客様にチャレンジしていくことを2015年から始めました。1年間やってみて、非常に好感触を得ています。世界の人達がインターネットに求めるものはセキュリティで、日本の人達と共通していると思っています。
それを日本人特有の細かさで、かゆい所に手が届くような品質、機能の製品がつくれたら、時間はかかるかもしれませんけど、世界を席巻できるんじゃないかと信じていますし、まさにそういう想いや目標をもって、トライしています。
情報漏洩とか標的型攻撃ということで、かなり社会が変わりました。今まではファイヤーウォールとか、アンチウィルスソフトで対策できていたのに、もう対策ができていない。しなければいけない状況に大きく変わりました。
それによって、私たちも年10%の成長しかできていなかったのですが、私たちのビジネス、製品に注目していただけるお客様が急に増えて、年30〜40%の成長ができるようになってきたのが、ここ2年間の変化です。
こういう変化が起きると、対策が終わるまではしばらくは伸びていくかなと思います。このことは日本だけではなく、攻撃というのはもうグローバルで、国境に関係なく起きておりますので、日本のお客様にまず、そういう対策をして、そのノウハウを踏まえて、『ファイナルコード』だけではなくて、他の製品も海外のお客様にも提供していきたいと思っております。
私たちの製品のご要望というのも、1年で3倍くらい増えています。そのくらい市場が活性化してきていますので、その期待に応えられるように製品開発や、営業の強化をしていくように、社員一丸となって頑張っています。

経営者プロフィール

氏名 | 道具 登志夫 |
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役職 | 代表取締役社長 |
出身地 | 東京都 |
座右の銘 | 想えば叶う |
愛読書 | ハーバード流交渉術(YESを言わせる方法) |
2011年4月 Digital Arts America,Inc. Director, President & CEO
2012年6月 Digital Arts Investment,Inc. Director
2014年4月 FinalCode, Inc. Director President & CEO
2016年4月 デジタルアーツコンサルティング株式会社 代表取締役会長
2016年9月 Digital Arts Europe Limited Director
会社概要
社名 | デジタルアーツ株式会社 |
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本社所在地 | 東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエア ウエストタワー14F |
設立 | 1995 |
業種分類 | 情報通信業 |
代表者名 |
道具 登志夫
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従業員数 | 257名(2024年3月31日現在) |
WEBサイト | https://www.daj.jp/ |
事業概要 | インターネットセキュリティ関連ソフトウェアおよびアプライアンス製品の企画・開発・販売 |