株式会社日新の概要と沿革
■株式会社日新の概要
社名 | 株式会社日新(NISSIN CORPORATION) |
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本社 | 横浜市中区尾上町2丁目81番地 ニッセイ横浜尾上町ビル |
設立年月日 | 昭和13年(1938年)12月14日 |
代表取締役社長 | 筒井雅洋 |
株式公開 | 東証1部 |
資本金 | 62億67百万円 |
売上高 | 2017億5百万円(平成28年3月期)(連結) |
従業員数 | 1576名(単体) |
事業内容 | 国際輸送、国内輸送、倉庫、港湾輸送、通関、船舶代理店、引越し、旅行業、不動産業
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■株式会社日新の沿革
昭和13年(1938年)12月 | 川崎市に日新運輸株式会社設立 |
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昭和17年(1942年)10月 | 横浜市に本店移転 |
昭和21年(1946年)3月 | 日新商事株式会社と商号変更 |
昭和22年(1947年)5月 | 本店を現所在地に移転 |
昭和25年(1950年)1月 | 日新運輸倉庫株式会社と商号変更
東証1部上場 |
昭和29年(1954年)7月 | 日新運輸倉庫株式会社本社屋落成
日新運輸倉庫株式会社東京支店設置 |
昭和33年(1958年)5月 | 日新運輸倉庫株式会社大阪支店設置 |
昭和34年(1959年)12月 | 日新運輸倉庫株式会社札幌営業所開設 |
昭和35年(1960年)4月 | 日新運輸倉庫株式会社川崎営業所開設 |
昭和44年(1967年)4月 | 日新運輸倉庫株式会社千歳支店設置 |
昭和44年(1967年)7月 | 日新運輸倉庫株式会社札幌支店開設 |
昭和48年(1973年)5月 | 日新運輸倉庫株式会社大証1部上場 |
昭和50年(1975年)7月 | 日新運輸倉庫株式会社ロンドン支店設置 |
昭和60年(1985年)10月 | 株式会社日新と商号変更 |
昭和62年(1987年)10月 | 株式会社日新タイ現地法人設立 |
昭和62年(1987年)12月 | 株式会社日新オーストラリア現地法人設立 |
昭和63年(1988年)10月 | 株式会社日新スペイン現地法人設立 |
平成4年(1992年)4月 | 株式会社日新フランス現地法人設立 |
平成4年(1992年 8月 | 株式会社日新中国現地法人設立 |
平成6年(1994年)6月 | 株式会社日新マレーシア現地法人設立 |
平成7年(1995年)2月 | 株式会社日新中国に合弁会社設立 |
平成7年(1995年)4月 | 株式会社日新ベルギー現地法人設立 |
平成9年(1997年)4月 | 株式会社日新ベルギー現地法人設立 |
平成10年(1998年)2月 | 株式会社日新フィリピン現地法人設立 |
平成10年(1998年)3月 | 株式会社日新アラブ首長国連邦現地法人設立 |
平成11年(1999年)5月 | 株式会社日新インド現地法人設立 |
平成12年(2000年)7月 | 株式会社日新メキシコ現地法人設立 |
平成16年(2004年)8月 | 株式会社日新インドネシア現地法人設立 |
平成17年(2005年)3月 | 株式会社日新ロシア現地法人設立 |
平成18年(2006年)3月 | 株式会社日新ベトナム現地法人設立 |
平成19年(2007年)4月 | 株式会社日新ポーランド現地法人設立 |
平成24年(2012年)2月 | 株式会社日新ラオスに合弁会社ラオ・ニッシン・SMT設立
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株式会社日新の基本方針
当社グループは、社名の由来である、日々新なり、又日に新たなりの精神を基本に、自己革新を続けながら安全、迅速、低コストに高品質な物流、旅行サービスを提供することで豊かな社会の実現に貢献するとともに、お客様との間に信頼を築き上げながら企業価値を高め、株主をはじめ、全てのステークホルダーの期待に応じることを経営の基本方針としています。
この基本方針を実現するために当社グループは経済、社会、の発展に不可欠である物流事業をはじめ旅行業などの関連事業を企業倫理、法令遵守の徹底及び、地球環境保全への積極的な取り組みなど企業の社会的責任(CSR)を果たしながらグローバルに展開していくことを目指します。
株式会社日新の経営指標
2016年3月期業績:売上高は伸び悩んだが、利益面では計画通り1年前倒して達成した。
第5次中期経営計画最終年度の目標値は、売上高213,000百万円、営業利益6,000百万円、
経常利益6,200百万円
株式会社日新の企業行動憲章
1、 わたしたちは、お客様から信頼され満足をお届けする企業を目指しています。
2、 わたしたちは、公正、透明な企業活動を行います。
3、 わたしたちは、広く社会とのコミュニケーションを図り、積極的に企業情報を開示します。
4、 わたしたちは、個性を尊重した自由で活力のある企業を目指します。
5、 わたしたちは、健全な地球環境づくりに努めます。
6、 わたしたちは、グローバルネットワーク企業としての責任を果たします。
7、 わたしたちは、率先して企業倫理の徹底を図ります。
8、 わたしたちは、本憲章に反するような事態が発生したときには全社を挙げて原因究明、再発防止に努めます。
以上 株式会社日新有価証券報告書第107期(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
より抜粋しました。
株式会社日新ってどんな雰囲気の会社?
株式会社日新の人事メッセージを読むと、当社では学業でもスポーツでも、ボランティアでも何でもいいから、趣味や遊びを含めて、自分にしかできないような経験をした人、友達をたくさん作って人と触れ合い、自分を磨いてきた人、そんな人を積極的に採用したい、と言っています。
株式会社日新は国際企業といっていいほど、諸外国の色々な人達とのお付き合いがありますから、積極的に人と混じりあって自己啓蒙を促したい人には打ってつけの職場です。
勤務地は国内を初め、海外現地法人、駐在員事務所となっており、アメリカ、カナダを初め、世界中にあります。当然英会話能力は必要です。通関士などの資格も積極的に入社してからでもいいですから挑戦しましょう。
福利厚生や各種の研修制度はしっかり充実しています。会社の業績も安定しており、経営計画を見るとさらに国際化の方向に向かうような事業が並んでいます。
社員の出身大学を見ても全国の国公立私立を問わず、くまなく入社しており、特定の大学に偏った採用はされていないようです。この会社の自由闊達な社風の基盤がこの辺に表れています。
株式会社日新 事業ポートフォリオ
物流に関しては、あらゆる部門で精通した専門家が投入されています。
1、 国際輸送
・ 海上輸送:ISOタンクコンテナ国際一貫輸送サービス
モスクワ、ロシア混載
シンガポール&バンコク向け冷凍混載
シンガポール経由危険品混載サービス
海上混載貨物システム
中国船コンテナサービス
スーパーホットデリバリー
展示会の輸送
・ 航空輸送:鮮度保持輸送
医薬品物流、医薬品保管業務
インタクトデリバリー(東京―上海)
・ 通関:シームレスな国際輸送、迅速、確実な税関業務を行う
認定通関業者、特定保税承認者承認(AEO認定書)
通関件数 輸出163千件 輸入138千件 計301千件
通関士 現在有資格者 125名
通関営業所 横浜、東京、大阪、神戸、長崎税関
2、 国内輸送
・ 国内海上輸送:トラック輸送の75%のCO2排出が可能
・ 国内陸上輸送:コンテナランドユース
液体、粉体の輸送
鉄道コンテナ輸送
・ 化学品の輸送:ISOタンクコンテナ国際一貫サービス
3、 倉庫、保管
・ 倉庫業務:日本各地
・ 構内作業
・ 物流センター業務
・ 流通加工業務
・ ターミナル
・ 文書情報管理サービス
4、 引越
・ 海外国内引越、トランクルーム、事務所移転など
株式会社日新 まとめ
株式会社日新は日本を代表する大手物流会社です。現在業界第5位の位置にあります。1位は郵船ロジステックス、2位は近鉄エクスプレス、続いて、上組、三菱倉庫です。市場のシェアは約7%で売上高、利益共に大きく上下していません。堅調です。
通販業界の拡大が続き、今後もさらに需要が拡大していくことは間違いありませんが、一方国内の市場が縮小傾向にあり、貨物量の減少が業績に影響を与えそうです。運送業務よりも倉庫保管業務の方が有利と言われています。