株式会社コメリの企業概要と沿革

コメリの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、コメリのおおよそのことはご理解いただけると思います。

株式会社コメリの基本情報

社名    株式会社コメリ
本社所在地 新潟県新潟市南区清水4501-1
設立年月日 1962(昭和37)年7月
代表取締役社長 捧雄一郎
株式公開  東証1部(証券コード:8218)
資本金   18,802,000,000円
事業内容  ホームセンターおよびハード&グリーンのチェーンストア経営

もともと実家が米屋だったというコメリ創業者の捧賢一氏は、米利商店を創業するも社会運動に傾倒し、初めは商売に乗り気ではなかったということです。しかし、20代後半には商売に目覚め、その後のコメリを作ることになる基盤を築きました。現在のコメリのホームセンター事業は、アメリカへの視察で着想を得た事業で、アメリカの流通システムなどを取り入れた改革が今もなお大きな力を発揮しています。

コメリ現社長の捧雄一郎氏は、創業者賢一氏の長男で、2003年に社長に就任しています。実はこの雄一郎氏は、中央大学理工学部を卒業後通商産業省に入省し、10年近く勤務していたというエリートで、その後父の営むコメリに入社しています。

株式会社コメリの沿革

コメリの沿革はこちらになります。

1952(昭和27年) 4月 米穀商米利商店を創業
1962(昭和37年) 7月 株式会社米利商店設立
1963(昭和38年) 12月 LPガス・石油の販売を開始
1967(昭和42年) 11月 新社屋竣工(新潟県三条市)、ガソリン・LPガススタンドを同敷地内に開業
1971(昭和46年) 8月 LPガス充填所を含む燃料基地完成(新潟県三条市)、地域一番店の地位を固める
1973(昭和48年) 1月 株式会社米利に商号変更
1974(昭和49年) 3月 北星産業株式会社設立、燃料の物流を担当
1977(昭和52年) 4月 ホームセンター事業に参入 新潟県にHC三条店(新潟県三条市)を開店(1号店)
1983(昭和58年) 9月 新潟県新発田市にハード&グリーン1号店開店
1984(昭和59年) 4月 CI導入 シンボルマーク変更 ショッピングセンター事業に進出 新潟県にSC三条店(新潟県三条市)を開店
1985(昭和60年) 7月 商号を株式会社コメリに変更
1987(昭和62年) 10月 新潟証券取引所に株式上場
1994(平成6年) 9月 東京証券取引所市場第2部上場
1996(平成8年) 1月 中国大連市に合弁会社大連米利海辰商場有限公司設立
1997(平成9年) 9月 東京証券取引所市場第1部に指定
1999(平成11年) 7月 台湾に米利商品開發股份有限公司設立
2000(平成12年) 4月 コメリドットコムホームセンター市場開設 インターネット販売開始
2002(平成14年) 5月 中国上海市に上海米利貿易有限公司設立
2004(平成16年) 8月 インターネット上に農産物や特産品を販売するコメリ産直市場開設
2005(平成17年) 9月 NPO法人コメリ災害対策センター設立
2006(平成18年) 6月 東京都千代田区にコメリ東京事業本部開設
2009(平成21年) 11月 コメリオリジナルブランドコメリセレクト誕生
2010(平成22年) 6月 株式会社コメリキャピタルがコメリカードの自社運営開始
7月 ホームセンター業界初の1,000店舗到達
2011(平成23年) 3月 東日本大震災発生 360店舗が被災 HC湯沢店(新潟県湯沢町)に電気自動車用急速充電器を設置
8月 社有車に電気自動車を導入
2012(平成24年) 3月 スマートハウスのモデルハウスオープン
11月 公益財団法人コメリ緑育成財団設立
2013(平成25年) 4月 太陽光発電による売電事業を開始
2014(平成26年) 9月 北海道流通センター(北海道苫小牧市)開設
12月 北海道に本格出店 パワー苫小牧東店開店
2015(平成27年) 7月 チャージ式プリペイドカード「アクアカード」発行
(以上、株式会社コメリHPより引用)

コメリの創業後はガソリンスタンド等で財を成してきた創業者ですが、オイルショックを目の当たりにして事業の大幅転換を行ったそうです。それが現在のコメリのホームセンター事業です。近年は、太陽光発電にも進出していますし、時代の流れを敏感に感じ取るのもコメリの長所ではないでしょうか。

株式会社コメリの企業理念

コメリの企業理念はこちらになります。

『コメリのねがい   世の中の人々の幸せのために この仕事がありますように   ここに集う人々の幸せのために この仕事がありますように   この企業に縁ある人々の幸せのために この仕事がありますように』 どんなに世の中が変化していこうとも、 「幸せに生きたい」という人々の願いが変わることはありません。 だからこそ、そこに力を注ぐべきであり、人々の幸せに徹することで 企業は永遠に生かされると考えています。 わたしたちは、これからも地域の暮らしと経営を支え、 日本の根っこを強くしていきます。
コメリホームセンター - コメリについて コメリのねがい

コメリ創業者賢一氏が商売に目覚めた際に気付いたことが、人の役に立ってこその商売だということです。コメリは、お客様が何を望んでいるのかを常に考え、解決していくことでビジネスの拡大を図ってきました。

また、コメリは地方発祥の企業であるにもかかわらず、給与面では同業他社よりも良いという声が多く、社宅の家賃も数千円台という安さですから、社員の生活も考えられています。

株式会社コメリの事業案内

コメリの事業内容について詳しく見ていきましょう。

ハード&グリーン DIY用品と園芸用品に特化した、コメリ独自の専門店業態
ホームセンター 一般家庭の暮らしから建築・農家のプロの作業まで
システム戦略 物流システム、情報システム、マス・マーチャンダイジングシステム
ニュービジネス ネットショッピング、コメリリフォーム、アテーナ、コメリカード

昨今のホームセンター業界は、競争が激化していますが、コメリはプロ向けの資材に力を入れています。店舗数の多さがひときわ目立つコメリでは、農村地帯の農業資材を中心とした店舗で売り上げを上げていて、特に長靴などといった日本一のシェアを誇る品目が多数あります。

こういった背景には、コメリの徹底した物流システム管理や情報管理があります。また、店舗数が多いことで、コメリは大量の商品を安く仕入れ、原価率を下げることを可能にしています。

近年は、新規出店ももちろんですが、コメリの既存店舗をリニューアルしてさらに時代に合った商品を提供できるよう改革を進めています。

地域の産業を支える株式会社コメリ

コメリのご紹介はいかがだったでしょうか?

ホームセンターは数あれど、コメリのような地方の農家を支える店舗を数多く持つ会社は他にないでしょう。コメリはホームセンター事業を始めてから一貫してこういったプロを支える店づくりを意識してきました。このようなコメリのような何かに特化するという戦略は、現代のビジネスにおいては大切なことです。今後もますます成長が期待されるコメリで働いてみませんか?