株式会社アクロディアの概要と沿革

■ 株式会社アクロディアの概要

社名株式会社アクロディア
本社所在地東京都渋谷区恵比寿1-20-22恵比寿三富ビル
設立年月日2004年7月12日
代表取締役社長堤 純也
株式公開東証マザーズ
資本金409,000千円
売上高2,280,854千円(2016年8月期)
従業員数122名(連結)
事業内容スマートフォン向けサービス及びソリューションの提供
株式会社アクロディアHP参照

■ 株式会社アクロディアの沿革

2004年7月東京都渋谷区恵比寿に資本金1,400万円をもって、株式会社アクロディア設立
2004年12月アクロディアが携帯端末と電子メール用ソフト「VIVID Massage」を株式会社メガチャップと共同開発
2005年3月アクロディアがマルチメディアに対応したユーザーインターフェースエンジン「VIVID UI」を開発
2005年5月アクロディア本社を東京都渋谷区広尾に移転
2005年12月アクロディアが韓国ソウル市に韓国支社を設置
2006年7月アクロディアがフィンランドエスポー市にフィンランド支店を設置
2006年9月アクロディアが携帯電話で簡単にパノラマ画像の作成を実現できるソフトウエア
「VIVID Panorama」を株式会社モルフォと共同開発
2006年10月アクロディアが東証マザーズに上場
2007年4月アクロディアが米国カルフォニア州に現地法人Acrodia America Incを設立
2007年7月アクロディアが東京都目黒区に100%子会社株式会社AMSを設立
2007年8月アクロディア本社を東京都目黒区上目黒に移転
2008年1月アクロディアが簡単な操作でアバダーキャラを作成できるアオウリケーションソフト
         VIVID Avatar Makenを株式会社エイタロウソフトと共同開発
2008年3月アクロディアが株式会社NTTドコモに対する第3者割当増資を実施
2008年4月アクロディアが韓国支店を廃止し韓国子会社Acrodia Mobile Solution Inc設立
2009年2月アクロディアが携帯電話端末向けに高度なユーザーインターフェースを実現する
      VIVID UI Suiteを開発
2009年9月アクロディアが株式会社ナッティを持分法適用関連会社化
2010年8月アクロディアがAndroid対応型絵文字Liteを開発
2010年9月アクロディアがGMOインターネット株式会社と資本業務提携契約を締結及び第3者割当増資を実施
2010年9月アクロディアが株式会社フュートレックと資本業務提携契約を締結
2010年10月アクロディアがGMOインターネット株式会社と共同でAndroid端末向けゲームアプリマーケットGMOゲームセンター(β―版)を公開
2010年11月アクロディアがAndroid搭載スマートフォン向けサービスきせかえtouchの提供開始
2011年6月アクロディアがAndroid搭載端末ソリューションMulti Package Installer for Androidを提供開始
2011年6月アクロディアがスマートフォンプラットフォーム事業においてGMOインターネット株式会社と合弁会社GMOゲ0ムセンター株式会社を設立
2012年5月アクロディア本社を東京都渋谷区東に移転
2014年9月アクロディアが米国Backendless CorporationとモバイルBaaSに係わる業務提携
2014年11月アクロディアが第3者割当増資による新株式を発行
      アクロディア本社を東京都渋谷区恵比寿に移転
2015年3月アクロディアがインターフォンIoTシステムを開発
2016年6月アクロディアが株式会社エミシアを連結子会社化
     アクロディアがネクストセキュリティ株式会社を連結子会社化

株式会社アクロディアHP参照

株式会社アクロディアの経営理念と経営方針

■ 株式会社アクロディアの経営理念

「Acrodea」とは、ギリシャ語のAkrosを語源とする「最高の・・・」を示す英語の接頭語である「Acro-」、それに「発想」を意味する英単語である「idea」を組み合わせた造語であり、そのものズバリ、「最高の発想を持った集団」である私たち自身を表している。
私たちは、最高の発想をもってビジネスを推進し、人に優しい技術及びサービスの実現により、豊で快適な社会を目指します。

■ 株式会社アクロディアの経営方針

1、B to B to C型サービスを中心としたモノづくり
2、スマートフォン・ソーシャルネットワークを軸としたサービスプラットフォームビジネスへの集中
3、サービスプラットフォームの認知度向上
4、内部管理体制とコーポレートガバナンスの強化
5、グローバル市場を視野に入れた体制の強化

株式会社アクロディアHPより引用

株式会社アクロディアの事業ポートフォリオ

アクロディアの事業は現在3つのソリューション事業が柱となっています。

1、 アクロディアプラットフォームソリューション事業
・ きせかえTouch:Androidスマートフォンのホームアプリできせかえができるアプリです。きせかえTouchアプリ(無料)を設定するとホームスクリーンの背景やアプリケーションアイコン、ドロワーなどのデザインを様々なキャラクターやイラストに一括変更できる。
・ Android Rights Guard:Android上でコンテンツ配信サービス行うコンテンツプロバイダー向け、音声、やゲーム映像等、アプリ内にあるデジタルデータの著作権を保護するDRMソリューション
・ Multi-Package Installer for Android:複数のアプリをパッケージにして、これまで煩雑で時間がかかった作業を一気に解決します。
・ セキュリティーソリューション:アクロディアの子会社 ネキストセキュリティー株式会社が提供するサイバー脅威に対してのセキュリティー対策製品です。
2、 アクロディアコンテンツサービス
スマートフォンで楽しめるコンテンツやソーシャルゲームです。
・ ガルフト!~ガールズ&フットボール
・ なでサカ~なでしこジャパンでサッカー世界一!~
・ 魔法陣少女ノブナガサーガ
・ 幕末明治~恋スル龍神サマ~
・ 対戦パズル バトルブレイク
・ 他
3、 アクロディアモバイルクラウド
・ インターホン向けIoTシステム:マンション等の集合住宅向けインターホンとスマートフォンを連携し、訪問者を映像で確認、音声で応答、オートロックの開錠を可能とするソリューション。
・ Mobile BaaS:汎用的なサーバー機能をWebAPIとして提供できるサービス。

株式会社アクロディア まとめ

アクロディアはゲームソフトのコンテンツ事業を主体として発足した会社ですが、その後次々と新機軸の事業を立ち上げ、上記の事業ポートフォリオのような広範な事業展開となっています。

メインのスマートフォン用のゲームソフトは、ジャンルは様々ですが、子供から大人まで幅広い世代で楽しめるゲームを開発しています。ゲーム好きな人には評判のよい会社です。

しかし残念ながらアクロディアのスマートフォン用のゲームソフトは、メガヒットがなく、業績が低迷しています。
第8期から第12期まで5期連続で経常損失を計上しています。アクロディアが持つ豊富な事業と旺盛な開発力にふさわしくない業態となっていますが、株式市場やステークオルダーは非常に強い期待を持っています。近々に業容の好転を望みたいところです。