株式会社リンガーハットの企業概要と沿革
リンガーハットの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、リンガーハットのおおよそのことはご理解いただけると思います。
株式会社リンガーハットの基本情報
社名 | 株式会社リンガーハット |
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本社所在地 | 東京都品川区大崎1-6-1TOC大崎ビル14F |
設立年月日 | 1964(昭和39)年3月7日 |
代表取締役社長 | 秋本英樹 |
株式公開 | 東証1部、福証(証券コード:8200) |
資本金 | 5,066,000,000円 |
事業内容 | フードサービス業
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リンガーハット現会長の米濱和英氏がほぼ現在のリンガーハットを作ってきた人物です。創業者である兄が若くして急死した後、東京進出などリンガーハット拡大に尽力してきました。現社長の松本英樹氏も、その傍らで長年リンガーハット経営を支えてきた人物です。
株式会社リンガーハットの沿革
リンガーハットの沿革はこちらになります。
昭和37年7月22日 | 長崎市鍛冶屋町にとんかつ浜勝を創業 |
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昭和39年3月7日 | 株式会社「浜かつ」設立 |
昭和49年8月13日 | 「長崎ちゃんめん」(現・「長崎ちゃんぽん」)及び「ぎょうざ」を主力商品にしたチェーン店の第1号店を長崎市に開店(リンガーハット長崎宿町店) |
昭和54年9月30日 | 関東地区第1号店(通算第37号店)を埼玉県与野市(現・さいたま市)に開店(大宮バイパス与野店) |
昭和56年3月 | 「長崎皿うどん」の販売を開始 |
昭和57年8月 | 株式会社浜勝を株式会社リンガーハットに商号変更 |
昭和60年10月 | 福岡証券取引所に株式を上場 |
昭和62年9月 | 大阪証券取引所に株式を上場 |
平成4年11月 | 社員ライセンスオーナー・1号店(熊本健軍店)を開店 |
平成5年3月 | 株主優待制度を発足 |
平成6年4月 | 関西地区第1号店(通算第225号店)を大阪府東大阪市に開店(東大阪西堤店) |
平成6年8月 | 中京地区第1号店(通算第230号店)を愛知県岡崎市に開店(愛知岡崎店) |
平成7年4月 | SC(ショッピングセンター)内出店第1号店(通算第243号店)を長崎県大村市に開店(大村ジャスコ店) |
平成10年7月 | 東京証券取引所に株式を市場第二部に上場 |
平成12年2月 | 東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部に指定替え |
平成12年7月 | 「低価格宣言」を行い、「長崎ちゃんぽん380円」を新価格として販売 |
平成14年11月 | リンガーハット中国1号店を青島市に開店 |
平成18年9月 | 持株式会社制へ移行 |
平成20年3月 | キャベツの契約栽培の取組みについて、第一回国産野菜の生産・利用拡大優良事業者として農林水産大臣賞受賞 |
平成21年3月 | 食品産業CO2削減推進対策において佐賀工場「農林水産省総合食料局長賞」受賞 |
平成21年4月 | 第17回優良外食産業表彰 国産食材安定調達部門 農林水産大臣賞受賞 |
平成21年10月 | リンガーハット全店において、使用するすべての野菜の国産化を実施 |
平成22年1月 | タイでの当社事業を共同で行うために現地法人及び株式会社ニチレイフーズと合弁で持分法適用関連会社チャンピオン・フーズカンパニー(Champion Foods Co., Ltd.)を設立 |
平成22年4月 | リンガーハット・タイ1号店「バンコクK-Village店」をタイ国バンコク市に開店 |
平成22年6月 | リンガーハット佐世保大野店で日本初の麺業態のドライブスルー開始 |
平成23年3月 | レストラン運営会社リンガーハットアメリカインク(RINGER HUT AMERICA,INC.)とフランチャイズ契約を締結し、アメリカ第1号店の「リンガーハット サラトガ店」をオープン |
平成24年7月 | グループ本社を東京都品川区へ移転 ハワイ1号店オープン |
平成25年9月 | ぎょうざの具材を100%国産化 香港1号店オープン |
平成26年10月 | 海外初の和食業態(六角浜かつ)をハワイに開店 |
平成28年4月 | ぎょうざ専門店GYOZA-LABO開店(セブンパークアリオ柏店)
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このリンガーハットの原点は、実はとんかつでした。創業時はとんかつでしたが、10年後にようやくリンガーハットの「長崎ちゃんぽん」の原点である「長崎ちゃんめん」がお目見えしています。これは、1970年代に日本の外食産業にマクドナルドやケンタッキーなどのアメリカ発祥のファストフードが進出してきたことが契機になっているそうです。なんとか自分たちのオリジナルメニューを出していかなければという思いでリンガーハット創業者と共同経営者であるその弟さんがたどりついたのがこの長崎ちゃんめんだったということです。
リンガーハット現会長の米濱和英氏がその弟さんにあたる人ですが、その後お兄さんが若くして急死してしまったため、突然社長に就任せざるを得ず、その後は大変苦労したそうです。ただ、この苦労を乗り越えたからこそ、今のリンガーハットがあるのでしょう。リンガーハットはその後も何度か経営不振に陥ることがありましたが、不死鳥のごとく復活しています。
株式会社リンガーハットの企業理念
リンガーハットの企業理念はこちらになります。
実践訓(基本的な考え方) 一、私たちは健康的で高品質な商品を手頃な価格で提供します。 (食の安全・安心を確保する取り組みによって、お客さまの健康づくりに役立つ商品を良心的な価格で提供します。) 一、私たちは「お客さまの声」を心開いてお聞きし、改善に努めます。 (社員はもとより、ご来店いただくお客さま、パートナーとしてのお取引先、企業としての成長を期待されている株主・投資家の皆さま、社会活動に貢献されているNPOの皆さま、法令遵守を求められている行政機関、これらのステークホルダーの声を素直にお聞きし、業務の管理・改善に活かします。) 一、私たちはよろこびのある職場をつくり、ゆとりと豊かさを追求します。 (人間性を尊重し、公正な能力開発・評価・待遇の環境を整え、働きがいのある職場をつくります。また、私生活においても健康的で、文化的な生活を営めるよう努力します。) 一、私たちは自然と環境を大切にして、地域の皆様に愛される店づくりをします。 (地域社会の一員として事業所(工場・店舗)周辺の環境への負荷を低減するとともに、その地域の自然と環境に適した愛される店づくりをします。) 一、私たちは世界、日本、郷土の「味の文化」を発掘し、発展させます。 (世界、日本、そして私たちの住むそれぞれの地域には、その地の人が手を加え形成してきた伝統的な食品やその地域に愛された味の文化があります。また、その文化(生産技術、習慣、こだわり)を継承するために努力されている方々も存在します。そうした文化的な魅力を発掘し、発展させることによって地域社会への貢献を続けます。)理念:株式会社リンガーハット
リンガーハットの理念の第一にあげられている「健康的で」という部分は、外食産業を生き残る上でのかなめになっています。たとえばほとんどの材料を国産化していますし、野菜を取り入れた野菜ちゃんぽんや糖質制限に適応できるよう、麺なしのスープも発売しています。
このような取り組みが、リンガーハットが多くの顧客支持を得るチェーン店となっている理由です。
株式会社リンガーハットの事業案内
リンガーハットの事業内容について詳しく見ていきましょう。
長崎ちゃんぽん事業 | 「長崎ちゃんぽんリンガーハット」 |
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とんかつ事業 | 「とんかつ浜勝」 |
設備メンテナンス事業 | グループ内直営店舗及びフランチャイズ店舗の設備維持メンテナンスに係る工事受注や機器類の保全など
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やはりリンガーハットの事業の主軸は圧倒的に長崎ちゃんぽんです。フランチャイズとしてタイにもリンガーハットをオープンさせるなど、今後は海外出店も加速する予定です。
海外進出も加速させる株式会社リンガーハット
リンガーハットのご紹介はいかがだったでしょうか?
激化する外食産業の競争の中で、生き残りを続けてきたリンガーハットは、「長崎ちゃんぽん」というメニューだけで一つの店をつくるという作戦をとってきました。多種多様なメニューを提供することで顧客を増やしている会社もあれば、リンガーハットのように絞り込んだメニューで勝負する会社もあり、面白いですね。
リンガーハットの社員割引は60%ということですから、ちゃんぽんを愛する方には特におすすめの職場です。