株式会社プロラボホールディングス 世界16ヶ国、約28,000万店舗に展開するインナービューティブランド『エステプロ・ラボ』を手掛ける業界のトップランナー 株式会社プロラボホールディングス 代表取締役会長兼CEO 佐々木 広行  (2024年10月取材)

インタビュー内容

【ナレーター】
インナービューティをテーマに、ハーブティーやサプリメントといった商品の開発・販売や、サロン、飲食事業の運営など、さまざまなビジネスを手掛ける「株式会社プロラボホールディングス」。

同社の『Esthe Pro Labo(エステプロ・ラボ)』は、世界最大級のインナービューティブランドとして、全国約28,000店舗、海外16カ国で商品を展開している。

代表取締役会長兼CEOを務める佐々木広行氏は、2002年にプロラボホールディングスを立ち上げ、2006年より、自社サロンにてハーブティーの販売を開始。科学的根拠となるエビデンスに基づき、安心安全に利用でき、かつ結果が実感できる商品を一代でつくりあげた、業界のトップランナーである。

世界ナンバーワンのインナービューティブランドを目指し、躍進する経営者の軌跡と、思い描く未来像とは。

【ナレーター】
自社の強みについて、佐々木は3つの要素を挙げた。

【佐々木】
身体に悪いものは一切使わずに、腸に優しい商品を作るための高い商品開発力が強みです。また、エステティックサロンや治療院に対するBtoBの研修制度や教育システムと、カウンセリングを行うインナービューティサロンの2つも強みとして挙げられます。

BtoBの研修制度や教育のシステムでは、きめ細やかな研修動画やリアルなセミナーなどを提供して、体系的な仕組みを作っています。

インナービューティサロンは今、全国の主要都市約30カ所にあります。管理栄養士などの資格を持つカウンセラーが多いのですが、それ以外にも社内資格制度を設けてカウンセリング力を徹底的に磨いていきました。

うわべだけの情報で商品を使用すると、離脱率が高くなると思うんです。そのため、商品の背景にある栄養学や予防のシステムをきちんと啓発することに取り組んでいます。それが少しずつ強みにつながってきています。

半年から1年をかけてお客様の体質改善の提案や、食生活をベースにしたアドバイス・プログラムを提供できるノウハウが、弊社の強みのひとつだと思っています。

【ナレーター】
佐々木の経営者としてのキャリアスタートは30歳だった。学生時代から経営者の書籍に傾倒し、30歳までに経営者になることを決意。サラリーマン時代を経て、1999年にフリーペーパーの事業で独立した。現在の美容業界とは、どのように出合ったのか。

【佐々木】
会社も少し軌道に乗って、いろいろな業種の会社から広告の仕事をもらえるようになりました。その中にエステティックサロンを展開している横浜の会社があり、そこの社長から「エステティックサロンのフランチャイジーをやらないか」と言われたんです。

そのフランチャイズに加盟したのが、美容業界に進出するきっかけになりました。

【ナレーター】
フランチャイズ加盟を機に2002年に事業転換を行ったが、思うような業績を残すことができなかったという。その理由を考え続けた結果、佐々木はあるひとつの結論にたどり着く。

【佐々木】
経営者一人に99%原因があるという結論にたどり着きました。

京セラの稲盛和夫さんが書かれたいろいろな本を読み、「どういう考え方だったら経営はうまくいくのか」「どうやって立て直したらいいのか」を学んだんです。そこで、会社が継続発展するためには目的経営と一番化戦略、この2つが大事なポイントだと気付きました。

その後、フリーペーパーも広告もエステティックサロン事業も全部撤退し、2008年頃からはインナービューティ1本に絞って、一番を目指しました。インナービューティ業界、ヘルスケア業界に進出して深掘りしていく、という大きな考え方の転換でした。

【ナレーター】
インナービューティ事業に絞り経営を推進した佐々木だったが、当時はインナービューティという言葉自体、世間の認知度は低く、怪しいというマイナスなイメージが先行していた。逆風の中、佐々木が取った行動とは。

【佐々木】
「エビデンスをしっかり取ろう」と始めから意識しました。法律により効果効能は謳えませんが、まず徹底的に商品の成分の安全性分析はしっかりやろうと、大学と共同研究したり、いろいろなドクターにデータを取ってもらったりしました。

また、インナービューティという新しい市場をつくるにあたり、メディアへの発信もしなければならないので、いろいろな女性向け雑誌に当たったり、美容ライターとコミュニケーションをとったりしました。

広報戦略も当初からやっていたので、だんだん市場でも「インナービューティは確かに大事だ」と言われるようになりました。「外側からのトリートメントだけで痩せるはずがない」という意見もありますよね。それは当然だと思います。

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経営者プロフィール

氏名 佐々木 広行
役職 代表取締役会長兼CEO
生年月日 1968年1月3日
出身地 神奈川県
著書 睡眠革命~すべての答えは水にあった~
100億円市場をつくるブランディング経営術
神は腸に宿る
略歴
株式会社プロラボ ホールディングス 代表取締役会長 グループ代表 兼CEO 1968年神奈川県生まれ。早稲田大学卒業。大学卒業後、セキュリティ会社に入社。1998年に起業し、フリーペーパーの発行や広告制作を手掛ける。2002年、フランチャイズのエステティックサロン経営を始める。2008年から自社開発したサロン専売ハーブティー『Esthe Pro Labo』の販売を開始。その後、酵素ドリンクやサプリメントなど、さまざまなインナービューティ商品を開発、販売している。また、「一般財団法人 内面美容医学財団」を設立し、内面美容・予防医学・妊活に関する知識の啓蒙、調査研究なども積極的に行っている。

会社概要

社名 株式会社プロラボホールディングス
本社所在地 東京都港区三田3-7-18 THE ITOYAMA TOWER 7F
設立 2002
業種分類 小売業
代表者名 佐々木 広行
従業員数 288名(グループ全体)<2025年3月現在>
WEBサイト https://prolabo.co.jp/
事業概要 エステティックサロン・スパ・ヘアサロン・フィットネスクラブ向けインナービューティプロダクツの製造メーカー
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