株式会社プロラボホールディングス 世界16ヶ国、約28,000万店舗に展開するインナービューティブランド『エステプロ・ラボ』を手掛ける業界のトップランナー 株式会社プロラボホールディングス 代表取締役会長兼CEO 佐々木 広行　 (2024年10月取材)

【ナレーター】
安心安全に使用でき、かつ結果が出る商品とは何か、そしてそれをどのように販売していくか。試行錯誤の末、佐々木がたどり着いたのが、ハーブティーをエステティックサロンで販売することだった。

【佐々木】
一番になれる可能性があると思ったんです。たとえば、楽天市場などの大手にハーブティーを出して一番を目指していたら、しんどかったと思うんです。「どんな商品をどんなマーケットに当てていくか」「そこで一番になれる可能性があるか」については、本当に考えましたね。

1店舗、3店舗、5店舗と地道に展開した後、急激に広がって、日本のエステティックサロンの6〜7割ほどに当たる約3万事業者に、弊社の商品が導入されていきました。当時のマーケティング戦略としては良かったと思います。

つまり、あるひとつのことで業界の代名詞になるほど深掘りをしていく。これが一番になる近道かなと思っています。

ハーブティーで圧倒的な認知・信用を得た後、酵素飲料『ハーブザイム』を出しました。これが月間で5万本も6万本も売れるようになり、今は海外16カ国に広がっています。

【ナレーター】
その後も順調に成長を続け、『Esthe Pro Labo（エステプロ・ラボ）』は、全国約28,000店舗、海外16カ国に販売される世界最大級のインナービューティブランドとして、今もなお進化を続けている。

挑戦を成功させるために意識していることについて、佐々木は次のように語る。

【佐々木】
仕事で一番大事なのは想像力、つまりイメージ力です。イメージする力はとても大事だと思います。これが低いと諦めちゃうんです。

イメージする力というのは準備する力と同じです。イメージ力が弱い人は、「こうなったらこうしよう」「ああなったらああしよう」と常に想像力を訓練していくことが大切です。世の中すべて思い通りにはいきませんが、まずイメージしてみる。もし壁にぶち当たったら修正する。これをやっていくと成功に近づけます。

行動しないのが一番良くありません。成長が遅くなってしまいますから。まずは何でもいいから60%、70%ほどでもやってみる、行動して修正する。それが大事かなと思います。

【ナレーター】
主要先進国の人々のインナービューティと健康寿命の延伸に貢献する。このビジョンの実現に向け、佐々木が思い描く展望とは。

【佐々木】
今後5年ほどで、主要30カ国にインナービューティサロンを立ち上げたいと考えています。2024年の夏にもシンガポールの高島屋にプロラボのインナービューティのカウンセリングができるサロンがオープンしました。少し前には、チェコのプラハにもオープンしています。

世界に出ていきたい、世界というステージで貢献していきたいと考えています。日本の企業は、アメリカなど他の国に比べれば少しおとなしくなっているような気もするので、ウエルネスという分野で世界に貢献してたいと思っています。そこが今、一番重視しているビジョンですね。

【ナレーター】
求める人材像について、佐々木は次のように語る。

【佐々木】
人の考え方を受け入れる素直さ。これが伸びる人に一番必要なことだと思います。あとは、「能力を伸ばしたい」「考え方を極めたい」など、成長意欲がある人。この2つが基本だと思っています。

成長意欲という言葉は、熱意という言葉にも置き換えられます。私は「熱狂する」という言葉をよく使いますが、それこそが成長意欲の表れだと思います。

素直で成長意欲がある人。これが一番求めている人材ですね。

―大事にしている言葉―

【佐々木】
「知行合一（ちこうごういつ）」という言葉です。我々は何か知っているつもり、分かっているつもりで、実際は分かっていないことも多いですよね。本当の意味で分かって行動すれば、必ず成果が出るはずです。だから成果が出ないのは行っていないし、元を正せば分かっていないからだということになります。

だから、知る、行う。これが一体となって、この通りに生きている人は必ず成果が出ると思います。私自身も分かっていないことが多いのですが、まだまだ挑戦・行動しながら、知行合一の生き方をしていきたいと常々肝に命じております。