日本ハム株式会社の企業概要と沿革
日本ハムの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、日本ハムのおおよそのことはご理解いただけると思います。
日本ハム株式会社の基本情報
社名 | 日本ハム株式会社 |
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本社所在地 | 大阪市北区梅田二丁目4番9号 ブリーゼタワー |
設立年月日 | 1949(昭和24)年5月30日 |
代表取締役社長 | 末澤 壽一 |
株式公開 | 東証1部(証券コード:2282) |
資本金 | 24,166,000,000円 |
事業内容 | 肉製品製造業・食肉卸売業
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日本ハムの本社は大阪だったんですね。東京にも日本ハム東京支社が存在し、自社農場をはじめとする拠点が国内各地に約600カ所、海外にも18カ国に約100ヶ所存在します。
日本ハム現社長の末澤壽一氏は、入社早々屠畜工場を経験した人物で、その後は関連会社を中心に海外での勤務も多く、社長職を打診された際には一番驚いたそうです。ただ、日本ハムを外から見てきた経験が豊富なため、どうすれば会社がもっとよくなるのかわかりやすかったと言います。多数の現場を経験してきているだけに、約3万人という日本ハムの従業員の気持ちも理解してくれる人物なのではないでしょうか。
日本ハム株式会社の沿革
日本ハムの沿革はこちらになります。
1942年(昭和17年) 3月 | 創業者大社義規が徳島市寺島本町に徳島食肉加工場を創設 |
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1945年(昭和20年) 7月 | 戦災により焼失 |
1948年(昭和23年) 8月 | 徳島市万代町において事業再開 |
1966年(昭和41年) 2月 | 「ウイニー」を全国一斉発売 |
1967年(昭和42年) 12月 | 大阪・東京両証券取引所市場第1部銘柄に指定替 |
1968年(昭和43年) 5月 | 本社(本店)を大阪市中央区南本町三丁目6番14号へ移転 |
1973年(昭和48年) 11月 | プロ野球球団日本ハム球団(株)を設立 |
1976年(昭和51年) 12月 | 第1回C.D.R.(大陸預託証券)を発行し、ルクセンブルグ証券取引所に上場 |
1977年(昭和52年) 3月 | ロサンゼルスのデイリーミーツ(現デイリーフーズ)を買収、海外事業展開スタート |
1978年(昭和53年) 1月 | オーストラリア日本ハムを設立 |
1981年(昭和56年) 3月 | 「超うす切りシンスライス」発売 |
1984年(昭和59年) 3月 | 日本ドライフーズ(株)を設立し、フリーズドライ事業に進出 |
1984年(昭和59年) 11月 | 「チキンナゲット」発売 |
1985年(昭和60年) 2月 | 「シャウエッセン」発売 |
1986年(昭和61年) 5月 | イギリス・ロンドンに英国日本ハムを設立 |
1987年(昭和62年) 1月 | 「チキチキボーン」発売 |
1987年(昭和62年) 7月 | シンガポール日本ハムを設立 |
1987年(昭和62年) 9月 | パリ証券取引所に上場 |
1988年(昭和63年) 10月 | チリ日本ハムを設立 |
1989年(平成元年) 10月 | タイ日本フーズを設立 |
1990年(平成2年) 1月 | 台湾日本ハムを設立 |
1993年(平成5年) 12月 | 大阪サッカークラブ(株)「セレッソ大阪」の設立・運営に参画 |
1994年(平成6年) 10月 | 「中華名菜」発売 |
1995年(平成7年) 3月 | 「アンティエ」発売 |
1998年(平成10年) 5月 | メキシコに日本食品メキシカーナ(現 NH フーズ・メキシカーナ)を設立 |
1999年(平成11年) 11月 | 小野工場(現日本ハムファクトリー兵庫工場)が業界初の環境IS014001認証取得 |
2001年(平成13年) 9月 | 中国に威海日都食品を設立 |
2011年(平成23年) 6月 | ベトナムに日本ゴールデンピッグ(現NHフーズ・ベトナム)を設立 |
2012年(平成24年) 8月 | 本社(本店)を現在地(大阪市北区)へ移転 |
2014年(平成26年) 1月 | 日邦食品(香港)を設立 |
2014年(平成26年) 1月 | NHフーズ・ブラジルを設立 |
2014年(平成26年) 4月 | グループブランド変更 |
2014年(平成26年) 4月 | コーポレートブランドロゴ変更
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日本ハム創業者である香川県出身の大社義規氏は、徳島で食肉加工工場を設立したものの戦争で工場が焼けてしまい、それでも戦後再び立ち上がったガッツある人物です。それだけに、その後の日本ハムの成長はめざましいものがありました。また日本ハムファイターズを買収したことからも、相当な野球好きとして知られています。
本人が意図していたかどうかわかりませんが、この日本ハムファイターズという野球を通しての宣伝効果は抜群だったのではないでしょうか。時はベビーブーム真っ只中ですから、日本中の子供たちが「日本ハム」の名前を見聞きし、お弁当の材料としてウインナーなどがこぞって使われました。
日本ハム株式会社の企業理念と経営理念
日本ハムの企業理念と経営理念はこちらになります。
日本ハム企業理念
1.わが社は、「食べる喜び」を基本のテーマとし、時代を画する文化を創造し、社会に貢献する。 2.わが社は、従業員が真の幸せと生き甲斐を求める場として存在する。日本ハム | 企業理念
日本ハム経営理念
高邁な理想をかかげ、その実現への不退転の意思をもって行動する。 人に学び、人を育て、人によって育てられる。 時代の要請に応えて時代をつくる。 品質・サービスを通して、縁を拡げ、縁あるすべての人々に対する責任を果たす。 高度に機能的な有機体をめざす。日本ハム | 企業理念
日本ハムは日本を代表する企業ですから、福利厚生などもしっかりしています。また、日本ハムは老舗企業ということもあり、言われた事を地道にしっかりこなせる人が生かされる会社です。
日本ハム株式会社の事業案内
日本ハムの事業内容について詳しく見ていきましょう。
食肉事業 | 生産飼育、処理・加工、食材加工、物流販売 |
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加工事業 | 商品開発、製造、物流、営業 |
乳製品事業 | チーズ事業、ヨーグルト事業 |
水産事業 | 調達・加工、製造、販売 |
その他事業 | フリーズドライ事業、エキス事業、健康食品事業、商社、 IT関連・サービス、スポーツ
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日本ハムの食肉事業は、生産や飼育から自社農場で一貫して行っており、安全管理などが徹底されています。また、「ハム」というだけに日本ハムでは加工事業が中心なのかと思いましたが、実際は売上の約8割が食肉事業によるものです。ブランド肉の開発などにも力を入れていることで、日本ハムは今後もシェアの拡充を狙っています。
食肉だけでなく食品全体で日本でもトップクラスの日本ハム株式会社
日本ハムのご紹介はいかがだったでしょうか?
日本ハムは食肉事業を主軸に展開する企業ですが、食品全体の業種でも常に日本トップクラスにランクインしています。日本ハムの食肉事業がどれほど日本の食卓を支えているかがわかるでしょう。
生産から加工食品まで食品に興味がある人には、日本ハムにはあらゆる職種が無限に広がっていますので、ぜひ日本の食卓をより豊かにするために働いていただきたいですね。