株式会社リードの企業概要と沿革
リードの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、リードのおおよそのことはご理解いただけると思います。
株式会社リードの基本情報
社名 | 株式会社リード |
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本社所在地 | 埼玉県熊谷市弥藤吾578 |
設立年月日 | 1949(昭和24)年7月15日 |
代表取締役社長 | 岩崎元治 |
株式公開 | 東証2部(証券コード:6982) |
資本金 | 658,240,000円 |
事業内容 | 自動車用部品、電子機器関連ラック・ケース類、ソーラー照明灯・LED照明灯
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リード現社長の岩崎元治氏は、芝浦工業大学工学部卒業5年後に入社し、2014年に社長に就任していますが、当時若干34歳という若さでした。詳細はわからないのですが、リード創業者も「岩崎」という姓ですし、若くして家業を継いだ人物ということなのではないでしょうか。
株式会社リードの沿革
リードの沿革はこちらになります。
昭和22年 8月 | 埼玉県大里郡妻沼町大字妻沼に合資会社岩崎板金製作所を設立。 |
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昭和29年 7月 | 岩崎板金工業株式会社を設立、合資会社岩崎板金製作所の営業権を継承。 |
昭和31年 8月 | 商号を岩崎電機産業株式会社に改称。 |
昭和34年 5月 | 富士重工業(株)との業務提携により自動車用部品(スバル用ドア・バンパー類)の製作を始める。 |
昭和35年 5月 | 熊谷市拾六間に熊谷工場を設立。蛍光灯器具類の製作を始める。 |
昭和36年 3月 | ヂーゼル機器(株)と業務提携により電装品(カークーラー・カーヒーター・バスクーラー)の製作を始める。 |
8月 | 埼玉県大里郡妻沼町弥籐吾に切断工場、組立工場等を竣工。第三工場と呼称。(現本社工場) |
昭和37年 4月 | 株式会社リードに商号を変更。資本金5,600万円、従業員500余名となる。翌38年に増資により資本金1億2,000万円となる。 |
昭和38年 7月 | 東京証券取引所市場第二部に上場。 |
昭和45年 10月 | 本社工場西側に樹脂工場を竣工。樹脂成形、型加工を始める。 |
昭和53年 4月 | 増資により新資本金6億5,824万円となる。 |
昭和57年 11月 | カチオン電着塗装工場を竣工 |
昭和61年 5月 | 埼玉県戸田市に関東営業所を開設。 |
平成9年 3月 | 板金塗装工場を全面改修。 |
7月 | 樹脂塗装工場を竣工。 |
平成10年 3月 | ISO9001認証取得。 |
平成14年 3月 | ISO14001認証取得。 |
平成15年 5月 | 埼玉県熊谷市に関東営業所を移設、電子機器部門と街路灯部門を統合しLB事業部として新設。 |
平成17年 3月 | (株)ゼクセルヴァレオクライメートコントロールとの取引を終了し、埼玉県熊谷市拾六間の熊谷事業部を閉鎖。 |
平成18年 4月 | 埼玉県熊谷市拾六間の熊谷工場跡地に賃貸店舗竣工。 |
平成24年 4月 | 本社工場敷地内に新物流倉庫竣工。 |
平成25年 7月 | 本社工場敷地内に新塗装工場竣工。 |
平成25年 8月 | 樹脂成形機3,000トン1号機を導入、補用樹脂バンパーの生産を始める。同年11月に樹脂成形機3,000トン2号機を導入。 |
平成27年 4月 | 本社工場敷地内に同期棟竣工。 |
11月 | 本社工場敷地内に金型倉庫を竣工。
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リードの創業は昭和22年ですから、創業から70年という老舗の域に入る企業です。リードにとってはスバルとの提携が大きかったですが、近年は自社製品の開発に力を入れています。
株式会社リードの企業理念
リードの企業理念はこちらになります。
株式会社リードの経営理念
社訓 努力一筋 全社一丸 社是 三意専心 誠意・熱意・創意株式会社リードコーポレートガバナンス
株式会社リードの経営の基本方針
・全社一丸となり、誠意、熱意、創意をモットーに製品を通じて社会に貢献するとともにお客様の満足と信頼が得られる製品づくりに努めます。 ・会社の持続的な成長と企業価値の創出に向け、事業基盤の強化を図るとともに株主、お客様をはじめ様々なステークホルダーとの協働に努めます。 ・法令及び社会規範を遵守し、透明性の高い強固なガバナンス体制を構築します。 ・法令に基づく情報開示を適切に行うことはもとより、それ以外の情報の提供にも主体的に取り組み、透明性、公正性の確保に努めます。株式会社リードコーポレートガバナンス
株式会社リードの行動指針
・市場の状況と顧客ニーズを理解して、顧客の満足と信頼を確保するため、品質及び技術力の向上に積極的に取り組みます。 ・常に自己の技能を研鑽し、品質の向上と作業の改善を図り、会社と共存共栄の実を挙げるよう心掛けるとともに公民としての品性の陶冶に努めます。 ・公私の区別を明確にし、あらゆる法令及びルールの遵守はもとより、社会規範に則した誠実且つ公正で透明な仕事をいたします。 ・資源やエネルギーを大切にし、人と地球にやさしい環境づくりを目指します。 ・市民生活に脅威を与える反社会的勢力に対しては一切の関係を持ちません。又、不当な要求に対しては、組織的な対応で断固としてこれを排除します。株式会社リードコーポレートガバナンス
リードの従業員は400人弱ですが、地元埼玉の老舗企業としてアットホームな経営が感じられます。リードの埼玉における地域貢献度も高そうです。ただ、リードは同業他社に比べ年収が低いという声が聞かれますが、家族手当などの諸手当も充実していますし、工場は埼玉にあるので、自然に囲まれたのんびりとした雰囲気が特長です。
株式会社リードの事業案内
リードの事業内容について詳しく見ていきましょう。
自動車用部品 バンパー及びスポイラー等の外装部品、ハンドブレーキレバーシステムなど
自社製品 情報通信用ラック、測定試験用ラック、ケース 汎用電子機器用ケース、シャーシ ソーラー照明灯、LED照明灯など
賃貸不動産 貸店舗
リードの売上の約9割は自動車用部品です。ただ、近年はデザイン性の高い街路灯などの開発や販売に力を入れており、リードの多角化をはかっているところです。リードの売上も自動車業界の不況に伴って、年々減少していますが、売上とは反対に純利益は増加してきています。
若き社長が地元で活躍する株式会社リード
リードのご紹介はいかがだったでしょうか?
リードは東証2部に上場する老舗企業ですが、調べてみるとアットホームな町工場のイメージがあり、また現社長も30代とまだまだ若いですから、今後新たな事業を打ち出してくるのではという期待があります。いずれは埼玉を代表する会社としてリードが活躍する日も近いのではないでしょうか。