株式会社九電工の企業概要と沿革

九電工の企業概要をご紹介します。この概要を見れば、九電工のおおよそのことはご理解いただけると思います。

株式会社九電工の基本情報

社名    株式会社九電工
本社所在地 福岡市南区那の川一丁目23番35号
設立年月日 1944(昭和19)年12月1日
代表取締役社長 西村 松次
株式公開  東証1部、福証(証券コード:1959)
資本金   1,163,810,000円
事業内容  配電事業、電気事業、空調管事業、情報通信事業など

九電工の社長は実質の親会社でもある九州電力から迎える風潮がありました。しかし、現社長の西村松次氏は近畿大学卒業後に九電工に入社し、主に営業関連で活躍してきた人物で、生え抜きの社長として期待がかかっています。この西村松次氏は、ゴルフが大変上手でプロ顔負けの力を持つそうで、こうしたゴルフを通じての営業で九電工の業績もアップしているのではと声もあります。

株式会社九電工の沿革

九電工の沿革はこちらになります。

昭和19年 12月1日 九州電気工事 株式会社 創立、資本金250万円 本社 福岡市蓮池町11番地
昭和20年 10月1日 東京出張所開設(現 東京本社)
昭和22年 6月18日 九州配電(株)[現 九州電力(株)]と配電工事委託請負契約締結
昭和27年 2月6日 本社 電気ビルに移転
昭和37年 6月6日 研修所開設(現 九電工アカデミー)
昭和39年 7月1日 空調管工事営業開始
昭和40年 2月15日 大阪事務所開設(現 関西支店)
昭和46年 7月1日 水処理工事営業開始
昭和47年 9月1日 株式 東京および大阪証券取引所 市場第一部銘柄に指定
昭和51年 4月12日 本社(新築移転)福岡市南区那の川1丁目23番35号
昭和56年 7月16日 公共下水道工事営業開始
平成元年 12月1日 株式会社 九電工に社名変更
平成6年 12月1日 創立50周年
平成9年 12月16日 ISO9001取得
平成11年 3月16日 技術研究所新築(現 総合研究開発室)
平成11年 12月24日 ISO14001取得
平成16年 6月20日 大阪証券取引所 上場廃止
平成20年 6月27日 執行役員制度導入
平成20年 7月1日 東京本社 新設
平成24年 3月14日 研修施設「九電工アカデミー」新築(佐賀県三養基郡基山町)
(以上、株式会社九電工HPより引用)

九電工は長年九州電力の発電施設などの電気工事を主に請け負ってきましたが、すでに東日本大震災のころには九州電力に頼らない経営を目指して東京進出など別の仕事を請け負う努力をしてきていたため、大きな打撃を受けずに済んでいます。現在九電工は、九州電力関係の仕事よりも別の仕事で売上を上げています。

株式会社九電工の企業理念

九電工の企業理念はこちらになります。

1.快適な環境づくりを通して社会に貢献します 2.技術力で未来に挑戦し 新しい価値を創造します 3.人をいかし、人を育てる人間尊重の企業をめざします
企業理念|企業基本情報|九電工

九電工の社員からは福利厚生が充実しているという声が聞かれますし、女性も働きやすい環境であるということです。現社長の西村氏は現場のたたき上げですから、九電工社員の労働環境を良くするための働きかけを行っているようで、さらに改善されているということです。こうした社員への配慮がやる気につながり、九電工の業績アップに貢献しているのではないでしょうか。

また、九電工の陸上部は有名で、リオ・オリンピック銀メダルのポール・タヌイ選手も所属しています。

株式会社九電工の事業案内

九電工の事業内容について詳しく見ていきましょう。

 設備工事業 配電線、電気、空調衛生、太陽光
 その他 電気工事及び空調管工事に関連する材料及び機器の販売事業、不動産の販売・賃貸・管理業務など

九電工の事業に関しては、設備工事業による売り上げが95%を占めています。その中で主に4つのセグメントに分かれていますが、九電工の電気関連事業では大型風力発電所や福岡空港の案件などにより、売上がかなり伸びています。今後も福島県相馬地区のメガソーラー発電所の工事など大型案件が数多くありますので、九電工のさらに大きな成長が期待されます。

年々売上を伸ばす株式会社九電工

九電工のご紹介はいかがだったでしょうか?

九電工の仕事で九州電力の仕事は現在とても少なく、実際は民間会社からの売上がほとんどです。また、九電工は九州に本社を構えていますが、東京など首都圏での実績も多いため、今後は東京オリンピックに向けてさらに飛躍が期待されます。

九州地方に限らず、東京、関西、海外にも九電工の事業所がありますので、電気工事などの仕事に興味がある人はおすすめです。