株式会社バルニバービの概要
バルニバービは、カフェやレストランの直営展開をしている会社ですが、お店毎に、その地域に住んでいる人々や場所に合わせた雰囲気を大切に考えて運営しています。
そのため、バルニバービでは、それぞれのお店の形が違う作りということだけではなくて、内容も画一的な形態ではありません。その結果として、バルニバービは、とても個性豊かなお店作りをしているユニークな会社になっています。
バルニバービという言葉は、ガリバー旅行記の中で天空に浮かぶラピュータの下界に位置する島名として登場しますが、作者のジョナサン・スウィフトは、この小説で、その頃の英国の風潮(頭でっかちで机上の空論ばかりをしていて現実的ではない)を批判していました。
また、バルニバービは、飲食ビジネスの設立の際には、実体を伴ったビジネスを推し進めたいと考えていました。
その為、この思いを貫くために、バルニバービでは、ジョナサン・スウィフトが小説で言及した「バルニバービ」という島名を教訓として、社名にしました。
株式会社バルニバービの設立経緯と沿革
バルニバービの基本情報と設立経緯
社名 | 株式会社バルニバービ |
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本社所在地 | 東京本部
〒111-0051 東京都台東区蔵前2-15-5 MIRRORビル 6F TEL:03-5820-8280 FAX:03-5820-8281 大阪本部 〒550-0015 大阪市西区南堀江 1-14-26 中澤唐木ビル 6F TEL:06-4390-6544 FAX:06-4391-3522 |
設立年月日 | 1991年9月7日 |
代表取締役社長 | 佐藤裕久 |
株式公開 | 東証マザーズ |
資本金 | 4億187万円(2017年3月31日現在) |
事業内容 | 小売(飲食店の経営・飲食店の運営企画) |
尚、バルニバービでは東京と大阪に本部があります。
[東京本部]
〒111-0051 東京都台東区蔵前2-15-5 MIRRORビル
連絡先 TEL:03-5820-8280、FAX:03-5820-8281
[大阪本部]
〒550-0015 大阪市西区南堀江1-14-26中澤唐木ビル
連絡先 TEL:06-4390-6544、FAX:06-4391-3522
バルニバービは、代表取締役社長の佐藤裕久によって設立されました。バルニバービの社長の佐藤裕久の実家はお菓子屋で、子供の頃からお店の手伝いを通して商売に親しみながら成長します。そして、1991年に有限会社バルニバービ総合研究所を設立して社長に就任します。
バルニバービは1995年に1号店を開業して以来、多くの飲食店を生み出していますが、その根本となるのは人々が集まる憩いの場としてのパリのカフェ文化です。そのカフェ文化には、バルニバービが目指している、人生における大切なことが沢山、含まれているからです。
バルニバービの想いは、人が大勢いる場所だから、そこに出店するということではなくて、このような素晴らしい場所に「こんなお店」があったらどんなにいいだろうという気持ちから出店しているのです。
尚、バルニバービの「こんなお店」とは、最初からお店の形態が決まっているということではなくて、その地域や雰囲気に合わせた「お店」という意味です。そのため、バルニバービのお店は、店舗毎に形も内装にもこだわりを持って、独特なものになっています。
バルニバービの主な沿革
1991年09月 | 有限会社バルニバービ設立 |
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1995年12月 | 1号店のレストラン「アマーク・ド・パラディ」オープン |
1998年05月 | レストランカフェ「CAFÉ CARB」オープン |
1998年09月 | 株式会社バルニバービ設立(組織変更) |
2000年09月 | レストラン「monochrome」オープン |
2000年11月 | レストランカフェ「GARB DRESSING」オープン |
2001年03月 | ガーデンダイニング「エナルジア」オープン。[2016年11月末(72店舗)」 |
2005年04月 | 東京本部設置 |
2015年10月 | 東証マザーズ上場 |
株式会社バルニバービの事業案内
バルニバービの主な運営事業には、レストラン事業、アスリート事業、スイーツ事業等があります。
バルニバービの店舗数からみた事業別比率(2016年7月)は、レストラン事業(71.8%)、アスリート食堂事業(8.4%)、スイーツ事業(19.7%)で運営しています。
尚、バルニバービの独自性に対するこだわりは強く、直営店の営業で培った知識を活用して、グループ内のインテリア、店ロゴやメニュー等のあらゆるデザインを自社で対応しています。
株式会社バルニバービの店舗運営
バルニバービでは、店舗の運営を子会社に任せています。そしてバルニバービの店舗運営子会社のスタッフは、店舗毎に異なる運営を任されるため、やる気を増進させることができ、画一的なマニュアル等にしばられることがなく、自らが進んで考えて行動できるようになります。
そしてバルニバービの店舗運営子会社の優秀なスタッフが独立を希望した場合には、代表取締役や取締役に就任させる制度もあることから、人材の流出を防いで強い組織が維持されています。
バルニバービの店舗運営子会社は、2016年7月時点で、10社ありますが、優秀な人材を活用するため、年数の経過とともに増えていきます。
株式会社バルニバービの店舗で行うユニークなサービス事業
バルニバービの店舗(レストラン・カフェ)では、店舗内をスタジオとして活用するレンタル撮影の事業も行っています。但し、バルニバービのレストランやカフェでは、当然その営業が主体になるため、レンタル撮影事業を行っている店舗は限られます。
株式会社バルニバービが目指しているもの
バルニバービは食事を楽しむレストランにするため、通常のレストランチェーン店に見られるような画一的な店舗作りをしないで、独自の視点でユニークなお店作りをしています。バルニバービのスタッフには意欲的に働いてもらうため、なりたい自分になることを推進しています。
そして、バルニバービは「外食の未来を創造する企業」として、人通りの多い好立地を出店の候補地とするのではなく、食事をするのに雰囲気の良い、水辺や公園などのような周辺環境に恵まれたエリアに出店することを行っています。
そのため、バルニバービの競合他社は少なく、店舗家賃も低水準に抑えられる利点があります。
バルニバービでは「道のあるところに店を出すのではなく、店を出した後にお客様のくる道ができる」ということを目指しています。そのため、バルニバービが出店すると、閑散とした街だった所が、街のブランドイメージを変えてしまうほど発展することもあります。
バルニバービでは、このような功績(街作りと環境価値の向上)が認められて、不動産開発会社や大学や行政機関などから、地域活性化のプロジェクト参加希望が増加しています。そのためバルニバービでは、大学や行政機関の積極的な誘致に従って出店するお店もあります。
バルニバービでは、街の特性を活かして新しい賑わいを作りだしていますが、全国には多くの魅力に満ちたエリアが見過ごされています。バルニバービは2020年の東京オリンピックに向けて出店の推進をしており、これからも増々の発展が期待されます。