株式会社ライフコーポレーションの企業概要と沿革

まず、ライフコーポレーションの企業概要をご紹介します。この基本情報を見れば、ライフコーポレーションの規模感やどういう企業なのか、ざっくりとつかめます。

株式会社ライフコーポレーションの企業概要

社名株式会社ライフコーポレーション
本社所在地【大阪本社】〒532-0004 大阪市淀川区西宮原2-2-22
【東京本社】〒110-0016 東京都台東区台東1-2-16
設立年月日明治43年
代表取締役社長兼COO岩崎高治
株式公開東証第1部
資本金100億4百万円
事業内容スーパーマーケットチェーン
同社HPより参照


ライフコーポレーションは日本最大級のスーパーマーケットチェーン「ライフ」を展開する企業です。ライフコーポレーションの歴史は古く、明治43年に創業しました。

創業者である清水信次がアメリカのスーパーマーケットに刺激を受けて、1956年にライフ株式会社は設立し、1956年にスーパーマーケット1号店として大阪府の豊中店の出店を行いました。そして、1971年にライフコーポレーションは板橋店を出店し首都圏に進出しました。

現在では首都圏・近畿圏を中心に250店舗以上のスーパーマーケットチェーンの展開を行っているのがライフコーポレーションです。このように、ライフコーポレーションはスーパーマーケットチェーンにおけるリーディングカンパニーといえます。

株式会社ライフコーポレーションの沿革

ライフコーポレーションのおもな沿革は以下の通りです。

1910年 創業を開始
1956年 清水実業株式会社を設立
1961年 1号店となる豊中店を出店
1971年 板橋店を出店し、首都圏に進出
1973年 商号を株式会社ライフに変更
1981年 商号を株式会社ライフストアに変更
1982年 大阪証券取引所市場第二部に上場
1983年 東京証券取引所市場第二部に上場
1984年 大阪及び東京証券取引所市場第1部上場
1991年 商号を株式会社ライフコーポレーションに変更
2002年 日本流通未来教育センターをマルエツと合弁で設立

株式会社ライフコーポレーションの経営理念

「志の高い信頼の経営」を通じて、地域や社会の発展に貢献することをライフコーポレーションは経営理念としています。スーパーマーケットは人々の日常を支える、公共性や社会性が高い業種です。

そして、スーパーマーケットは地域社会のライフラインであるとライフコーポレーションは考えています。そのため、「私利私欲・私権におぼれることなく常に"人々の幸せ"を願い続ける」という高い志と人々のふれあいを大切にすることで社会の発展につながるスーパーマーケットの経営をライフコーポレーションは目指しています。

また、ライフコーポレーションは経営理念を実現するために下記の行動基準を定めています。

1.お客様の声に誠実にお応えし、公正な販売活動を通じて、適切に安全・安心と満足を提供いたします。 2.当社にかかわる全ての人の人格、個性、多様性を尊重し、一人一人の人権と個人の尊厳を大切にいたします。 3.公正、公明、自由な競争ならびに適正な取引を通じ、お取引先様の良きパートナーとして、共存・共栄をはかります。 4.一人一人が自ら考え自ら行動する活力溢れ、かつ安全で働きやすい職場環境と、個々の能力、 豊かな発想と挑戦意欲を発揮できる企業風土を創ります。 5.環境活動への取組を自主的、積極的に推進するとともに、より良き社会の実現への貢献に努めます。 6.事業活動上で知りうる個人情報・顧客情報あるいはインサイダー情報などの機密情報に対し、 法令・ガイドラインを遵守して、安全対策を講じ必要かつ適切な保護・管理をいたします。 7.反社会的勢力とは毅然として対決します。また行政や政治との関係を健全かつ正常に保ちます。 8.株主様はもとより、広く社会とのコミュニケーションをはかり、企業情報を適切に開示するとともに、 適切な広報活動を通じて社会の正しい評価と理解を得るように努めます。 9.本基準の実現に自ら率先し、社会的規範・法令・ルール遵守の徹底を通じて企業価値の創造をはかります。
ライフ行動基準 - ライフコーポレーション

株式会社ライフコーポレーションのシンボルマーク

スーパーマーケットチェーンの最大手としての地位を築いているライフコーポレーションは現状に満足することはありません。今まで以上にお客様の暮らしに役立ち、真心のこもったサービスの追求をライフコーポレーションは行っています。

その気持ちはライフコーポレーションのシンボルマークである「四つ葉のクローバー」にあらわされています。シンボルマークに使われているグリーンはライフコーポレーションの食品の「新鮮さ」や、お客様の「信頼」「幸せ」をあらわしています。メインで使われているオレンジはライフコーポレーションの「あたたかいサービス」、そして企業としての「活気」「積極性」をあらわしています。

このように、ライフコーポレーションの「四つ葉のクローバー」のシンボルマークには高い品質の商品の提供、お客様に信頼される店づくり、さらに企業としての成長を続けるという想いがこめられています。

株式会社ライフコーポレーションの事業ビジョン

ライフコーポレーションは良質な食品にこだわりを持ち、安全・安心を柱として、地域に密着した経営に戦略的に取り組んでいます。

ライフコーポレーションの経営戦略

経営戦略の目標として400店舗、売上高8000億円をライフコーポレーションは掲げています。21世紀に入り、海外・国内小売店の出店競争が加速しており、それに対応するためにライフコーポレーションは店舗数を増やし、企業としての成長を目指しています。

その一環として、ライフコーポレーションは1993年から「怒涛の出店」を行い、2000年までの8年間で132店舗の新規出店を行いました。

ライフコーポレーションの営業戦略

上記の400店舗、売上高8000億円を2021年の実現に向けて、ライフコーポレーションは営業戦略にも力を入れています。商品の鮮度が大切であるように、お客様のニーズの変化に合わせて、店舗演出やサービスも新しくする必要があるとライフコーポレーションは考えています。

そういった考えのもと、ライフコーポレーションは時代やお客様のニーズの変化に対応するために既存の店舗のリニューアルを進めています。それだけでなく、新たな取り組みとして都心小型店の開発をライフコーポレーションは行っています。

ライフコーポレーションの店舗戦略

ライフコーポレーションの店舗展開は日本の市場を要である首都圏・近畿圏を中心に進めています。そして、出店の際はライフラインとして活用されるスーパーマーケットであるために、ライフコーポレーションは「地域密着」をコンセプトとしています。

それぞれの地域に合わせた商品・業態をマーケティングによって見極め、そこに住む人々にフィットした店づくりをライフコーポレーションは行っています。このように、ライフコーポレーションは地域社会に合わせた店づくりを行うことで、お客さまひとりひとりに信頼されるスーパーマーケットを目指しています。

ライフコーポレーションの商品戦略

「よい商品」のライフコーポレーションはこだわり、安心・安全を考えた商品開発・産地開発を行っています。また、それを取り扱う店舗の改善にもライフコーポレーションは積極的に取り組んでいます。

有機・特別栽培農産物といった品質の高い食品を提供する「自然大好きコーナー」、生産者の顔が見える信頼性の高い「近場・近郊野菜コーナー」といった取り組みをはじめ、ライフコーポレーションは厳選した商品を各分野に揃えています。

さらに、こだわりをもって選んだ商品は鮮度・品質管理を徹底することで、ライフコーポレーションはお客様に安心・安全をお届けしています。このように、ライフコーポレーションはさまざまなお客様のニーズの変化に合わせ、「よい商品、よいお店、よいサービス」をモットーにより良い生活の提案者としてスーパーマーケット経営を行っています。

株式会社ライフコーポレーションのまとめ

以上のように、ライフコーポレーションはスーパーマーケットチェーンの最大手として、「地域に合わせた店づくり」「人々とのふれあいを大切にしたサービス」「安心・安全な品質の高い商品」を中心に魅力的な店舗の経営を行っています。

そして、「志の高い信頼の経営」を目指し、ライフコーポレーションはスーパーマーケットチェーンのリーディングカンパニーとして、今もなお成長を続けている企業です。