大和ハウス工業の企業概要と沿革
まずは大和ハウス工業の企業概要についてご紹介します。この基本情報を見れば、大和ハウス工業の規模やどういった企業なのかざっくりつかめます。
大和ハウス工業の企業概要
| 社名 | 大和ハウス工業株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 大阪市北区梅田3丁目3番5号 |
| 設立年月日 | 昭和30年4月5日（設立昭和22年3月4日） |
| 代表取締役社長 | 大野 直竹 |
| 株式公開 | 東京証券取引所市場第一部 1961年9月上場 |
| 資本金 | 1,616億9,920万1,496円 |
| 事業内容 | ・建築事業
【住宅系】戸建住宅（注文住宅・分譲住宅）、分譲マンション、賃貸住宅（アパート・寮・社宅）等の企画・設計・施工・販売、別荘地の販売 【建築系】 商業施設（店舗・ショッピングセンター）、物流施設（物流センター・配送センター・食品施設）、医療・介護施設、法人施設（事務所・ショールーム）の企画・設計・施工・リフォーム ・都市開発事業 宅地・工業団地の企画・設計・施工・販売、再開発事業 ・海外事業 分譲マンションの開発・販売、合弁事業 ・その他 環境エネルギー事業、農業事業、ロボットスーツHALの販売代理等 |
大和ハウス工業は1955年に創業し、戸建住宅を事業の中心に、賃貸住宅、分譲マンション、商業施設、一般建築など幅広い事業を手がけてきました。
これまでに住宅150万戸、商業施設3万6千棟以上を供給してきた大和ハウス工業は、日本を代表する建築業界の最大手企業といえます。
大和ハウス工業の沿革
大和ハウス工業のおもな沿革は下記のとおりです。
| 1955年 |
「大和ハウス工業株式会社」創業 |
|---|---|
| 1961年 |
「大和団地株式会社」設立 大阪証券取引所第一部市場に上場。東京・名古屋にも上場 |
| 1973年 |
リゾート事業分野へ進出 |
| 1977年 |
マンション分野へ進出 |
| 1979年 |
不動産情報センターを各事務所に設置。中古住宅流通市場を開拓。 |
| 1983年 |
日本初の中国向け本格的住宅を輸出、建築 |
| 1990年 |
生活に関わる研究・調査を目的として「生活研究所」を設立 |
| 1993年 |
CS活動全社展開をはじめる |
| 1994年 |
「大和ハウス工業総合技術研究所」を開設 |
| 1995年 |
業界初となる国際品質保証規格ISO9001認証取得（東北地区） |
| 1996年 |
国際品質保証規格ISO9002認証取得。（本社生産購買本部、本社購買部および全国の工場） |
| 2000年 |
増改築事業部を設立し、リフォーム事業本格展開 |
| 2001年 |
大和団地株式会社と合併 |
| 2004年 |
ホームセンター事業を分社化 株式会社大阪マルビルを子会社化 |
| 2005年 |
NAS（日本体育施設運営株式会社）を子会社化 |
| 2006年 |
大和ハウス・リート・マネジメント株式会社を設立 グループ経営統合 大和ハウスフィナンシャル株式会社を設立 ダイワマンスリー株式会社を設立 |
| 2007年 |
ダイワロイヤルゴルフ株式会社を設立 リゾートホテル事業を分社化 エネサーブ株式会社を子会社化 |
| 2009年 |
環境エネルギー事業部を設置 株式会社コスモライフを子会社化 「大和房屋（中国）投資有限公司」を設立 |
| 2010年 |
Daiwa House USA Inc. 設立 Daiwa House Australia Pty Ltd. 設立 Daiwa House Guam Co., Ltd. 設立 |
| 2012年 |
流通店舗事業が台湾進出 東電ライフサポート株式会社子会社化(現:大和ハウスライフサポート株式会社) 大和ホームズオンライン株式会社設立 |
| 2013年 |
株式会社フジタ子会社化。 株式会社ダイヨシトラスト子会社化。 株式会社コスモスイニシア子会社化。 |
| 2014年 |
テキサス州において賃貸住宅事業を開始。 |
| 2015年 |
マレーシアにおいて戸建住宅事業を開始 フジタと大和小田急建設を経営統合 イリノイ州シカゴ市において海外初の高層賃貸住宅事業を開始 |
| 2016年 |
韓国のREIT企業と業務・資本提携。 アメリカ マサチューセッツ州ボストン近郊において賃貸住宅事業を開始 |
沿革を見ると、1955年の創業以来、時代の流れを先取りしてきた企業であることがよくわかります。そして、近年ではいち早く海外事業にも力を入れており、まさに日本の建築業界を牽引する企業であるといえます。
大和ハウス工業の企業理念
大和ハウス工業は「建築の工業化」を企業理念として創業。理念にのっとって開発された大和ハウス工業の創業商品「パイプハウス」は、風になびく竹林をヒントとして建物に鉄パイプを使用し、建築の工業化をすすめました。
また、プレハブ住宅の先駆けとなった「ミゼットハウス」は、営業セールスだけでなく、展示即売を全国のデパートで行い、大ヒットを記録しました。大和ハウス工業は建築を請け負うものから商品へと変えた、工業化住宅のパイオニアです。
大和ハウス工業は、戸建住宅を中心とした建築事業を手がけてきました。そして、現在は「人・街・暮らしの価値共創グループ」を掲げる大和ハウスグループの一員として、バリューチェーンの構築に取り組んでいます。
また、建築業界の先駆けとして、国内にとどまらず、アメリカやアジアなど世界各国でも未来を見据えつつ、事業を展開しています。
大和ハウス工業は建築業界の最大手でありながら、「多くの方々に役に立ち、喜んでいただける商品開発やサービスの提供」を通じて、さらに成長をしようとする意欲に満ちた企業です。
