株式会社福田組の企業概要と沿革

こちらが福田組の企業概要と沿革になります。福田組についてざっくりと理解してください。

株式会社福田組の基本情報

社名    株式会社福田組
本社所在地 新潟県新潟市中央区一番堀通町3-10
設立年月日 1927(昭和2)年12月29日
代表取締役社長 太田 豊彦
株式公開  東証1部上場(証券コード:1899)
資本金   5,148,408,496円
事業内容  総合建設業

福田組はこれだけの規模で本社が新潟というのは珍しいかもしれませんね。ただ、新潟本社とは別に東京本社もあるので、福田組は本社が二つある会社ということになります。そして北海道から九州まで福田組には数多くの支店があります。

現在の福田組代表取締役社長である太田豊彦氏の就任は2012年。つい最近のことですが、人材発掘と育成を重要事項に掲げ、人づくりを大事にする福田組の社風をしっかり引き継いでいるとのことです。

株式会社福田組の沿革

福田組の沿革はこちらになります。本来福田組の歴史は長いので、こちらでは主な事柄だけピックアップしてあります。

1902年(明治35年) - 福田藤吉が新潟市で創業。
1913年(大正2年) - 二代目福田賢吉が事業を継承。
1927年(昭和2年) - 株式会社福田組(法人)となる。資本金10万円。
1931年(昭和6年) - 仙台出張所を開設。
1954年(昭和29年) - 建設大臣登録(ハ)第3903号を取得。
1966年(昭和41年) - 本社を現在地新潟市一番堀通町3-10に移転。
1975年(昭和50年) - 東証2部上場。
1983年(昭和58年) - 東証1部へ指定替え。
2012年(平成24年) - 第7代 代表取締役社長 伊東 修之助 就任。
2012年(平成24年) - 第8代 代表取締役社長 太田 豊彦 就任。
2013年(平成25年) - 代表取締役会長 福田 勝之 新潟商工会議所会頭に就任。
(以上、株式会社福田組HPより引用)

明治35年と言えば明治37年に日露戦争勃発ですから、福田組はいかに昔から事業を営んでいるのかがわかると思います。ちなみに明治38年に夏目漱石が「吾輩は猫である」を発表したので、まだその頃は着物が主流だったのではないでしょうか。

また、福田組は長年創業一族が役員として会社を運営してきましたが、2012年の7代目社長伊東氏が親族以外の社長として初めての人とのことです。

株式会社福田組の社是と経営理念

福田組では社是と経営理念を公開していますので、ご紹介させていただきます。

株式会社福田組の社是

福田組の社是はこちらです。

「わが社は誠実と創造をもってことにあたり建設を通じ社会に貢献します」
株式会社 福田組|会社情報について

誠実とあるように、福田組ではしっかりと仕事をするのはもちろんですが、社員の教育・研修にも重きを置いているようで、社員フォローもしっかりとできていると感じました。こういったところが福田組という会社が地方発でも全国区に展開できた理由なのではと思います。

株式会社福田組の経営理念

福田組の経営理念はこちらです。

「わが社は挑戦する企業体質のもと 人間と環境を大切にし 感動的価値の創造をめざします」
株式会社 福田組|会社情報について

福田組では多くのショッピングモール施工を手掛けていますが、中でも千葉県に建設したumimoは、自社開発100%というモールで、この「挑戦する」や「感動的価値」というものが形になった集大成だと言えます。

株式会社福田組の主な施工物件

福田組では数多くの施工を担当していますが、同社の施工物件の中でも有名なものをご紹介します。

商業関連 イオン越谷レイクサイドショッピングセンター、イオンタウン釜石
医療・福祉 公立昭和病院、新潟白根総合病院
スポーツ・リゾート 新潟アサヒアレックスアイスアリーナ、東京競馬場
文化・教育施設 防医大校舎他、東京都立大学国際交流会館
庁舎 警視庁射撃場、防衛省市ヶ谷庁舎
道路・鉄道 磐越自動車道高玉東トンネル、北関東自動車道都賀ジャンクション

福田組は商業関連施設が得意で、東日本のイオンショッピングモールはかなりの数を施工しています。また、警察や防衛関係の建物も施工していることから、福田組は政府などからも信頼が厚いことがうかがえます。

また、トンネル工事においてはその技術力から評価も高く、「トンネルの福田組」と言われています。このことから、福田組は道路関係の工事に強いというイメージがあります。

新潟に対する貢献度は絶大でいまや全国展開の大企業:株式会社福田組

以上福田組の紹介をさせていただきましたが、100年以上の歴史を誇る建設会社で、中堅とはいえかなりの規模で事業展開しているということがわかりましたね。

そして、地元新潟の人材を発掘して育成していきたいという思いは強く、入社前はもちろんのこと、入社後も継続して研修の場が設けられているのは安心です。きっと福田組の新入社員は数年後にはバリバリの社員になれるでしょう。