川崎重工業株式会社の会社概要と歴史
まずは、川崎重工業の会社概要について説明していきます。
社名 | 川崎重工業株式会社 |
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東京本社 | 〒105‐8315東京都港区海岸一丁目14-5 |
神戸本社 | 〒650-8680神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 (神戸クリスタルタワー) |
設立年月日 | 1896年10月15日 |
取締役社長 | 金花 芳則 |
発行済株式総数 | 1,670,805,320株 |
資本金 | 104,484百万円 |
事業内容 | 航空宇宙事業、造船事業、鉄道車両事業、エネルギー関連事業、など |
川崎重工業株式会社の歴史
1878年 | 創業者川崎正蔵が川崎築地造船所(東京)を創設。 |
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1896年 | 株式会社川崎造船所(神戸)を創業。松方幸次郎が初代社長に就任。 |
1897年 | 伊豫丸(川崎造船所第一番船)進水 |
1902年 | 乾ドック(神戸工場 第1ドック)完成 |
1906年 | 兵庫工場を開設 |
1906年 | わが国初の潜水艇を完成 |
1908年 | 民間造船所初の大型軍艦「淀」竣工 |
1911年 | 国産化第1号蒸気機関車完成 |
1918年 | 兵庫工場に飛行機科を設置 |
1919年 | 船舶部を分離して、川崎汽船(株)を設立 |
1922年 | 当社初の航空機(乙式一型偵察機)完成 |
1926年 | 東京市の永代橋を製作 |
1928年 | 兵庫工場を分離して、川崎車輛を設立 |
1933年 | 「六甲号」自動車の製作販売を開始 |
1934年 | 中国へ「あじあ号」用パシナ形蒸気機関車を納入 |
1937年 | 飛行機部門を分離して、川崎航空機工業(株)を設立 |
1939年 | 川崎重工業株式会社として社名変更 |
1941年 | 「飛燕」戦闘機の生産を開始 |
1950年 | 川崎重工業の製鉄部門を分離して、川崎製鉄(株)を設立。 |
1952年 | ヘリコプタの製造を開始(ベル47D型) |
1969年 | 川崎重工業、川崎車輛、川崎航空機工業の合併 |
1969年 | 国産初の産業用ロボット「川崎ユニメート2000」誕生 |
1969年 | モーターサイクル「H1」を発売 |
1972年 | モーターサイクル「Z1」を発売 |
1972年 | 汽車製造(株)を合併、川重冷熱サービス(株)を設立。 |
1973年 | ジェットスキーの販売を開始 |
1975年 | 米国でモーターサイクルの生産を開始 |
1976年 | ガスタービン発電設備PU200を開発 |
1979年 | 川崎重工業のBK117型ヘリコプタが初飛行 |
1981年 | わが国初の川崎重工業のLNG運搬船を引渡し |
1986年 | アメリカで鉄道車両生産開始 |
1988年 | アメリカで建設機械生産開始 |
1989年 | 明石海峡大橋主塔工事を川崎重工業が受注 |
1991年 | 英仏海峡海底鉄道トンネル掘削機、掘削に成功 |
1996年 | 東京湾アクアライン向け世界最大径シールド掘削機、掘削完了 |
1996年 | 川崎重工業の創立100周年 |
2001年 | 北米唯一の鉄道車両の一貫製造を行う最新鋭の鉄道車両専用工場が完成 |
2001年 | 社内カンパニー制と執行役員制を導入 |
2002年 | 川崎重工業の船舶部門が(株)川崎造船として分社独立。精機部門(油圧機器部門)が(株)カワサキプレシジョンマシナリとして分社独立 |
2003年 | 川崎重工業の破砕機事業部門が(株)アーステクニカとして分社独立((株)神戸製鋼所との合弁) |
2004年 | 台湾高速鉄道向け車両初出荷 |
2005年 | 川崎重工業のプラント部門がカワサキプラントシステムズ(株)として分社独立 |
2006年 | 川崎重工業の環境部門がカワサキ環境エンジニアリング(株)として分社独立 |
2007年 | カワサキプラントシステムズ(株) とカワサキ環境エンジニアリング(株)が合併し、新たにカワサキプラントシステムズ(株)として発足 |
2007年 | 川崎重工業の次期固定翼哨戒機(XP-1)試作1号機・次期輸送機(XC-2)試作1号機がロールアウト |
2008年 | (株)アーステクニカを完全子会社化 |
2009年 | 川崎重工業の建設機械部門が(株)KCMとして分社独立 |
2010年 | (株)川崎造船、カワサキプレシジョンマシナリ、カワサキプラントシステムズを再統合 |
■川崎重工業の歴史の要点
川崎重工業は、1878年に川崎築地造船所(東京)を創設したところから始まりました。川崎重工業は1906年に、わが国初の潜水艇を完成させるなど、日本の重工業を支える存在となります。その後、1939年に川崎重工業株式会社として社名変更します。1996年に川崎重工業は、創立100周年を迎え、2008年には(株)アーステクニカを完全子会社化するなど、現在もますます拡大しています。
川崎重工業株式会社の関係会社(船舶事業)
さらに、川崎重工業は多数の関係会社と共に様々な事業を展開しています。 現在の川崎重工業を支える船舶事業の関係会社は、以下の通りです。
■茨城グランディハウス株式会社
川崎重工業の関係会社で、リフォーム、施設のメンテナンス、車両整備などの事業を展開しています。
■川重マリンエンジニアリング(株)
川崎重工業の関係会社で、船舶、プラント、陸上・海洋構造物の設計、舶用および陸用機器の設計・製作、機器、構造物の企画・解析などの事業を展開しています。
■カワサキテクノウェーブ(株)
川崎重工業の関係会社で、船舶の構造物、同部材の加工・ 製作、工場機械設備のメンテナンス、材料の集配ならびに工場内サービス業務などの事業を展開しています。
■川重ジェイ・ピイ・エス(株)
川崎重工業の関係会社で、ジェットフォイル等高速船に関する業務、部品の在庫管理業務などの事業を展開しています。
このようにして関係会社を見てみると、川崎重工業がいかに専門的な事業を展開しているかがわかりますね!
世界の人々の生活を豊かにし、100年以上社会貢献してきた川崎重工業株式会社!
これまで紹介してきたように、川崎重工業は100年以上の間、日本の重工業を支えて人々の生活に豊かさを提供してきました。川崎重工業は日本だけでなく海外にも進出し、今では世界中の人から必要とされる存在になっています。また川崎重工業は、地球環境にも配慮した取り組みを行ってきました。地球環境との調和をとりながらも、新しい未来社会の形成に貢献し、川崎重工業は事業を拡大してきました。川崎重工業はこれからも世界の人々から必要とされ、さらに拡大していくことでしょう。
100年以上の歴史を持ち、地球環境に配慮しながら発展してきた川崎重工業の今後の活躍に注目ですね!