株式会社リョーサンの企業概要と沿革
リョーサンの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、リョーサンのおおよそのことはご理解いただけると思います。
株式会社リョーサンの基本情報
社名 | 株式会社リョーサン |
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本社所在地 | 東京都千代田区東神田二丁目3番5号 |
設立年月日 | 1953(昭和28)11月18日 |
代表取締役社長 | 三松 直人 |
株式公開 | 東証1部(証券コード:8140) |
資本金 | 17,690,000,000円 |
事業内容 | 半導体・電子部品・電子機器の販売
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リョーサンの設立は1953年ですが、このころ設立されたエレクトロニクス商社は、リョーサンのように主にNECの特約店的な位置を占めていたようです。その後、トランジスタが使われるようになったことから、半導体のビジネスが一気に加速しました。リョーサンもこの波に乗った一つの会社です。
現リョーサン社長の三松直人氏は、千葉大学卒業後に当時の菱三電気に入社し、平成19年から社長をつとめている人物です。
株式会社リョーサンの沿革
リョーサンの沿革はこちらになります。
1953年 11月 | 東京都千代田区神田末広町に有限会社菱三電気を創立 |
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1957年 3月 | 株式会社に改組し、株式会社菱三電気を設立 |
1959年 1月 | 本社を千代田区神田松住町に移転 |
1963年 10月 | 株式会社菱三貿易を設立 |
1963年 12月 | 本社を千代田区外神田(現外神田ビル所在地)に新築移転 |
1974年 2月 | Hong Kong Ryosan Limitedを設立 |
1976年 6月 | Singapore Ryosan Private Limitedを設立 |
1979年 1月 | Ryotai Corporationを設立 |
1981年 10月 | 社名を株式会社菱三電気から株式会社リョーサンへ変更 |
1983年 7月 | 東京証券取引所市場第二部へ上場 |
1986年 3月 | 東京証券取引所市場第一部に指定替え |
1988年 4月 | 株式会社菱三貿易を吸収合併 |
1996年 4月 | Ryosan Technologies USA Inc.を設立 |
1997年 11月 | Zhong Ling International Trading (Shanghai) Co.,Ltd.を設立 |
1999年 11月 | 川崎総合業務センターを設置 |
2000年 3月 | 本社を千代田区東神田の本社ビルに移転 |
2001年 2月 | Korea Ryosan Corporationを設立 |
2001年 11月 | Ryosan (Thailand) Co.,Ltd.を設立 |
2002年 7月 | Ryosan IPC (Malaysia) Sdn.Bhd.を設立 |
2002年 12月 | Dalian F.T.Z Ryosan International Trading Co.,Ltd.を設立 |
2003年 8月 | 全事業所において「ISO14001」を取得 |
2008年 11月 | 株式会社サクシスを設立 |
2012年 3月 | Ryosan Europe GmbHを設立 |
2014年 9月 | Ryosan India Praivate Limitedを設立 |
2016年 6月 | 技術本部において、「ISO9001」を取得
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リョーサンの歴史は長く、創業は戦後の激動期です。また、リョーサン(当時、菱三電気)の創業者は海軍出身だったそうです。本格的に貿易業を始めたのはそれから10年後のことですが、さらにそこから約10年で海外に会社を設立するなど、創業以来エレクトロニクス分野におけるリョーサンの持つ役割が大きかったことがうかがえます。
最近もヨーロッパやインドに拠点を広げ、リョーサンの海外事業も広がりを見せています。
株式会社リョーサンの企業理念
リョーサンの企業理念はこちらになります。
『エレクトロニクスのシステムコーディネーションを通じて、「人と技術の進歩の融合」に役立つ』コーポレートガバナンス|RYOSAN 株式会社リョーサン
リョーサンが単なる商社ではなくコーディネーションに特化するために、「インフォメーション」、「ソリューション」、「ディストリビューション」の3つの機能を向上させることに力を入れています。
このほかにもリョーサンでは、環境方針として地球温暖化の抑制などのための諸施策を推進しています。そのため、リョーサンでは電気使用量を制限するなど具体的な目標に向けて取り組んでいます。実際にリョーサンの温室効果ガス(CO2)排出量や電気使用量などは年々減少の一途をたどっており、取り組みに対する実行力が高いことがうかがえます。
また、リョーサンの人材に関しては、学歴・年齢・性別などにかかわらない人事制度をとっており、公平なシステムが確立されています。さらに企業留学や語学研修も積極的に行い、リョーサン内のグローバル力を高めています。
株式会社リョーサンの事業案内
リョーサンの事業内容について詳しく見ていきましょう。
半導体 | メモリ、システム、個別半導体の販売、並びにソフトウェア、ハードウェア受託開発 |
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電子部品 | 表示デバイス、電源、機構部品を販売 |
電子機器 | IT関係製品・キーコンポーネント・組込ソリューション・生産設備を販売 |
システムソリューション | 人、企業、技術を結び、社会に役立つソリューションを提供
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時代の流れが「よりよい商品を選択していく」という方向に進化しているため、リョーサンではより多くのサプライヤーとつながりを持ち、顧客に適切な商品を販売していくという工夫をしています。
また、リョーサンが独自技術を開発することでサプライヤーと顧客との間のギャップを埋める役割を果たしています。さらにリョーサンは、物流面でもスピーディーでローコストな方法を提供する努力をしています。
グローバルに事業を拡大する株式会社リョーサン
株式会社リョーサンのご紹介はいかがだったでしょうか?
エレクトロニクス商社は、海外のサプライヤーから物資を調達する際に、為替やその国の経済状の影響を受けやすいのが特徴ですが、にもかかわらず60年以上業績を伸ばし続けてきたリョーサンは、間違いなくエレクトロニクス分野のパイオニアと言えるでしょう。
これからますますリョーサンの海外拠点は増えることが予想されますので、グローバルな力を試したいという方におすすめの企業です。