サンワテクノス株式会社の企業概要と沿革

■サンワテクノス株式会社の企業概要

社名サンワテクノス株式会社
本社所在地東京都中央区京橋3-1-1東京スクエアガーデン
設立年月日1949年11月4日
代表取締役社長山本 勢
株式公開東証1部(8137)
資本金25億5,300万円
売上高連結1,057億円 単体799億円(2016年3月期)
従業員数連結857名 単体481名
事業内容メカトロニクス関連電気機器及び装置、プラント用電気品、電気設備機器の販売及び電気設備工事、各種電子部品、電子機器、各種OA機器、FAシステム、通信・情報機器等の販売、半導体関連製造設備、産業用ロボット、クリーンロボット、基板関連装置、物流搬送装置、バルブコントロール装置、風水力機器、各種検査装置、医療機器等の販売
サンワテクノス株式会社HP参照

■サンワテクノス株式会社の沿革

1949年11月資本金20万円にて旧山田工業株式会社設立、事務所は東京都千代田区神田
1958年4月山田工業福岡支店開設
1960年8月山田工業大阪支店開設~~~ 
     10月
名古屋支店開設
1972年11月山田工業京都支店開設
1982年5月山田工業が株式を店頭公開(ジャスダック)
1986年6月山田工業資本金12億6,600万円に増資
1992年4月社名をサンワテクノス株式会社に変更
1992年4月サンワテクノス本社を東京都中央区八重洲2丁目に移転
1993年4月サンワテクノス広島営業所開設
1995年5月サンワテクノスシンガポール設立
1996年1月サンワテクノス三河営業所開設
1996年4月サンワテクノス姫路営業所、北関東営業所開設
1997年5月サンワテクノス沼津営業所開設
1997年12月サンワテクノスホンコン設立
1998年4月サンワテクノスヨーロッパ設立,サンワテクノスアメリカ設立
1998年11月サンワテクノス台湾設立
1999年9月サンワテクノス八王子営業所開設
2000年10月サンワテクノス長野営業所開設、サンワテクノスマレーシア設立
2001年12月サンワテクノス三重営業所開設、上海サンワテクノス設立
2002年7月サンワテクノスアメリカグリーンウッドSC支店開設
2003年4月サンワテクノスが東証2部に上場
2003年10月サンワテクノス北陸営業所開設
2004年12月上海サンワテクノス広州事務所、大連事務所開設
2005年3月サンワテクノスが東証1部に上場
2006年10月サンワテクノスタイランド設立
2007年12月サンワテクノス上海メカトロセンター開設
2009年1月サンワテクノス深圳設立
2013年10月サンエアテクノス香港物流センター開設
2013年12月サンワテクノス資本金25億5,300万円に増資
2014年10月サンワテクノスインドネシア設立
2015年9月サンワテクノスメキシコ設立、サンワテクノスフィリピン設立
2015年12月サンワテクノス本社を東京都中央区京橋3丁目に移転
2016年2月サンワテクノス横浜営業所開設
2016年5月サンワテクノスベトナム設立
サンワテクノス株式会社HP参照

サンワテクノス株式会社の企業理念

■ 社是

人を創り、会社を興し、社会に尽くす

■ 経営理念

サンワテクノスは、社業を通じて「社是」の実現を目指し、技術商社として市場動向を適格に捉え、グローバルネットワークを活用して顧客への「最新の情報」「価値を生む商品」そして「安全安心を保証するサービス」を提供し続け、提携メーカーとの協業により、産業の振興、社会の繁栄に奉仕して参ります。

■ サンワテクノス株式会社の意味

・ サンはSUN(太陽)に通じ、社運の隆盛をイメージしたもの
・ サンワは、三つの和という意味
・ 取引様、株主様、社員の三者の和の意味
・ 電機、電子、機械の3つの事業の意味

(サンワテクノス株式会社HPより引用)

サンワテクノス株式会社の事業内容(ポートフォリオ)


〇サンワテクノスが扱う商品群
電子関係――通信機器、コネクタ、ノイズフィルター、LED照明用電源、端子台、ベアリング、他多数
電機関係――FAシステム機器、リニアモータ、インバータ、モーションコントローラー、画像センサー、変圧器、高効率モーター、他多数
機械関係――多関節ロボット、スカラロボット、搬送ロボット、ポンプ、搬送装置、他多数
〇サンワテクノスソリューション事業グローバルSCMソリューション--海外の生産工場の設備、部品調達などで様々な問題解決をサポートします。部品調達から生産、物量、販売までのサプライチェン最適化の提案です。
物流の最適化を初め、調達の集約化、購買代行、購買開発などをお手伝いします。これによりお客様は、トータルでの調達コストの低減やリードタイムの短縮につながります。
エンジニアリングサポート--部品ヤユニット、設備の設計、製作のサポートも行います。協力会社の設計陣により、設計を起こし、部品やユニットの仕入れから製作まで行い、セットで供給するサービスです。これまでに、制御盤システムや監視システム、ロボットエンジニアリングなどで実績が豊富です。
〇サンワテクノスの新たな分野ニューライフプロジェクト—女性社員で構成されたチームによる、取引先の職場環境や健康意識の向上に繋がる機器、システムの提案業務です。LED照明、空気清浄器、血圧計、マッサージ機、AEDなどの紹介を含めます。

サンワテクノス株式会社の業容は

サンワテクノスの平成27年度の通期決算によると、売上高は、1,057億48百万円となっています。その内、電子部門が全体の74.3%、電機部門が18.6%、機械部門が7.1%という構成比です。
電子部門の売上高が圧倒的に多く、これがサンワテクノスの経営の主軸となっていることが分かります。サンワテクノスは電子機器関係に強い技術系商社と言えます。サンワテクノスの営業利益は、前期は34億71百万円でしたが、平成27年度は24億円に減少しています。内外の厳しい環境の中で、よく頑張っている方だと評価はされていますが、さらなる奮起が待たれるところです。

サンワテクノスの持ち味である、エンジニアリング力とソリューションは会社の成長の処方箋です。
電機、電子、機械の複合ビジネスとエンジニアリングによる技術商社としての強みをさらに発揮して次なる展開を推し進めてもらいたいものです。

サンワテクイノス株式会社 まとめ

サンワテクノスの海外拠点は、シンガポールを初め、ホンコン、ヨーロッパ、アメリカ、台湾、マレーシア、上海、タイ、深圳、インドネシア、フィリピン、メキシコなど広範な地域で事業が行われています。
国内での需要が低迷している時、この海外拠点の活動には大きな期待がかかっています。

日本の電機、電子、機械のエンジニアリング力は海外でも高く評価されています。海外のお客さんと海外のお客さんとを結ぶ第三国貿易を含めて、貿易量拡大のためには、このエンジニアリン力は極めて有効です。サンワテクノスが持っている技術商社としての強みを海外においても十分発揮できるよう体制の整備が急務でしょう。