株式会社ワットマンの企業概要と沿革

ワットマンの企業概要をご紹介します。この概要を見れば、ワットマンのおおよそのことはご理解いただけると思います。

株式会社ワットマンの基本情報

社名    株式会社ワットマン
本社所在地 神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰本町1-27-13
設立年月日 1978(昭和53)年9月1日
代表取締役社長 清水 一郷
株式公開  東証JASDAQ(証券コード:9927)
資本金   500,000,000円
事業内容  リユース事業(服飾雑貨・家電・本・ゲームソフトなどの仕入販売)

ワットマンの店舗は現在神奈川県内にとどまっているため、本社も横浜になります。ワットマン現社長の清水一郷氏は創業者のご子息で、小さい頃からお父さんが経営しているお店を見てきた人物です。お父さんが経営してきた家電量販店からリサイクル事業への転換を図ったのもこの社長で、そうして見てきたからこそきっと、ワットマンの将来を見据えて大胆な改革を行うことができたんですね。

株式会社ワットマンの沿革

ワットマンの沿革はこちらになります。

昭和53年9月 株式会社電化センターシミズを設立
昭和55年12月 横須賀市野比に野比店を開店神奈川県下における家電チェーン店化を開始
昭和63年2月 本社を神奈川県横浜市西区に移転
平成2年4月 社名を株式会社ワットマンに変更
平成4年7月 日本証券業協会に店頭売買有価証券として新規登録
平成5年11月 新業態として、家電品・ブランド品併設店を横須賀堀ノ内店に増床開店
平成8年11月 売場面積1000坪の大型複合店(家電品・ブランド品等)として鶴ヶ峰店を開店
平成9年11月 静岡県第一号店としてハーモス袋井店を開店
平成12年10月 株式会社清水合業社(昭和35年設立)を吸収合併
平成14年3月 新業態としてリユース事業1号店ハードオフ・オフハウス横浜上郷店を開店
平成14年5月 本社を神奈川県横浜市旭区に移転
平成16年5月 中期経営改革計画を発表し、家電事業からリユース事業へ業態転換を開始
平成16年9月 家電事業から完全徹底し、リユース事業に専心
平成16年12月 JASDAQ証券取引所へ上場
平成22年10月 JASDAQ証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場
平成25年6月 ハードオフ・オフハウスのFC契約を合意解消、独自業態として「スーパーリサイクルショップワットマン」に店名変更
平成25年6月 店舗数全25店舗(スタイル:9店舗、テック:9店舗、ブックオフ(FC):7店舗)
(以上、株式会社ワットマンHPより引用)

今でこそ大きな会社となっているワットマンですが、創業時は横須賀市野比駅前の小さな電器屋だったそうです。時代の波もあったでしょうが、ワットマンの店舗が駐車場つきの郊外大型店舗に切り替わってからの成長ぶりは目ざましかったようです。ただ、他の家電量販店との過激な競争を前にして、ワットマン現社長は事業転換を決断しました。家電量販店時代と比べて3分の1の規模で再スタートとなりましたが、3年目からワットマンは黒字転換し、再び成長期を迎えています。

また、当初ハードオフ・オフハウスのフランチャイジーとして事業展開していましたが、平成25年からは独自の「ワットマン」という形態になっています。

株式会社ワットマンの経営理念

ワットマンの経営理念はこちらになります。

「リユース事業活動を通してお客様と社会に貢献し 利益を上げ事業を成長発展させ 従業員みんなの物心両面の幸福を追求する」
経営理念|企業情報 株式会社ワットマン

ワットマンの経営理念には「社会貢献」や「みんなの幸福」といった文章が含まれているのがすばらしいです。家電量販店時代の競争などを経て、利益を追求していくだけではこれからのワットマンのビジネスは成り立たないということを身をもって感じたのではないかと想像できます。

株式会社ワットマンの事業案内

ワットマンの事業内容について詳しく見ていきましょう。

リユース事業(服飾雑貨・家電・本・ゲームソフトなどの仕入販売)
 ワットマンスタイル ファッション・生活雑貨・インテリア・スポーツなど
 ワットマンテック 家電・楽器・オーディオ・ホビー・自転車など
 ブックオフ 本、CD、DVD、ゲーム

現在ワットマンの事業はリユース事業にしぼられています。衣類に関しては、始めはやや高めの設定で販売しても、売れ残ったものは値を下げて売り切るスタイルで、ワットマンでは在庫を長く持たないよう工夫がされているとのことです。また、ワットマンでは買い取った担当者がその商品が売れるまで責任を持つシステムをとっているそうで、売れないものを仕入れてしまうということが少ないとのことです。

時代を見据えて柔軟に対応していく株式会社ワットマン

株式会社ワットマンのご紹介はいかがだったでしょうか?

親の会社を受け継いで社長になる人はいますが、ワットマンの社長のようにその会社の事業を将来を見据えて転換させることができる人はなかなかいないのではないでしょうか。長く会社を続けていれば、当然浮き沈みはありますし、時代の流れによって需要がなくなってしまう事業もあります。そのような時代の流れを的確に感じ取り、転換するという柔軟性を持ったワットマンのような会社であれば、今後の会社の未来も守られていくのではないでしょうか。

社員のほとんどが店長以上というワットマンは、リユースに興味があり、責任ある仕事をしてみたいという人にはおすすめの職場です。