信金中央金庫の会社概要と沿革

まずは、信金中央金庫の概要について説明していきます。

社名信金中央金庫
本店所在地〒103-0028 東京都中央区八重洲1丁目3番7号
創立昭和25(1950)年6月1日
理事長田邉 光雄
証券コード8421(東京証券取引所上場)
総資産34兆8,876億円
純資産1兆6,131億円
事業内容資金調達、資産運用、信用金庫の業務機能の補完、信用金庫業界の信用力の維持・向上
(信金中央金庫ホームページより引用)

信金中央金庫の沿革

続いて、以下は信金中央金庫の沿革です。

昭和25年6月「全国信用協同組合連合会」創立

昭和26年11月
「全国信用金庫連合会」へ組織変更

昭和58年11月
信用金庫海外経済研究所ニューヨーク事務所開設【現 ニューヨーク駐在員事務所】

昭和60年2月
(株)しんきん情報システムセンター設立

平成元年12月
金融債発行開始

平成2年10月
ロンドンに全信連インターナショナル(株)【現 信金インターナショナル(株)】設立

平成2年12月
全信連投資顧問(株)【現 しんきんアセットマネジメント投信(株)】設立、全信連ビジネスサービス(株)【現 信金中金ビジネス(株)】設立

平成6年 2月
(株)しんきん信託銀行設立

平成6年11月
香港駐在員事務所開設

平成8年 9月
しんきん証券(株)設立

平成12年10月
「信金中央金庫」へ名称変更

平成12年12月
東京証券取引所へ優先出資を上場

平成13年 6月
信金キャピタル(株)設立

平成14年11月
信金ギャランティ(株)設立

平成16年 9月
上海駐在員事務所開設

平成24年10月
バンコク駐在員事務所開設
(信金中央金庫ホームページより引用)

■信金中央金庫の沿革の要点
信金中央金庫は、昭和25年6月に「全国信用協同組合連合会」を創立したところから始まりました。信金中央金庫は、平成8年9月に「しんきん証券(株)」の設立を皮切りに、短いスパンで次々とグループ企業を設立していきます。また、信金中央金庫は平成12年12月に東京証券取引所へ優先出資を上場しました。その後、信金中央金庫は平成13年 6月に信金キャピタル(株)、平成14年11月には信金ギャランティ(株)を設立します。信金中央金庫は海外にも進出しており、現在もますます拡大している注目の会社です。

信金中央金庫の経営理念、運営方針

また、信用金庫の中央金融機関である信金中央金庫では、以下のような経営理念、運営方針を掲げています。


■経営理念
信金中央金庫は、信用金庫の中央金融機関として信用金庫業界の発展につとめ、もってわが国経済社会の繁栄に貢献する。

■運営方針
1、信金中央金庫は、信用金庫の経営基盤の強化、業務機能の補完、信用力の維持・向上につとめる。

2、信金中央金庫は、信用金庫からの安定的な資金調達につとめるとともに、資金調達手段の多様化をはかる。

3、信金中央金庫は、市場運用力の強化、金融サービスの拡充をはかる。

4、信金中央金庫は、金融環境の変化に柔軟に対応するとともに、新規業務にも積極的に取り組む。

5、信金中央金庫は、地域の一員として、信用金庫とともに地域の発展と活性化に貢献する。

6、信金中央金庫は、健全経営の理念のもと、経営の効率化、自己資本の充実、リスク管理の強化につとめる。

7、信金中央金庫は、プロフェッショナルな人材の養成と魅力ある職場づくりをはかる。

8、信金中央金庫は、社会一般に高く評価される金融機関を目指す。

(信金中央金庫ホームページより参照)

このように上記の経営理念、運営方針を見てみると、信金中央金庫は会員である信用金庫の成長のために全力で取り組んでいることが分かります。信金中央金庫は、自社のことだけを考えず、会員である信用金庫との連携を大切にしています。信金中央金庫はお金を動かすことで利益を上げているため、資金調達や資産運用が命です。信金中央金庫にとって、会員である信用金庫の発展は自社の資産運用の効率化にもつながります。そして、地域の一員として地域の活性化にも力を入れることで、信金中央金庫は社会貢献も実現できるという考え方をされています。



信金中央金庫のグループ企業

さらに、信金中央金庫では様々な事業を戦略的に展開しています。 現在の信金中央金庫を支えるグループ企業は、以下の通りです。


■株式会社しんきん信託銀行
金銭信託、投資信託、有価証券の信託等の信託業務

■しんきん証券株式会社
有価証券の売買、デリバティブ取引、引受等の証券業務

■信金インターナショナル株式会社
ユーロ市場における債券の売買、仲介、引受等の証券業務

■しんきんアセットマネジメント投信株式会社
投資運用業務

■信金ギャランティ株式会社
保証業務

■信金キャピタル株式会社
投資・M&A仲介業務

■株式会社しんきん情報システムセンター
電算機処理の受託業務・ソフトウェア等のコンピュータシステムの開発業務

■信金中金ビジネス株式会社
信金中金の事務処理の受託業務

ここまで信金中央金庫のグループ企業を一覧で見てきました。信金中央金庫はこのグループ企業に加えて265もの信用金庫を会員に持つ大企業です!

「信用金庫の守護神」と呼ばれる、日本の中央金融機関である信金中央金庫!

これまで紹介してきたように、信金中央金庫は多数の信用金庫を会員に持ち、全国各地に支店を展開する大企業です。信金中央金庫は、資金調達業務、資産運用業務、信用金庫の業務機能の補完業務、信用金庫業界の信用力の維持・向上といった様々な業務を展開してきました。数々のグループ企業や265という信用金庫の会員数を見ても分かるように、信頼と実績を積み重ねてきた結果が今の信金中央金庫を作り上げてきたのだと考えられます。信金中央金庫はこれからもますます拡大していくことでしょう。

今後もさらなる躍進が期待できる信金中央金庫。全国各地に展開する支店と海外の進出、地域からの信頼を得てますます発展している信金中央金庫に注目していきましょう!