藤森工業株式会社の企業概要

社名藤森工業株式会社
本社所在地〒160‐0023 東京都新宿区西新宿一丁目23番7号 新宿ファーストウエスト10階
設立年月日 1936年(昭和11年)11月4日
代表取締役社長布山英士
株式公開東証1部
資本金 66億68万円
事業内容食品・医薬・産業包装材料、液体容器、産業資材・工業資材、建築土木材料、機能性材料などの製造販売

藤森工業株式会社の沿革

1914年(大正3年) 東京府荏原郡大崎町(現品川区)に合資会社藤森工業所を創立。
専売特許の防湿・防水紙【ターポリン紙】を製造開始。
1936年(昭和11年) 株式会社藤森工業所に改組。
蒲田区(現大田区)に矢口工場を建設。
1942年(昭和17年) 横浜市に長津田工場を建設、弾薬用防湿内函を製造開始。
砲弾用防湿筒を製造開始(国内初)。
1943年(昭和18年) 目黒区洗足町に研究所を設置。
1944年(昭和19年) 藤森工業株式会社に商号変更。
静岡県駿東郡原町に静岡工場を建設、【ターポリン紙】、【車両用屋根張防水布】を製造開始。
1947年(昭和22年)川崎市に川崎工場を建設。
1948年(昭和23年) 建築用防水材【レキセライトパテ】、高性能防水防湿紙【バリヤメタルフォイル】および歯科印象材【アルジックス】を製造開始。
1956年(昭和31年) 米国からポリエチレンラミネーターを導入(国内初)し、ポリエチレン加工紙【ポリラツプ®】を製造開始。
粘着保護紙【マスキングペーパー】を製造開始。
1957年(昭和32年) 気密紙函【エコパック】を製造開始。
1959年(昭和34年) 研究所を川崎工場内に移転。
1960年(昭和35年) 大阪府北河内郡に大阪工場を新設、生産開始。
剥離紙【バイナ®シート】を製造開始。
1962年(昭和37年) 液体包装【テトラ・クラシック容器】の用紙をテトラパック社(スウェーデン)と技術提携し、製造開始。
成形液体容器【キュービテーナー】についてヘドウィン社(米)と技術提携。
1964年(昭和39年) 【キュービテーナー】製造開始。
1965年(昭和40年) プラスチッククロスシート【ハイピー®】を製造開始。
1966年(昭和41年) チモニア社(仏)とプラスチックフィルム製自立袋【ドイパック】について技術提携し、製造開始。
ドライラミネーターを導入し、【ビスラップ®】を製造開始。
1970年(昭和45年) 静岡県小笠郡大東町に大浜工場を建設、生産開始。(平成17年掛川事業所に名称変更)
半導電性フィルム【ノンスタット®】および半導電性スポンジ【モスパック®】を製造開始。
1976年(昭和51年) 三重県名張市に名張工場を建設、GMP(医薬品の製造及び品質管理基準)適合の総合工場として生産開始。
フィルム液体容器【フジテーナー®】(フィルムタイプは現在は製造中止)を製造開始。
医療機器用包装材料【メディック】を製造開始。
1978年(昭和53年) レトルト・パウチ「UBF(M)」が日本で初めてFDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を得る。
1981年(昭和56年) 液体・粘体用包装材料【タフラップ】を製造開始。
1982年(昭和57年) トンネル用防水シート【FFシート】を製造開始。
1987年(昭和62年) 液晶ディスプレイ用基板フィルム【アモレックス®】を開発。
1989年(平成元年) ドラム缶内装袋【フジライナー200】を製造開始。
1990年(平成2年) プレパウチ方式アセプティック自動充填システムを開発、販売開始。
1991年(平成3年) 大型フレキシブルコンテナ【ハイキャリー®】を製造開始。
1992年(平成4年) 群馬県沼田市に沼田工場を建設、生産開始。
1993年(平成5年) 各工場を「事業所」に名称変更。
株式を店頭登録。
1994年(平成6年) CIを導入、ハウスネーム ZACROS®を採用し、表示体系も一新。1995年(平成7年) 【液体スティック】包装システムを開発、販売開始。
1996年(平成8年) 光学用表面保護フィルム【マスタック®TFB】を製造・販売開始。
1997年(平成9年) ポリプロピレン単一素材からなる【PTP】を医薬品包装向けに開発、販売開始。
詰め替え用スタンディングパウチ【フローパック®】を製造開始。
HACCP仕様フジテーナー(フィルムタイプ)充填包装システムを開発、販売開始。(現在は製造中止)
2000年(平成12年) フィルム液体容器【Zテーナー®】を製造開始。
大浜事業所の【フィルムバイナ®】工場棟を増設し、生産体制を増強。
2001年(平成13年) 沼田事業所に新棟を建設し、精密塗加工製品の生産体制を増強。
2002年(平成14年) 株式を東京証券取引所市場第二部に上場。
2004年(平成16年) 株式を東京証券取引所市場第一部に上場。
横浜市金沢区幸浦に横浜事業所を建設、生産開始。研究所を横浜事業所内に移転。
2007年(平成19年) 群馬県利根郡昭和村に昭和事業所を開設。
2008年(平成20年) ISO9001:2000を全事業部門及び関連部署を統合して取得。
2009年(平成21年) 名張市滝の原工業団地に工場用地を取得。
2010年(平成22年) 本社を東京都新宿区に移転。
2012年(平成24年) 三重事業所操業開始。
以上、公式サイトより引用

藤森工業株式会社の事業ビジョン

かたちあるものを造ることに縛られず、独創的な発想で描き出す「包む価値」を提案するのが藤森工業のビジョンです。藤森工業は1914年に生糸を守る防水紙の提供を開発して以来、長い間企業としてのビジョンを持ってきました。

藤森工業株式会社のコンセプト

藤森工業には企業コンセプトがあります。それは藤森工業の別名ZACROSに表れています。藤森工業のZは究極と未知を表し、ACROは頂点、先端を意味します。藤森工業は常に未来を見つめて新しい可能性を追求し続ける企業でありたいとの思いを持っているんです。

藤森工業株式会社のモダンなロゴマーク

藤森工業のコーポレートカラーは緑色と青色です。2つ重なり合った形は積層をモチーフにしているんだとか。人・社会・地球環境とが一致して協調していくことを表しています。

藤森工業株式会社の経営理念

藤森工業にはグループとしての理念があります。「包む価値」というのが藤森工業の重視するバリューです。その中で藤森工業は「コトづくり」と「モノづくり」に徹しています。藤森工業のコトづくりのコトとは人が快適に暮らすことができる用に実現していく「コト」。藤森工業のモノづくりのモノとはこれまでになかったような発想で創り出す技術やサービスを指しています。

藤森工業株式会社の事業案内、サービス紹介

藤森工業が製造しているものは多岐に渡ります。包装材料を筆頭に、機能材料、液体容器、バイオサイエンス関連製品、産業資材など藤森工業の製品は種類豊かなんです。

藤森工業株式会社の包装材料

藤森工業の包装材料の中に非吸着シーラント包装材料というものがあります。非吸着性と耐内容物性に優れたこのフィルムは吸着しにくいので、化粧品や医薬品などに利用されています。NIf-Σシリーズの中には薬液バッグもあるんですよ。

藤森工業株式会社が開発する機能材料

藤森工業のマスタックTFBは液晶ディスプレイに使用されている表面保護フィルムです。透明性が高く欠点がないので、広く利用されているんです。このフィルムはクラス100のクリーン環境で製造されているので、もちろん汚れなどとは無縁なんです。

海外でも造られている藤森工業株式会社の成型液体容器

藤森工業の成型液体容器「キュービテーナー」はダンボールと組み合わせて使用する液体容器です。日本、アメリカ、マレーシアの3カ国に藤森工業の生産拠点があるんですよ。藤森工業のこの容器は折りたたんだ状態で保管できるので、資材スペースを節約することができるんです。

藤森工業株式会社のバイオサイエンス関連製品

藤森工業のバイオサイエンス関連製品はオーダーメイドで製造する事ができ、バイオ医薬品の研究開発にマッチした製品と言うことができます。原料を培養、精製したのち保管するまで、全てのバイオ医薬品研究の工程をカバーしている製品です。

多用途な藤森工業株式会社の保冷保温シート

藤森工業の保冷保温シートは反射断熱性に優れるアルミ箔や発泡ポリスチレンを使用したシート。軽量なだけでなく柔軟性があるので、様々な用途に使用することができるんです。保冷ボックス、日よけシート、鶏舎の遮光断熱、保冷庫のナイトカバーなどに藤森工業の保冷保温シートが使用されています。

身近なところにある藤森工業株式会社の製品

藤森工業は食品用包装材料も製造しています。液体小袋包装材料やレトルト殺菌用包装材料などは身近なところにもあるんですよ。例えばカレー粉のパックやレトルトカレーの袋など、意外なところで藤森工業の技術が利用されているんです。

様々な分野で利用される藤森工業株式会社の技術

藤森工業の製品は多くの場所で利用されています。資材管理の場面や医療分野で、また食品関連など、その範囲は実に広いんです。どんなところに藤森工業の製品が使われているか日常生活で少し気にかけてみてください。また藤森工業はグローバルな企業。これからの藤森工業の発展からも目が離せません。