メディキット株式会社の概要と沿革

まず、メディキットの基本情報は以下の通りです。

【メディキット株式会社の概要】

社名メディキット株式会社(Medikit Co., Ltd.)
本社所在地東京都文京区湯島1-13-2
設立年月日1973年(昭和48年)6月
代表取締役社長栗田 宣文
株式公開JASDAQ (証券コード:77490)
資本金12億4100万円(2015年3月現在)
事業内容医療機器の開発、製造、販売、輸出
メディキットHP:会社概要より引用


メディキットは、1973年に宮崎県東臼杵郡東郷町にて人工透析用留置針の製造を目的として設立されました。設立から40数年に渡り、メディキットは医療の分野で事業を発展させてきました。日本で初めてのフッ素樹脂を用いた一体血管留置針を開発したことでも有名な会社ですね。

上場企業としてのメディキットは、2005年(平成17年)6月にジャスダック証券取引所に上場しています。現在では国内での大学病院をはじめとした病院や医院への製品の販売、そして海外に向けても製品を輸出しているメディキットのこれまでの事業の流れを下記に一覧にしておきます。

【メディキット株式会社の沿革】

昭和48年06月宮崎県東臼杵郡東郷町に人工透析用留置針の製造を目的としてメディキット(株)(現東郷メディキット(株))を設立
昭和51年04月国内初のフッ素樹脂を用いた一体血管留置針を開発
昭和59年09月製造と販売を分離。メディキット(株)を販売会社として東京都千代田区に設立する。なお、メディキット(株)は東郷メディキット(株)へ社名変更し、製造会社とする。
昭和61年04月東郷メディキット(株)にて、シースイントロデューサー及び血管造影用カテーテルを開発
平成02年12月東郷メディキット(株)にて、宮崎県日向市に日向工場を建設
平成03年04月東郷メディキット(株)にて、血管造影用シースイントロデューサー(スーパーシースイントロデューサー)を開発
平成05年03月東京都文京区湯島に本社ビル落成
平成09年08月千葉県佐倉市にメディキット(株)佐倉流通倉庫を建設
平成10年04月東郷メディキット(株)の東郷工場、日向工場にて、品質保証の国際規格であるISO9001、ISO13485及びEN46001の認証を取得
平成13年09月東郷メディキット(株)にて、止血弁付安全留置針スーパーキャスZ3を開発
平成14年10月東郷メディキット(株)を100%子会社化
平成14年12月東郷メディキット(株)にて、佐倉流通倉庫内に佐倉工場完成
平成17年06月ジャスダック証券取引所に上場
平成17年07月東郷メディキット(株)にて、ベトナム・ハイフォン市に子会社Medikit Vietnam Co.,Ltd.設立
平成19年06月止血弁付安全留置針 スーパーキャスZ5を発売
平成20年01月東郷メディキット(株)にて、宮崎県日向市に日向第二工場落成
平成22年04月ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場
平成23年09月Medikit Vietnam Co.,Ltd.にて、ベトナム・ハイフォン市に新工場落成
メディキットHP:沿革より引用

メディキット株式会社の経営理念

メディキットの経営理念は以下の通りです。

【経営理念】

血液カテーテルの専門メーカーとして、医療を通じて社会に貢献することを経営理念においているようで、メディキット代表取締役社長の栗田宣文さんはこの様に仰っています。

世界のメディキットへ。

メディキットは、1973年の創業以来、血管カテーテルの専門メーカーとして、医療を通じて社会に貢献することを経営理念とし、常に品質の高い製品を医療現場に提供してまいりました。

医療従事者の安全、感染管理、あるいは患者様のQOL向上に貢献する製品の開発は、医療機器メーカーの責務であります。より安全な製品をお届けするために、既存製品の改善・改良、さらには、患者様への肉体的・精神的な負担を軽減するための、より低侵襲な製品の開発・改善・改良等に引き続き取り組んでまいります。

私たちは、社是に掲げた「創造」「迅速」「確実」を胸に、常に時代の一歩先を行く、医療現場の最良、最強のパートナーとして、世界の医療の未来に貢献してまいります。
メディキットHP:ご挨拶より引用

この様に仰られてるように、医療を受ける立場からすれば安全が何よりと考える医療において、メディキットは安全面は医療機器メーカーの責務であるとしています。そして患者への様々な負担を軽減することに取り組んでいる事がこれを読むだけで伝わってきますね。

血液カテーテルの専門メーカーとしてより良い医療現場への貢献を目指すメディキット株式会社!

安全安心を求められる医療の現場において、メディキットは安全を考えた開発、製品の製造はメーカーの責務と謳っています。
ここ数年様々な発展を遂げる医療の分野においてますますの発展への貢献をしてくださることにメディキットには期待していきたいですね!