松田産業の企業概要と沿革

松田産業の企業概要をご紹介します。この概要を見れば、松田産業のおおよそのことはご理解いただけると思います。

松田産業の基本情報

社名    松田産業株式会社
本社所在地 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル6F
設立年月日 1951(昭和26)年6月
代表取締役社長 松田芳明
株式公開  東証1部(証券コード:7456)
資本金   3,559,200,000円
事業内容  資源リサイクル・環境関連ビジネス、食品関連ビジネス

設立は昭和26年となっていますが、松田産業の創業はさかのぼること昭和10年になります。フィルムの感光材に使用されていた銀の廃棄を目にした松田産業創業者が、この銀をリサイクルして再利用したのが始まりです。

松田産業本社は東京ですが、日本全国各地に営業所があり、また海外ではシンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム、台湾、中国(蘇州・ 青島)に営業所があります。

松田産業の沿革

松田産業の沿革はこちらになります。

1956年5月 卵白の販売を目的とする(株)松田商店(食品系)を東京都中野区に設立
1957年5月 金属の精錬・販売を目的とする(株)松田商店(貴金属系)を東京都練馬区に設立
1964年5月 (株)松田商店(食品系)の商号を松田産業(株)に変更
1971年12月 貴金属製錬を目的とした武蔵工場を埼玉県入間市に開設
1973年4月 (株)松田商店(貴金属系)の商号をマツダメタル工業(株)に変更
1981年10月 グループ各社の本社機能を東京都新宿区に移転
1992年7月 マツダ貴金属工業(株)を存続会社に松田産業(株)・マツダメタル工業(株)などが合弁し、商号を松田産業(株)に変更
1992年11月 シンガポールに貴金属事業部によるシンガポール支店開設
1995年1月 当社製白金地金・パラジウム地金がロンドン・プラチナ・パラジウム・マーケット(LPPM)の指定ブランドとして認可
1995年8月 株式を店頭登録
1997年3月 北海道地区における産業廃棄物関連事業の拠点として、北海道アオキ化学(株)の全株式を取得
1998年12月 ドイツALD社と共同出資で産業廃棄物リサイクル会社であるゼロ・ジャパン(株)を設立
1999年10月 武蔵工場及び入間工場でISO14001の認証取得
1999年12月 東京証券取引所2部上場
2000年10月 タイ国に貴金属事業によるMatsuda Sangyo (Thailand) Co.,Ltd.を設立
2001年9月 東京証券取引所1部指定
2004年2月 フィリピン共和国に貴金属事業によるMatsuda Sangyo(Philippines)Corporationを設立
2005年2月 シンガポールに貴金属事業によるMatsuda Sangyo(Singapore)Pte.Ltd.を設立
2006年3月 環境事業部において「国際環境規格ISO14001」の認証を取得 精密洗浄事業及び化成品事業に係わる生産本部と貴金属事業部の関連事業所において「国際品質規格ISO9001」の認証を取得
2007年4月 中国に貴金属事業による松田資源利用(蘇州)有限公司を設立
2009年6月 マレーシアにおける貴金属関連事業拡大を目的としたMatsuda Sangyo(Malaysia)Sdn.Bhd.を設立
2011年11月 台湾に貴金属事業部による台湾支店を開設
2012年6月 中国に食品事業部による松田商貿(青島)有限公司を設立
2013年1月 タイに食品事業部によるMatsuda Sangyo Trading (Thailand) Co.,Ltd.を設立
2014年3月 ベトナムにおける貴金属関連事業の拡大を目的としたMatsuda Sangyo (Vietnam) Co.,Ltd.を設立
2016年2月 食品の専門商社であるガルフ食品(株)の全株式を取得
(以上、松田産業株式会社HPより引用)

松田産業創業時の銀のリサイクルの次に手がけたのがなんと「卵白」。マヨネーズ製造過程で卵白が大量に廃棄されることから、松田産業(当時、松田商店)ではその卵白をつなぎに使用した魚のすりみを開発。その後も松田産業はこの2本柱で会社を拡大してきました。90年代には産業廃棄物のリサイクル事業も始まり、時代のニーズとマッチして松田産業は急成長を遂げています。

2000年代の松田産業海外拠点設立のスピードはめざましいものがあります。この拠点も、ひとつの国にひとつではなく、松田産業各事業の拠点が開設されていますので、数は2倍3倍と増えていきそうです。

松田産業の企業理念

松田産業の企業理念はこちらになります。

「地球資源を有効活用し、社会に貢献する」
松田産業株式会社 - 社長ご挨拶

松田産業の事業自体が資源を有効活用していますし、そのことで社会に貢献しているのは明らかです。創業80年以上を誇る松田産業を支えてきた社風に、誰にでも親切にするということや、上司・部下などの役職は関係なく平等であるべきという考えがあります。そのような創業時からの精神がずっと引き継がれているのも松田産業の強みではないでしょうか。

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