カナモトの概要と沿革

まずは、カナモトの基本情報を確認しておきましょう。

カナモトの概要

社名株式会社 カナモト
本社所在地北海道札幌市中央区大通東3丁目1番地19
設立年月日1964年(昭和39年)10月28日
代表取締役社長金本 哲男
株式公開東証一部
資本金136億52百万円(払込済資本金)
事業内容建設機械器具のレンタル、鉄鋼製品の販売、エンジニアリングワークステーションおよび周辺機器のレンタル
(引用:株式会社カナモト公式ホームページ)

 カナモトは国内にたくさんの事業所を置いています。また、香港・上海・シンガポールに海外の拠点があります。

カナモトの事業内容

建機レンタル事業

 高価な機器の購入・維持するのが難しい、または一時的に機器を増やしたい、というニーズに対し、必要なときに必要なだけの建築系の機材のレンタルを行います。さらに、イベントで必要な器材や計測機器などのレンタルや、中古器材を海外に販売する事業も展開しています。

鉄鋼関連事業

 土木・建築に欠かせない鉄鋼製品を提供しています。カナモト設立時の主力事業であり、北海道を中心に一般形鋼や鉄鋼製品の販売を行っています。このほかにALC(軽量気泡コンクリート)外壁工事や断熱工事などの各種専門工事、断熱防水屋根「KTルーフシステム」などの建材の販売や施工の受請も手掛けています。カナモトが資材調達と施工をまとめて行うことでコストの削減も可能となるのです。

情報機器関連事業

 カナモトの情報機器事業部は、従来の構成のハードウェア類に加えて、さまざまなネットワークソリューションを提供しています。製品や技術進歩が著しいコンピュータ業界ですが、カナモトはハード・ソフトの両面において、ユーザーの視点に立った最新のサービスを積極的に展開しています。また、レンタル終了後の中古パソコン販売も行っています。

カナモトの企業理念

50余年にわたり培った「カナモト・スタイル」

「さらなる可能性を求め、これからも。」

 カナモトは、日本の建機レンタル業界の発展とともに成長してきました。市場ニーズに対応する機種、品質管理、供給チャネルのほか、時代に即して開発してきたカナモトの最先端ビジネスモデルは、お客様の経営合理化に寄与しています。お客様の満足をさらに高めるため、カナモトはこれからもレンタルソリューションの可能性を追求していきます。

カナモトのグループマーク ロゴ

 カナモトの頭文字Kの右部分を「矢」に見立て、ふたつの意味を込めてデザインしました。ひとつ目は、丘を越え坂を下った先に上り坂の道が続いている様を象徴しています。これはカナモトのこれまでの歩み、そして、これからも逞しく大きく頼れる企業となるべく歩み続ける様を、『未来永劫に続く道』という形で表したものです。もうひとつは、羽を大きく広げ、悠然と空を飛ぶ鳥をイメージしたものです。ともに、カナモトグループは常に真摯な眼差しで未来を見つめ、弛みなく努力を続ける企業体であることを表しております。

(引用:株式会社カナモト公式ホームページ)

カナモトの事業ビジョン

 これから、公共工事の増加、民間設備投資の増加、2020年の東京五輪を見据えたインフラ整備など、カナモトに対しても様々な需要が拡大すると考えています。また、発展著しいASEAN諸国を中心に海外事業を展開し、カナモトの得意分野でもある地盤改良やシールド工法など特殊機械の需要が見込まれる、インドネシア、タイ、マレーシア、ベトナム、ミャンマー、カンボジアなど、各国における事業展開を目標に、さらに事業を拡大していきます。

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