ソニーの概要と沿革

まず、ソニーの基本情報は以下の通りです。

【ソニーの概要】

社名ソニー株式会社(Sony Corporation)
本社所在地東京都港区港南1-7-1
設立年月日1946年(昭和21年)5月7日
代表執行役社長 兼 CEO平井 一夫
株式公開東証一部上場(証券コード:6758)
資本金8,589億円(2016年3月末現在)
事業内容ソニーは、モバイル・コミュニケーション、ゲーム&ネットワークサービス、イメージング・プロダクツ&ソリューション、ホームエンタテインメント&サウンド、半導体、コンポーネント、映画、音楽、金融及びその他の事業から構成されております。
ソニーHP:企業情報より引用


ソニーは東京都港区に本社をおいています。こちらのソニーは電機メーカーでもあり、ソニーグループの持株会社としてソニーグループを統括している会社でもあります。ソニーの歴史は1946年に東京通信工業株式会社として誕生したことに始まります。その後、日本で始めての録音テープであるソニー・テープを生産、発売したことで知名度を上げ、1958年に現在のソニーへと名を変えました。

それではソニーの歴史を沿革で見ていきましょう。ソニーの歴史はとても長く書ききれませんので創業から数年のものと最近のものを抜粋しています。

【ソニーの沿革】

1946年5月電気通信機および測定器の研究・製作を目的とし、東京都中央区日本橋「白木屋」内に資本金19万円をもって東京通信工業株式会社(東通工)を設立
1947年1月本社および工場を東京都品川区に移転
1947年10月パワーメガホンの製品化に成功し、市販を開始
1949年9月テープ式磁気録音機の試作第1号を完成
1950年3月日本初のマグネタイトを塗布した紙ベースの録音テープ「ソニ・テープ」発売
1950年5月日本初のテープレコーダー「G型」受注販売開始
1954年5月仙台工場(宮城県多賀城市)を設立 <現在の仙台テクノロジーセンター>
1954年7月日本初のPNPアロイ型トランジスタおよびゲルマニウムダイオードを発表
1955年2月東通工製品にSONYのマークを使用することを決定
1955年8月東京店頭市場に株式公開
1955年9月日本初のトランジスタラジオ「TR-55」発売
1958年1月社名をソニー株式会社に変更
1958年12月東京証券取引所第一部に上場
1959年6月負性抵抗をもつ「エサキダイオード」の試作研究の成功を正式発表
1960年2月米国にソニー・コーポレーション・オブ・アメリカを設立
1960年5月世界初の直視型トランジスタテレビ「TV8-301」発売
1960年11月厚木工場(神奈川県厚木市)を設立 <現在の厚木テクノロジーセンター> 
1960年12月スイスにソニー・オーバーシーズ・エス・エーを設立
1961年3月日本初のオールトランジスタアンプ内蔵テープレコーダー「TC-777」発売
1961年6月日本企業として初めて米国でADR(米国預託証券)を発行
1962年5月世界最小・最軽量のオールトランジスタテレビ「TV5-303」発売
2007年2月ソニー本社を旧芝浦TEC跡地に建設された新本社ビル「Sony City」に移転
2007年8月ぶどう糖で発電するバイオ電池を開発
2007年9月サウンドエンターテインメントプレーヤー“Rolly(ローリー)”発売
2007年10月ソニーフィナンシャルホールディングスが東証一部に上場
2007年12月難燃性ポリスチレン材料への自社循環の仕組みを確立
世界初 有機ELテレビ(XEL-1)発売
2008年1月ソネットエンタテインメント<2016年7月ソニーネットワークコミュニケーションズ(株)に社名変更>が東証一部上場
近接無線転送技術「Transfer Jet」を開発
2008年4月世界最小・最軽量の「デジタルハイビジョンハンディカム」HDR-TG1発売
2008年7月省エネナンバーワンの「ブラビア」JE1シリーズ発売
2008年10月ソニーBMG・ミュージックエンタテインメントを完全子会社化
世界最高の有効2,460万画素“Exmor(エクスモア)”搭載デジタル一眼レフカメラ「α900」DSLR-A900発売
2009年2月独自の光学メカニズムとアルゴリズムにより、小型かつ高速で高精度を実現した指静脈認証技術“mofiria”(モフィリア)を開発
世界初、裏面照射型CMOSセンサーを採用デジタルハイビジョン“ハンディカム”「HDR-XR520V」「HDR-500V」発売
2009年4月株式会社DADCジャパン設立
2009年7月シャープと大型液晶パネル及び液晶モジュールの製造・販売事業に関する合弁契約を締結
2009年9月新ブランドメッセージ、“make.believe”(メイク・ドット・ビリーブ)を導入
2009年10月3D映像を、毎秒240フレームで撮影できる単眼レンズ3Dカメラ技術を開発
磁界共鳴型を使った高効率な「ワイヤレス給電システム」を開発
環境負荷を低減した 水銀0%のアルカリボタン電池を発売
2009年12月FIFAと世界で初めて「FIFAワールドカップ」を3Dで映像化する契約を締結
2010年1月ソニー3Dテクノロジーセンターをソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの敷地内(米国カリフォルニア州)に開設
2010年2月世界初フルハイビジョン動画撮影を実現したデジタルスチルカメラ “サイバーショット”発売
世界初ミリ波による「機器内高速ワイヤレス伝送技術」を開発
2010年6月ソニーオフィシャルFIFAパートナーとしてW杯にあわせ、3D体感イベントを世界各国で積極展開
世界最小・最軽量のボディを実現したレンズ交換式デジタルカメラ「NEXシリーズ」発売
2010年7月世界初1100ワット出力の青紫色超短パルス半導体レーザーを東北大学と共同開発
2010年9月世界初レンズ交換式HDビデオカメラ“ハンディカム”「NEX-VG10」発売
2010年10月世界初有効1641万画素の携帯電話向け裏面照射型CMOSイメージセンサー“Exmor R”を商品化
世界初、“Google TV”プラットフォーム採用、Sony Internet TVを米国で発売
2010年12月電子書籍リーダー発売
“Qriocity”によるデジタル音楽配信サービス “キュリオシティ”ミュージックアンリミテッドを開始
2011年7月3.5Ahの高容量リチウムイオン二次電池“Nexelion(ネクセリオン)”を開発
2011年9月Android?搭載タブレット端末“Sony Tablet”を発売
2011年10月世界最小※ 0.74型(対角 18.8mm) 4K ディスプレイデバイス“SXRD”を開発
※ 2011年10月3日時点の4Kディスプレイデバイスとして
2011年11月世界初※HD有機ELパネル搭載 3D対応ヘッドマウントディスプレイを発売
※ 民生用3D対応ヘッドマウントディスプレイとして(2011年8月31日発表時点)
ソニーHP:会社沿革より引用


現在まで、家庭用の電化製品から、モバイル製品、そして代表作であるウォークマンをはじめとした音楽製品に至るまでさまざまなカッコいいものをわたし達にソニーは届け続けてきてくれました。新しいことへの挑戦を続ける姿勢は日本企業の鏡であり、誇りに思えるものですよね。きっとこれからも時代に合った新しい製品をソニーはわたし達に提供してくれることは間違いありません!

ソニー創業者の理念

次に、ソニーの創業者、井深さんが掲げる理念をまとめていきます。

【創業者の理念】

ソニー株式会社(創業当時:東京通信工業)の創業者である井深大は、会社の設立目的の第一に「真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由豁達にして愉快なる理想工場の建設」を掲げた設立趣意書を起草しました。この終戦直後(1946年)に書かれた設立趣意書には、「日本再建、文化向上に対する技術面、生産面よりの活発なる活動」、「国民生活に応用価値を有する優秀なるものの迅速なる製品、商品化」、さらに「国民科学知識の実際的啓発」も会社設立の目的として言及され、社会や社員に対して価値ある存在の会社となることを、井深は目指していました。この理念は、ソニーのDNAとして引き継がれ、CSR活動の原点をなすものと考えています。
ソニーHP:創業者理念とCSRに対する考え方より引用

また、「CSRに対する考え方」として、以下のようにホームページに記載されています。

【ソニーのCSRに対する考え方】

現在、ソニーのCSR(企業の社会的責任)に対する考え方は、ソニーグループ行動規範の中に、下記のように明文化されています。

「イノベーションと健全な事業活動を通じて、企業価値の向上を追求することが、 ソニーグループの企業としての社会に対する責任の基本をなすものです。
ソニーグループは、その事業活動が、直接、間接を問わず、様々な形で 社会に影響を与えており、そのため健全な事業活動を営むためには、 株主、顧客、社員、調達先、ビジネスパートナー、地域社会、その他の機関を含む ソニーグループのステークホルダーの関心に配慮して 経営上の意思決定を行う必要があると認識しています。
ソニー役員・社員は、このことを踏まえて、ソニーグループの事業を遂行するよう努力するものとします。 」

これは、ソニーのCSR活動が、「健全な事業活動」を通して、ステークホルダーの信頼を勝ち得て、事業活動をより持続可能なものとすること、また、ステークホルダーの皆様からの期待の高い、ソニーの「イノベーション」の力により、持続可能なより良い社会の建設に貢献してゆくという決意を表したものです。そして、社員一人一人が意識して実践するCSRの活動が、社会の持続可能な発展のみならず、ソニーの企業価値の向上に同時に結びつくものと考えています。
ソニーHP:創業者理念とCSRに対する考え方より引用

ソニーの素晴らしいところは企業としての製品ではあるものの、それを作る技術者への感謝を前面に押し出しているところです。まじめな技術者が最大限の力を発揮してくれているからソニーは製品を発表できると考えています。そしてその最大限に発揮する場を設けることも約束しています。この事からもソニーの自社製品への自信とそして何よりの愛を感じれます。自分達が納得できる商品を世に出すことが、一番の社会への貢献と信じ、今日もソニーは努力を重ねているんです!

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