松井証券株式会社の概要と沿革

まず、松井証券の基本情報は以下の通りです。

【松井証券の概要】

社名松井証券株式会社
本社所在地東京都千代田区麹町一丁目4番地
設立年月日1931年(昭和6年)3月
代表取締役社長松井 道夫
株式公開東証一部上場(証券コード:8628)
資本金11,944,914,736円(2016年3月31日現在)
事業内容金融商品取引法に基づく金融商品取引業
松井証券HP:会社概要より引用


松井証券は、東京都千代田区麹町に本社を構えている証券会社です。現在では東証一部に上場している松井証券ですが、創業から長らくはごく一般的な中堅の証券会社でした。それを変えたのが4代目であり、現社長である松井道夫氏なんです。社内では反対も多かった路線変更としてインターネット証券への参入をを実行し大きな成長を遂げました。かつてはインターネット取引を行なう証券会社として日本で最大手でした。

それでは松井証券の歴史を沿革で見ていきましょう。

【松井証券の沿革】

1918年5月松井房吉商店創業、東京株式取引所一般会員となる
1931年3月株式会社松井商店設立
1947年12月松井證券株式会社に商号変更
1948年8月証券業登録
1949年4月松井武が2代目代表取締役社長に就任
東京証券取引所(再開)の正会員(現、総合取引参加者)加入
1968年4月旧証券取引法による免許取得
1979年1月本社を東京都中央区日本橋一丁目20番7号に移転
1987年12月松井正俊が3代目代表取締役社長に就任
1995年6月松井道夫が4代目代表取締役社長に就任(現任)
1996年4月株式保護預かり料の無料化を導入
1997年2月店頭登録株式の委託手数料の半額化を導入
1998年5月国内初の本格的インターネット取引「ネットストック」を開始
国内初のインターネットによる信用取引を開始
インターネットによる日経平均株価指数オプション取引「買建」の取扱開始
1998年12月旧証券取引法第28条による証券業の登録
1999年10月株式委託手数料完全自由化により、新しい委託手数料体系「ボックスレート」を導入
2000年6月松井証券株式会社に商号変更
2000年9月1日定額手数料制の新「ボックスレート」を導入
2001年1月「iモード」などの携帯電話によるモバイルトレーディングサービスを開始
2001年3月名古屋証券取引所の特定正会員(現、総合取引参加者)加入
2001年4月店頭外国為替保証金取引「NetFx」を開始
2001年8月当社株式を東京証券取引所市場第一部に上場(証券コード:8628)
信用取引最低保証金額の自主規制を撤廃
2001年9月ジャスダック銘柄の信用取引を開始
2001年12月一橋大学大学院国際企業戦略研究科が主催する「第1回ポーター賞」を受賞
2002年5月「ネットストック」リニューアル
引受業務を開始
2002年9月預かり株券等に預株料を付与する「預株」制度を導入
2002年10月外貨建MMFの取扱開始
未成年口座の受付開始
2002年11月贈与支援サービスを導入
2003年4月株式・オプション取引を合わせた新「ボックスレート」を導入
2003年6月ストックオプション融資サービスを導入
2003年7月無期限信用取引を開始
2003年11月「株券ゆうパック」サービスを導入
2004年6月本社を東京都千代田区麹町一丁目4番地に移転登記
2004年7月無期限信用取引「売建」の取扱開始
2005年4月日経平均株価指数先物取引・同オプション取引「売建」の取扱開始
2005年7月札幌にコールセンターを開設
2006年4月手数料体系(株式、先物・オプション)を幅広い投資家層に対応した料金体系に改定
2006年7月「日経225mini」の取扱開始
2006年9月リアルタイム・トレーディングツール「ネットストック・ハイスピード」を導入
2007年11月日経平均株価指数先物取引・同オプション取引におけるイブニング・セッションの取扱開始
資金の引き出しがリアルタイムで行える「即時出金サービス」を開始
2008年2月東京証券取引所の「上場会社表彰制度」において「第6回(平成19年度)個人株主拡大表彰」を受賞
2008年11月「ETF限定口座」の取扱開始
2009年3月スマートフォン向けリアルタイム投資情報アプリケーション「株touch」を導入
2011年1月少額投資の手数料無料化
2011年11月日経平均株価指数先物取引の手数料を主要ネット証券最安値水準に引き下げ
2013年1月信用取引の規制緩和にあわせて、デイトレード限定の信用取引「一日信用取引」を導入
2014年3月一日信用取引の「プレミアム空売りサービス」を開始
2015年2月デイトレード限定の先物取引「一日先物取引」を導入
2015年5月新たな顧客向けウェブサイト「ネットストック・スマート」を導入
松井証券HP:沿革より引用


日本初のインターネット取引の事業を行なった松井証券は、現在でも多くの支持を集めています。それには使いやすいツールの開発や、手数料などの安さからよりわたし達に近い証券会社として活躍しています。独自のシステムにより大成功を遂げた松井証券ですが、取引にも必要な先見の目を持つとても素晴らしい企業だと感じます。

松井証券株式会社の企業理念

次に、松井証券の企業理念をまとめていきます。

【企業理念】

顧客中心主義
お客様の視点で考える。

松井証券には、「顧客中心主義」という企業理念があります。顧客中心主義とは「どの企業のサービスを利用するかはお客様の自由ないしで決めることであり、会社がお客様を囲い込むことはできない。そのような中で選ばれる企業になるためには、お客様が望まない業者の倫理にもとづいたサービスやコストを排除する必要がある」という考えであり、組織から個、供給者から消費者に中心が移る21世紀型ネットワーク社会の中で長期的に指示を得るためには、この方針がますます意味を持つものと考えています。

松井証券は、「顧客中心主義」の理念のもと、業界の慣習を打破するような仕組みをつくり、イノベーティブなサービスを提供してきました。
既存の枠組みに疑問を持ち続け、新たな世界を構築するようなサービスを個人投資家の皆様には継続的に提供すること、それが松井証券の使命です。
松井証券HP:企業理念より引用

インターネット取引も、よりスピーディーに対応するためのシステムとして人気を集めました。松井証券はこのように、顧客の目線に立って考えることを念頭に事業を行なっています。選ぶ立場にあるわたし達ユーザーにどうしたら選んでもらえるのか、顧客が今求めているものは何かと日々考え続け、日々柔軟に変化を続けています。そして長らく証券会社の業界では慣習化していた昔ながらのモノを打破することで、より身近な証券会社として松井証券は多くの支持を集めたんですね。

松井証券株式会社のサービス

松井証券が展開している「投資情報ツール」をまとめていきます。より使いやすく分かりやすいサービスやシステムを松井証券は提供してくれています。

ネットストック・スマート
ネットストック・スマートは、注文の発注に加え、投資に役立つ情報の取得もWEBブラウザ上で行うことができる会員画面です。

ネットストック・ハイスピード
ネットストック・ハイスピードは、高機能な発注機能を搭載したトレーディングツールで、様々な種類の情報画面の中から、好みのものを選び、自分の投資スタイルに最適なトレーディング環境を構築できます。

株価ボード
登録した銘柄のリアルタイム株価情報を一覧できるツールです。投資スタイルに合わせて表示形式を選択できます。

株touch
スマートフォン向けに開発された取引アプリで、株式取引、先物・オプション取引に対応しています。さまざまな投資情報の収集から、最短0秒で自動更新する「株価ボード」をはじめ、複数気配画面からタップひとつで注文できる「スピード注文」など、取引の利便性を大幅に向上させる機能が満載です。

QUICK情報
リアルタイム株価、ニュース、決算情報、市況や多彩なランキングをご提供するツールです。銘柄のスクリーニングが可能です。

QUICKリサーチネット
株主優待の検索やアナリストによるマーケットや個別銘柄の分析、幅広いレポートを閲覧できるツールです。

テーマ投資ガイド
注目のテーマをランキング形式で表示し、誰でも簡単に旬のテーマに関連した銘柄やニュースを探すことができる情報ツールです。

上場投信ガイド
上場投信ガイドは、上場投資信託(ETF)、不動産投資信託(REIT)専用の投資情報ツールです。

チャートフォリオ
チャートの形状から、銘柄の検索や市場全体のトレンド確認が可能なツールです。

NetFxトレーダー
リアルタイムで更新される為替レートやチャートを閲覧しながら発注できるNetFx専用のトレーディングツールです。

FXtouch
NetFx専用の取引アプリです。売気配や買気配をタップするだけで発注可能な「スピード注文」や、チャートを見ながら発注可能な「チャートスピード注文」、複数通貨ペアの為替レートが一覧できる「為替ボード」、情報収集に欠かせない「ニュース」など、取引の利便性を大幅に向上させる機能が満載です。

ネットストックトレーダー
リアルタイムの株価情報、複数気配情報、各種チャート、先物・オプション情報、ニュース、市況情報など、役立つ情報が満載のツールです。

ネットストックトレーダー・プレミアム
文字サイズやレイアウトもお好みで設定できる、「ネットストックトレーダー」の高機能版です。

松井証券ディーリング・ブラウザ
ブラウザベースの情報サービスで、リアルタイムで株価情報等を自動更新します。30種以上のテクニカル指標に対応している等、様々な機能があります。
松井証券HP:ツール(投資情報ツール)より引用

新しいカタチの証券会社こそが、松井証券株式会社なんです!

信用取引は少し難しいのではないか?そんな多くのユーザーにもわかりやすいサービスと使いやすいシステムを提供することで、顧客から選ばれることに成功した松井証券ですが、今日もそのサービスの向上心を失ってはいません。取引と同じく、日々時代も動き続けていることを忘れずに、日々より良いサービスについて考え続け、それを実行するための努力を重ねています。複雑なんではないかとお思いの方ももし資産管理や運用などにお悩みの時が来ましたら、松井証券の名前を思い出してみてください。きっとあなたのお役に立ってくれるはずですよ!