インフォテリア株式会社:概要と沿革

まずは、インフォテリアの基本情報を確認しておきましょう。

インフォテリア株式会社の概要

社名インフォテリア株式会社
本社所在地東京都品川区大井1丁目47番1号 NTビル10F
設立年月日1998 年 9 月
代表取締役社長平野 洋一郎
株式公開マザーズ
資本金11億3,846万6,500円
事業内容● ソフトウェア開発・販売 ● 製品サポート ● 製品コンサルティング  ● 製品トレーニング
(引用:インフォテリア株式会社公式ホームページ)

 インフォテリアは大阪にも事業所があり、USA・中国・シンガポールにもグループ会社があり、海外にもソフトウェアを販売している会社です。

 インフォテリアは企業向けにIoTの展示・実験スペース「IoT Future Lab.」を運営しています。様々な製品の展示が行われています。ここにある機器を使用して試すことができます。

インフォテリア株式会社の事業内容

 インフォテリアは、業務システムを開発・販売している会社です。「ASTERIA」や「Handbook」をはじめとする製品群が主力製品です。インフォテリアは、人と人、ビジネスとビジネス、そして世界を「つなぐ」エキスパートとして、企業の価値創造を飛躍的に高めるソフトウェアを提供しています。

「ASTERIA」

 アイコンのドラッグ&ドロップとプロパティの設定で作成するフローによって既存のデータベース、ファイルシステム、各種業務システム、各種クラウドサービスと簡単に接続、連携することのできる国内No1のデータ連携ミドルウェアです。

「Handbook」

 モバイル向けコンテンツ管理システムです。Handbookを使えば、シンプルな操作で営業資料や社内資料などをいつでもどこでも利用可能にし、さらに現場の声をスマートに収集・分析することができます。

「Platio」

 業務の現場で利用するモバイルアプリを簡単に開発・運用・配布できるサービスです。IoTデバイスとの接続機能を備えているので、IoTデバイスによる業務改善のためのアプリ開発に最適です。インフォテリアの中でも最新のプロダクトです。

インフォテリア株式会社の企業理念

インフォテリアの経営理念

インフォテリアは、3つの経営理念を基に、世界中に価値を提供する企業となるべく挑戦を続けています。

・発想と挑戦 (Challenge for Ideas)
自由闊達な発想と挑戦を尊ぶ。時代をリードするイノベーションは新しい発想から生まれる。その実現のために、リスクを取ることを厭わず、常に新たな可能性に挑戦する。

・世界的視野 (Global Perspective)
常に世界市場を視野に入れる。世界的に存在価値のある独自性を持った製品やサービスを提供する。

・幸せの連鎖 (Chain of Happiness)
幸せを連鎖させる。自ら幸せを感じる誇りある活動を営むことで、お客様の幸せに貢献し、ひいては社会の進歩発展に寄与する

インフォテリアの創業理念

・価値
 インフォテリアの最大の価値は、人材=社員である。アイディアや技術が唯一の勝負ではない。激動する社会や市場に適した製品やサービスを提供し続け、社会に貢献し続ける企業である源泉は「優れた人材」であると確信する。そのため、会社として人材確保の努力を惜しまず、優秀な人材を揃える。採用後も、そのパフォーマンス評価は厳しく行なう。

・視野
 インフォテリアは、初期段階から世界市場(グローバルマーケット)を視野に入れた業務展開を行なう。初期の段階では具体的な収入源は日本市場にフォーカスするが、製品、マーケティング自体はグローバルに通用するものを準備する。

・マーケットリーダー
 インフォテリアのコア社員は、全員が市場に対して提案能力を持つもので構成する。常に市場に対する提案を発信しつづけ、小さいながらも市場内でリーダー的地位を確立する。また、社名だけでなく、その個人個人が市場で認知されるような活動を奨励する。

・存在価値至上主義
 既存の多くの会社が持つ、売上げ至上主義または利益至上主義に対し、インフォテリアは「存在価値至上主義」をとる。他社との差別化、社会貢献などに照らし、当社の存在価値が無いような製品、サービスの提供は行なわない。会社の存在価値が無くなった場合には、解散も辞さない。

・製品開発
 品質を最優先とする。企業の柱は、顧客の信頼であり、信頼の最大の基盤は品質であると考える。 標準技術を使う。世の中に標準技術が無い場合は標準技術を提案する。インフォテリアの特長が生かせる部分にフォーカスし、他社やパブリックな技術も積極的に取り入れる。自社技術で全てをまかなうことに固執しない。

インフォテリアの名前の由来

『インフォメーション』と『カフェテリア』を掛け合わせた造語です。
世の中に存在する様々な情報を気軽に簡単に集めること。そして、それを的確に活用できる製品とサービスの提供を目指して名付けられました。

(引用:インフォテリア株式会社公式ホームページ)

インフォテリア株式会社の事業ビジョン

 インフォテリアは、これからの成長戦略として「NEO戦略」を掲げています。これは、インフォテリアの成長の軸となる、Net Service(インターネットを介してサービスとして提供されるソフトウェア)事業、Enterprise(企業の情報システム部門に販売するソフトウェア)事業、Overseas(それらのソフトウェアの海外への展開)の頭文字を取ったものです。インフォテリアは、豊富な実績と卓越した技術力を活かして社会の進化を加速するソフトウェアをお客様にお届けするとともに、世界市場にも展開することで、「NEO戦略」の具現化を図ります。

(引用:インフォテリア株式会社公式ホームページ)

インフォテリア株式会社のCSR活動「Green Activity」

 インフォテリアはASTERIA 導入 5,000 社突破記念して、「インフォテリアの森」という熊本県小国町での森林保全の支援を行なったり、Handbook 導入 1,000 件突破記念として、秋田県仙北市で「角館千本桜」の保全の支援を行なっています。

インフォテリア株式会社の福利厚生

インフォテリアにはソフトウェアの会社らしい福利厚生があります。

○ストレスフリーの自由なワークスタイル
インフォテリアでは開発の環境が自由だったり、iPhoneとiPadの支給や服装もカジュアルで自由などストレスフリーで働けるよう考えられています。

○インフォテリアにはカフェスペースとリラックススペースがあります
高級マッサージマシーン、プレミアムコーヒーマシン、ワインセラー、無料自動販売機

○インフォテリアの休暇制度
6年ごとに付与する1ヶ月間の「サバティカル休暇」
誕生日の前後1ヶ月間に1日付与する「誕生日休暇」
夏季休暇は3日間を付与し、有給と組み合わせた連続9日以上での取得を推奨しています

○インフォテリアは子育てや介護への支援も行っています
時短勤務やテレワーク(在宅勤務)の調整が原則可能
出産休暇、育児休暇、子の看護休暇、介護休暇などの休暇制度

インフォテリア株式会社の事業ポートフォリオ

19989月 平野洋一郎と北原淑行が当社創立
19991月 世界初の商用XMLエンジン「iPEX」を発売
10月  「XML Solution Components」を発売
200010月 「Asteria for RosettaNet」を発表(2001年1月発売)
20011月 XML技術者教育制度「ICEC」を開設
10月 XML技術者認定制度「XMLマスター」を開始
20026月 「ノン・コーディング」コンセプトの「ASTERIA R2」を発売
200310月 「ASTERIA 3」を発売
20041月 「XMLマスター」を世界各国で提供開始
4月 米国100%子会社(サンマテオ市)を設立
200510月 「ASTERIA」の導入企業数が200社を突破
20069月 「ASTERIA」の導入企業数が300社を突破
「ASTERIA」EAI国内シェアNo.1に(※)
※:テクノシステムリサーチ社「2006年ソフトウェアマーケティング総覧」による
20071月 「ASTERIA WARP」を発売
6月 東京証券取引所マザーズ上場
10月  インフォテリア・オンライン株式会社(100%子会社)設立
オンライン表計算サービス「OnSheet」を提供開始
20081月 クラウド型データ連携サービス「ASTERIA On Demand」を提供開始
2月 マスターデータ管理ミドルウェア「ASTERIA MDM One」を発売
4月 オンライン付箋サービス「lino」を提供開始
9月 「ASTERIA」の導入企業数が500社を突破
「ASTERIA」3年連続EAI国内シェアNo.1に(※)
※:テクノシステムリサーチ社「2008年ソフトウェアマーケティング総覧」による
10月  「Rejaw」を提供開始
20096月 「Handbook」を提供開始
100%子会社[Infoteria Corporation USA]を閉鎖
9月 100%子会社[インフォテリア・オンライン株式会社]と合併
12月 「ASTERIA」の導入企業数が1,000社を突破
20103月 Twitter対応“つながる”iPhoneカレンダー「TwitCal」を提供開始
10月 パーソナルクラウドとつながるカレンダー、「SnapCal」を提供開始
20113月 「ASTERIA」の導入企業数が2,000社を突破
20121月 「ASTERIA」EAI/ESB製品の国内市場シェアで6年連続第1位に(※)
※:テクノシステムリサーチ社「2010-2011年ソフトウェアマーケティング 総覧」に
よる
2月 中国浙江省杭州市に「亿福天(杭州)信息科技有限公司」(100%子会社)を設立
4月 「ASTERIA」の導入企業数が3,000社を突破
5月 米国「Extentech」社を買収し100%子会社化(現:Infoteria America)
9月 中国上海市 に「 樱枫天(上海)貿易有限公司 」(100%子会社)を設立
20139月 「ASTERIA」EAI/ESB製品の国内市場シェアで7年連続第1位に(※)
※:テクノ・システム・リサーチ「2013年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」による
香港に「 Infoteria Hong Kong Limited」(100%子会社)を設立
10月 「ASTERIA」の導入企業数が4,000社を突破
11月 「Handbook」MCM製品の国内市場シェアで2年連続第1位に(※)
※:ITR Market View「エンタープライズ・モバイル管理/スマートアプリ開発市場2013」による
12月 「Handbook」の導入件数が600件を突破
20142月 「Handbook 4」を米国で販売開始
インドネシアの「Sribu社」へ出資し持分法適用会社化
6月 シンガポールROBINSONに100%子会社「Infoteria Pte. Ltd.」を設立
10月 「Handbook」MCM製品の国内市場シェアで3年連続第1位に(※)
※:ITR Market View「エンタープライズ・モバイル管理/スマートアプリ開発市場2014」による
20153月 「Handbook」の導入件数が800件を突破
5月 「ASTERIA」の導入企業数が5,000社を突破
9月 熊本県小国町と小国杉保全の協定を締結し「インフォテリアの森」をスタート
12月 プライベート・ブロックチェーン技術を有する「テックビューロ」と事業提携
20163月 米国 「CData Software」と事業提携し共同出資による日本法人を設立
4月 Handbook契約1,000件を記念し、秋田県仙北市角館の「千本桜」保全協定
8月 「ASTERIA」EAI/ESB製品の国内市場シェアで10年連続第1位に(※)
※:テクノ・システム・リサーチ「2016年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」による
9月 「Handbook」SaaS型モバイルコンテンツ管理市場の製品別売上金額で国内市場シェアNo.1に(※)
※:ITR Market View「エンタープライズ・モバイル管理市場 2016」による
10月 ASTERIA WARPの新ラインナップ「ASTERIA WARP Core」を提供開始
モバイルアプリ開発ツール「Platio」を提供開始
ヒト、モノ、情報がつながるリアルな空間「IoT Future Lab.」を開設
(引用:インフォテリア株式会社公式ホームページ)

ソフトウェアで未来をつなぐインフォテリア株式会社

 いかがだったでしょうか。インフォテリアは業務をアプリを中心とした会社です。私たちがパソコンやタブレットで作業するときに支援してくれるソフトウェアです。インフォテリアは国内だけでなく、まだまだ海外にも進出していく会社です。そんなインフォテリアを訪れてみてはいかがでしょうか。