ロックペイント株式会社の企業概要と沿革
■ ロックペイント株式会社の基本情報(概要)
社名 | ロックペイント株式会社 ROCK PAINT CO.LTD |
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本社住所 | 大阪府大阪市西淀川区姫島3丁目1-47 |
設立年月日 | 1952年(昭和27年)4月16日 |
株式公開 | 東証2部(4621) |
資本金 | 1,100百万円 |
事業内容 | 塗料及び塗料原料の製造販売(車両用塗料、建築用塗料、工業用塗料、家庭用塗料)、工場化学薬品、接着剤、塗装用具、化粧品、石鹸、洗剤の製造販売、塗装の請負
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ロックペイント株式会社は塗料全般にわたる塗料メーカーですが、特に自動車補修用塗料では突
出した実績と販売量を誇っています。常に業界のトップブランドとして君臨し、長きにわたって高い
評価と信頼を得ています。他にもロックペイントの水性塗料は特異性があり、建築用塗料や日曜大
工などでもお馴染みの家庭用塗料があります。
■ ロックペイント株式会社の沿革
1931年(昭和6年)9月 | 辻巌が個人にて、ラッカー性塗料の製造開始 |
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1943年(昭和18年)11月 | 第二次企業整備令により廃業 |
1947年(昭和22年)1月 | 大阪市西淀川区において個人経営にて、ラッカー性塗料の製造を再開 |
1952年(昭和27年)4月 | 資本金5百万円にて個人経営より株式会社に改組、株式会社ロック塗料製造所とする
東京都江東区に東京支店(現 東京本社)を設置 |
1953年(昭和28年)3月 | 資本金1千万円に増資 |
1955年(昭和30年)7月 | ロックペイント株式会社に社名変更 |
1961年(昭和36年)5月 | ロックペイント名古屋営業所を設置 |
1963年(昭和38年)4月 | 資本金2億7千万円の増資 |
1963年(昭和38年)4月 | 大阪証券取引市場第2部に上場 |
1963年(昭和38年)4月 | ロックペイント福岡営業所を設置 |
1963年(昭和38年)4月 | ロックペイント札幌営業所を設置 |
1965年(昭和40年)4月 | ロックペイント宝塚工場製造開始 |
1970年(昭和45年)3月 | ロックペイント東京工場製造開始 |
1970年(昭和45年)3月 | ロックペイント犬山工場(愛知県)製造開始 |
1971年(昭和46年)1月 | 資本金5億5千万円の増資 |
1974年(昭和49年)4月 | 資本金11億円に増資 |
1984年(昭和59年)6月 | ロックペイント宇都宮工場製造開始 |
1985年(昭和60年)3月 | ロックペイント九州工場製造開始 |
1986年(昭和61年)6月 | ロックペイント東京支店にロックペイント東京ビル竣工 |
1990年(平成2年)8月 | ロックペイント福崎工場製造開始 |
1993年(平成5年)4月 | ロックペイント富士小山工場製造開始 |
2001年(平成13年)1月 | ロックペイント伊賀上野工場製造開始 |
2004年(平成16年)2月 | ロックペイント岡山営業所設置 |
2006年(平成18年)10月 | ロックペイント西関東営業所設置 |
2011年(平成23年)5月 | インドネシャ共和国PT.ROCK PAINT INDONESIAを設置 |
2011年(平成23年12月 | ロックペイント仙台営業所設置 |
2013年(平成25年)7月 | 東京証券取引市場第2部に上場
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ロックペイント株式会社の設立は1952年(昭和27年)となっているが、これは創業者辻巌の個人経
営の事業所を株式会社に改組してロックペイント株式会社とした年です。それより遡ること21年前
に辻巌が個人経営の事業所を創業し、ラッカー性塗料の製造を始めました。
社名のロックペイントは創業者の辻巌の巌に由来しています。改組したロックペイントはその後、飛
躍的に発展しました。
創業者辻巌は塗料業界の発展の功労者として、1965年4月に藍綬褒章、1973年6月には勲四等
瑞宝章を受章しています。
ロックペイント株式会社の基本理念と経営方針
■ ロックペイント株式会社の基本理念
ロックペイントは高品質の塗料を適正価格で供給する。を基本理念として掲げています。そして、たゆみない技術開発と着実な営業努力を推し進め、常に無借金体質を基本として堅実で安定的な経営を行う。としています。
■ ロックペイント株式会社の経営方針
ロックペイントの基本理念の背景には、機械でできることは機械で、社員は人間本来の能力、創造力を発揮してもらうことがあります。この理念に基づいて、さらに省力化、合理化を進めて徹底的に効率化を追求する方針です。
そしてさらにロックペイントは、人と環境にやさしい塗料づくりを目指すことを方針として、車両用塗料、建築用塗料、工業用塗料、家庭用塗料の4つの事業分野ごとのマーケットニーズに合った製品開発を推し進めていく。としています。
ロックペイント株式会社の環境への取組
ロックペイントは環境に対して厳しい姿勢で取り組んでいます。ロックペイントは、地球環境保護のため、環境に配慮した塗料の開発に積極的に対応してきました。
例えば
・ 空気中への揮発性物質の拡散を防ぎ、シックハウス症候群の心配がない低VOC(揮発性有機化合物)塗料の開発。
・ 高ロックペイントは塗料メーカーですから化学工業に分類されます。従って環境問題には殊の外、厳対候性の水性外装仕上げ用塗料の開発。
・ 有毒重金属を配合しないサビ止めペイントの開発。
などの開発を行い、その製品を販売してきました。
又、ロックペイントはこうした環境に配慮した塗料づくり、と合わせて、塗料本来の目的である物体の保護、美粧性といった性能面での高品質化の追求も行っています。
ロックペイント株式会社の商品のご案内
1、 ロックペイント車両用塗料
自動車補修用塗料はロックペイントの創業時のルーツとも言うべき製品です。さらに自動車産業の発展とともに進化してきた塗料です。
ロックペイントは、より高度な塗膜品質、より使い易い作業性、高効率な生産性を商品づくりのモットーとしています。
近年の社会ニーズは、塗料本来の性能面だけでなく、地球環境に配慮した人に優しい塗料づくりが求められています。いくつかご紹介します。
・ 低VOC化、PRTR届出不要化、改正労働基準法に対応した商品
・ 一液型ベースコート「プロタッチ」:乗用車上塗り塗料
・ 二液型塗料「パナロック」:乗用車上塗り塗料
・ ネオウォーターベース:環境対応型水性ベースコート
・ ハイロック:大型車両用
・ エコロックハイパークリヤー:次世代環境配慮型クリヤー
など他
2、 ロックペイント建築用塗料
近年は環境に配慮した塗料の開発は必須です。そして建築構造物の廃棄物の発生抑制、再利用、再生利用が進んで環境負荷低減も重要です。
ロックペイントは、こうした点を配慮した製品群の開発を進めてきました。
・ シャネツロック弱溶剤型NEW:ヒートアイランド現象、省エネ対策として太陽光中の近赤外線領域を効率よく反射して室内の温度上昇を抑制する高日射反射塗料
・ V.0-Ⅱシリーズ:臭いも極めて少なく、塗料中のVOC(揮発性有機化合物)成分0
・ サビカットシリーズ:鉛、クロム系化合物を原料としないで高い防錆力を持つエポキシ系サビ止メ
など他
3、 ロックペイント工業用塗料
家電製品、鋼製家具、配電盤などにロックペイントの工業用塗料が使用されています。
・ 050ラインエミーラック、065ラインコーロック:発売以来40年以上に亘るロングセラー商品で主にお工場の塗装ラインに使用されています。
・ タフロックシリーズ ジンクリッチパウダー:VOC成分を含まない粉体塗料。耐久性、高防食性、ライフサイクルコストに優位性があります。
・ タフロック7000番級:低温硬化性で焼き付け時にヤニの発生がないポリエステル系粉体塗料。
・ アドロック、ロックボンドJ:各種包装用ラミネートフィルム、太陽電池用、バックシート接着剤、ヒートシール用接着剤用。
など他。
4、 ロックペイント家庭用塗料
ロックペイントの塗料は、家庭で使い易い、安全性の高い製品、高品質、適正価格の塗料です。
・ スプレー塗料エアーロック:廃棄時の安全性に配慮したガス抜きキャップを装備。室内、浴室カベ用、スーパー室内カベ用は、室内中のホルムアルデヒドなどの有毒成分を吸着、分解する機能があります。
・ 水性多用途型塗料:お馴染みの塗料です。VOC成分0、あらゆる塗装面に対応しています。
など他。
ロックペイント株式会社は常に塗料業界をけん引してきた優良会社です
ロックペイントは、長い伝統で培われてきた商品開発力、独自の優れた技術、高い生産力でこれまで多方面で活躍の場を広げてきました。さらにロックペイントは、国内の高い環境保護ニーズに対しても、積極的に対応し、環境に配慮した塗料を市場に提供し続けてきました。
ロックペイントは、堅実な社風で、安心、安全な製品を生み出しています。
今後も引き続き、こうような優れた技術力により高品質な塗料を作るべく新たな挑戦をしていくことでしょう。