株式会社ＮＦＫホールディングス プラントエンジニアリングや、燃焼機器等の製造を手がける実質ファブレス企業 株式会社ＮＦＫホールディングス 元取締役 城寳 豊　

価値観

【城寳】

２月２０日に代表取締役になった時には何もわからなかったけれども、何日間かしたら面白い会社だと思いました。技術力はあるし、特許は３８０〜４００近くある、私が社長になった時に、「特許が実際に３８０数件あって使用できるのはどれくらいなの」と聞いたら、それでも１８０件くらいは現在使えますという話でした。そういう意味でも技術力のある非常に面白い会社でした。

技術者の集団で喜んでしまっているという、そういう状況でしたね、だからあとは、これをどう売るかという営業面が私の仕事だと、入った時にはそう思いました。

【城寳】

画期的な技術だからといって、それが全部売れるかと言うとそうでもなくて、これにもタイミングがあります。出すのが１年早かった、２年早かったということもあります。何か社会の情勢がそういう状況でなかった、だけど今だったら、その社会状況においては、といったタイミングですね。

例えば現在はこれだけ原油価格が上がっている中で、代替エネルギーという形になるけれども、ではガソリンの安い時に、原油の安い時に「化石燃料よりもこれがいいですよ」と大々的にアピールしても、世の中が成り立っていなかったら「何言ってるの」と排除されます。

そういう意味ではやはりタイミングというか、それが縁という言葉なのか、タイミングなのかわからないけれども、そういうところが絶対あります。だから、今こうやって在るのも人の縁、タイミング、流れであると思っています。