株式会社 ティーケーピー ~赤字からの逆転!「貸会議室ビジネス」急成長の裏側~

Vol.4 急成長を実現させた2つの転機

株式会社 ティーケーピー 代表取締役社長 河野 貴輝 (2017年9月取材)

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―急成長を実現させた2つの転機―

【ナレーター】

その後、業績は順調に伸び続けたが、2008年、リーマン・ショックという大きな試練がその勢いを阻んだ。

【河野】

貸会議室が、本当に一瞬のうちに5億円くらいキャンセルが出まして、1か月に1億円の赤字が出ました。初めての赤字がいきなり1億円の赤字だったのです。株主も株の買い取り請求をしてくるくらいで、これはもう耐えきれないという体験をしました。その時にアメリカのニューヨークに行ったところ、やはり資本市場の厚さを感じて、マーケットも戻るだろうし、勝負は東京以外にもあるということに気付かされたのです。そこで海外を意識するようになりました。

【ナレーター】

苦境を乗り越えた河野は2011年、新たに2つの事業を展開。この2つの事業がティーケーピー急成長の足掛かりとなる。

【河野】

まず1つは、東京以外、海外にもマーケットがあると思っていましたので、ニューヨーク、そしてアジアの市場に参入すると決めたのが震災の後になります。そしてもう1つは、震災があったので、イベントがどんどん自粛し、イベントホールやホテルの宴会場などがあまり稼働しなくなったのです。そこをティーケーピーが企業専用の会場、バンケットホールに変えていくというところに、私は着眼しまして、そこに進出をしていきました。

今まで我々は貸会議室をお貸しして、弁当やケータリングといったサービスは外注していたのですが、その時にホテルの厨房や料理人、音響、映像のサービス、そういうサービスマンも内製化することができましたので、単なる貸会議室ビジネスから、付加価値を付けた料理や弁当、ケータリング、音響、映像、レンタルといった事業への展開が可能になりました。

ここ数年はさらにそこに宿泊施設を付け加えて、ティーケーピーがトータルで会議をプロデュースする、そういったところに出ていくことになりました。最近ではイベントプロデュースの会社もM&Aさせていただき、とにかく会議、イベントに関わる全てのことをティーケーピーは提供できると、そういったソリューションを持つということに至っております。

社長プロフィール

President's profile
氏名 河野 貴輝
役職 代表取締役社長
生年月日 1972/10/13
出身地 大分県
出身校 慶応義塾大学
座右の銘 新進気鋭
愛読書 伝記(エジソン)

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